06/03(土) 06/04(日) 開講形態:集中/- 講座番号 G2315119 受付終了 着衣の能力/着衣の理由 着衣について考える ~人はどうして衣服を着るのか 遠隔(WEB) 文化伝統・歴史 [総合]学芸基礎講義1~10 関連キーワード ネットで学ぶ 基本開講地・会場 ※ 遠隔(WEB) 開講日 2023/06/03(土) 、2023/06/04(日) ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 講義 受講料 15,000円 (講座料:15,000円、 諸費用:0円) 定員 50名 申込締切日 2023/05/24(水) 13:00 人混みでも全く同じ格好の人を見ない不思議 お気に入り カートに入れる 到達目標と講座概要 普段当たり前のように見過ごしている人間の着衣という行為について、新たな視点で捉え直せるようになる 着衣とはまぎれもなく、他の動物種にはないホモ・サピエンス固有の能力です。この講座では、その人間固有の着衣の能力について、その起源までさかのぼって推察し、着衣が人類進化にもたらした可能性を探っていきます。そして、これから先の世界で、人間の着衣がどのように変化していくかについても考察を深めていきます。哲学者の鷲田清一先生に『ひとはなぜ服を着るのか』という著書があります。この春季のシリーズでは、古今東西の様々な着衣の事例を見ながら、人間の着衣の能力とその理由についてみましょう。 スケジュール 06/03(土) 11:00~17:40 11:00-12:20 古今東西の人間の暮らしを見渡しても、まったく着衣していない人はいません。第1回目の講義では、イントロダクションとして、「人はどうして衣服を着るのか」という問いを、まずは考察の俎上に載せてみましょう。 13:20-14:40 この講座では、オシャレや流行という意味でのファッションだけでなく、人間にとってより根源的な役割を果たしている「着衣」に焦点をあてて視野を広げていきます。着衣は私たちに人間にとって、どのような存在なのか考えてみます。 14:50-16:10 ファッションという言葉は、人によって表すものが異なります。この講座においては、衣服の製造と販売を効率化したシステムとして、ファッションをとらえます。そのファッション・システムが、いつ頃どのように発生し、広がっていったのかをお話しします。 16:20-17:40 1日目の授業の振り返りと考察をおこないます。また、質問やご意見をいただきながら、聴講者の方々とチャットにてディスカッションします [担当講師: 百々 徹 ] 06/04(日) 11:00~17:00 11:00-12:20 『人は見かけが9割』という本がありますが、人の見かけが重要視されるようになったのは、19世紀のこと。パリやロンドンといった都市の人口が増えていくにつれて、人の見かけが持つ役割が変わりました。その時代を振り返り、その見かけの役割の変化について、考えてみます。 13:20-14:40 集団をまとめる機能を持つ服を「制服」とするならば、すべての衣服は制服であると言えるかもしれません。この授業では、一つにするためのユニフォーム(uni-form)と分け隔てるためのダイフォーム(di-form)という観点から、着衣の本質的な役割について考えてみます。 14:50-16:10 裸身に巧妙に模様が描き込まれたマンベツ王国のムツバニ女王と、豪華な宮廷衣装に身を包んでいるマリー・アントワネット。これらは全く異なるものでしょうか?彼女らの着衣を比較して、着衣の意味とその拡大について考えてみます。 16:20-17:00 2日目の授業の振り返りと考察をおこないます。また、質問やご意見をいただきながら、聴講者の方々とチャットにてディスカッションします。「着衣の能力/着衣の理由」の全体の振り返りとまとめをおこないます。 [担当講師: 百々 徹 ] 持参物 筆記用具 備考 【開講時間】1日目 11:00~ 17:40、2日目 11:00~17:00 ○オンライン会議アプリ「Zoom(ズーム)」を利用します。受講にあたっては、Zoom の基本的な操作ができることが必要です。 ○Zoom接続情報・配付資料・課題内容・成績評価方法等を通信教育課程の学習用サイト「airUマイページ」に掲載します。課題(事後レポート等)もairUマイページ(https://air-u.kyoto-art.ac.jp/)からの提出となります。具体的な受講方法は、受講票の「関連資料(Zoom遠隔)」をご参照ください。 ○Zoom接続情報は各日程ごとに開始30分前よりairU上で「出席ボタン」を公開します。 ○配付資料がある場合は、開講初日の3日前を目途にairUマイページに掲載します。 ○質問はチャット機能を使って送るようにしてください。講義中に適宜お答えします。 担当講師 百々 徹 (大阪成蹊短期大学生活デザイン学科教授) 大阪大学大学院人間科学部博士課程前期修了。修士。1993年から21年間、神戸ファッション美術館に学芸員として勤務。『アンティークレースの世界』、『日本の男服』展などの展覧会企画のほか、同館で実施されていた学校団体向け服飾講座のメインレクチャラーも務める。2014年から旧・京都造形芸術大学空間演出デザイン学科准教授として勤務ののち、2018年から現職。専門は、服飾文化史のほか、最近ではホモ・サピエンスの着衣の起源についても考察を進めている。 お気に入り カートに入れる あなたへのおすすめ講座 人物木炭デッサン(ヌード) 対象を捉える力を身につける 裸婦を描くことは物を見て描くことの基本であるばかりでなく、形の美しさを知り、人体の構造を読み取るという... 芸大生のためのマーケティング発想法 社会で役立つ論理思考力とマーケティング基礎力を身につける 私たちは生活をしていく上で様々なことを考え決断しています。しかし考えがま... 誰もが描けるようになる!『背景』講座~正面・斜め構図の建物 (屋内と屋外)編... 「正面から見た構図」と「斜めから見た構図」で建物が描けるようになる。 今回は風景や背景作画の基本となる 「正面から見た構図」(一点... 初めての挑戦!AdobePremiere Proで動画を作ろう Premiere Pro入門としての「動画編集」の基本操作・編集方法について学び、<カット・テロップ入れ・BGM>の基本操作が出来るよう... 関連講座 令和の東京に見る江戸の名残 -江戸の信心と神社仏閣-【アーカイブ配信】 寄席演芸入門 鍵善良房とつくる京の和菓子-京都職人WORKSHOP 2025春-
基本開講地・会場 ※ 開講日 ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 到達目標と講座概要 備考 スケジュール