04/08(土) 04/09(日) 開講形態:集中/- 講座番号 G2315238 受付終了 本人の見えないモノに対する畏怖の念と偶像崇拝が生み出したマンガ文化の考察 日本文化から生まれたマンガ史 遠隔(WEB) 文化伝統・歴史 [専門]学芸専門講義1~10 関連キーワード ネットで学ぶ 基本開講地・会場 ※ 遠隔(WEB) 開講日 2023/04/08(土) 、2023/04/09(日) ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 講義 受講料 15,000円 (講座料:15,000円、 諸費用:0円) 定員 50名 申込締切日 2023/03/29(水) 13:00 鳥獣戯画とトキワ荘 お気に入り カートに入れる 到達目標と講座概要 マンガのストーリー性と表現技法の歴史をメディアの進化と共に学ぶ グローバル化した日本のマンガの原点は日本文化の本質と同期しながら、多くの作品を生み出してきた。海外の漫画ファンはマンガの中に描かれている日本文化に興味関心を持っている。日本文化の本質を捉えたマンガがどのような経緯で生み出されてきたかを物語性・描画手法・メディアの観点から日本の歴史の中での転換点を考察し、クールジャパンの原動力となっているマンガの歴史について事例を交えながら考察し、日本に根付いたマンガについて講義を行う。 スケジュール 04/08(土) 11:00~17:40 11:00-12:20 有史以前の縄文時代の造形美と偶像崇拝は日本文化の源流であると捉え、日本独特の造形美と土偶などの偶像崇拝を中心に現代マンガに描かれる事例を踏まえてマンガの抽象性を考察する 13:20-14:40 魏志倭人伝に記される国づくりと日本の神話に登場する神々が現代マンガに広く応用され、その創作はアニメやゲームにも影響を与えているポイントを中心にキャラクター作りの考察を行 14:50-16:10 日本文化の物語性と見立ての美学について、伝統芸能などを事例として、講義を進める。マンガ表現の基礎となる物語の構成や見立ての仕方について、歴史的な背景を中心に考察を行う。 16:20-17:40 古事記・日本書紀に見る神話の世界は、マンガの世界に大きな影響を与えている。各地に伝わる伝承や言い伝えを集約し、物語として成立させた背景について、事例を交えて考察する。 [担当講師: 荻野 健一 ] 04/09(日) 11:00~17:00 11:00-12:20 日本に伝来した仏教画から描写技法を学び、大和絵から浮世絵まで多くの絵師が生まれた背景を中国の伝統的な描写技法や仏教画の世界観を通じたマンガの精神性を学んでいく。 13:20-14:40 中国から伝わった鉄線描から平安時代・鎌倉時代へと表現が多様化し、マンガアニメの原点と言われる鳥獣戯画へと継承されるマンガ的な表現について考察を行う。 14:50-16:10 鳥獣戯画に影響された手塚治虫先生のマンガアニメの考え方などを事例として、日本のマンガアニメの原点が時代と共にどのように表現として継承されていったのか、事例を交え考察していく。 16:20-17:00 縄文時代から続く抽象化され擬人化されたキャラクターの生まれた背景と、物語と連動した表現手法の歴史的な転換点、新しいメディアの登場による表現の多様化についての考察を行う。 [担当講師: 荻野 健一 、福岡 俊弘 ] 持参物 筆記用具 備考 【開講時間】1日目 11:00~17:40、2日目 11:00~17:00 ○オンライン会議アプリ「Zoom(ズーム)」を利用します。受講にあたっては、Zoom の基本的な操作ができることが必要です。 ○Zoom接続情報・配付資料・課題内容・成績評価方法等を通信教育課程の学習用サイト「airUマイページ」に掲載します。課題(事後レポート等)もairUマイページ(https://air-u.kyoto-art.ac.jp/)からの提出となります。具体的な受講方法は、受講票の関連資料「(Zoom遠隔) 」をご確認下さい。 ○Zoom接続情報は各日程ごとに当日開始30分前よりairU上で公開します。 ○配付資料がある場合は、開講初日の3日前を目途にairUマイページに掲載します。 ○質問はチャット機能を使って送るようにしてください。講義中に適宜お答えします。 担当講師 荻野 健一 (京都芸術大学教授) 広告代理店でプランニング、シンクタンクで次世代ネットワーク研究開発を担当。漫画雑誌創刊時に、著作権管理や漫画賞などを担当。日テレグループでプロデューサー業務。大学院では次世代メディアとモバイルを活用したコミュニケーション研究活動。地域資源発掘とコンテンツ展開を目的とした「聖地創生プロジェクト」を運営、自治体などと連動したインバウンド施策を実践し、豊島区のトキワ荘協議会と「トキワ荘大学」運営など各地で日本文化の国内外への発信を実施している。 担当講師 福岡 俊弘 (編集者、デジタルハリウッド大学大学院 特命教授) 1997年より15年間、「週刊アスキー」編集長、総編集長を務める。初音ミクの歌う「千本桜」をノベライズした『小節・千本桜』のプロデュースも行なった。2013年に物語をモチーフにした初音ミクのコンサート「夏祭初音鑑」を演出。2020年、初音ミクと文楽人形が競演する舞台「恋娘紬迷宮」(こいむすめ つむぎのラビリンス)を作・演出。2021年、旧閑谷学校の野外で実施した光と音のステージ「幻想万華鏡」をプロデュース。2021年から2022年にかけては、「千本桜10周年祭」と題して、京都のほか各地で「千本桜の世界展」の制作・演出を行なった。 お気に入り カートに入れる あなたへのおすすめ講座 誰もが描けるようになる!『背景』講座~正面・斜め構図の建物 (屋内と屋外)編... 「正面から見た構図」と「斜めから見た構図」で建物が描けるようになる。 今回は風景や背景作画の基本となる 「正面から見た構図」(一点... 芸大生のためのマーケティング発想法 社会で役立つ論理思考力とマーケティング基礎力を身につける 私たちは生活をしていく上で様々なことを考え決断しています。しかし考えがま... 初めての挑戦!AdobePremiere Proで動画を作ろう Premiere Pro入門としての「動画編集」の基本操作・編集方法について学び、<カット・テロップ入れ・BGM>の基本操作が出来るよう... Illustrator・Photoshop入門講座 「デジタル環境でのデザインワークを実践するための基本的知識とスキル」を身につける デジタル環境でのデザインワークを実践するために、... 関連講座 令和の東京に見る江戸の名残 -江戸の信心と神社仏閣-【アーカイブ配信】 鍵善良房とつくる京の和菓子-京都職人WORKSHOP 2025春- 寄席演芸入門
基本開講地・会場 ※ 開講日 ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 到達目標と講座概要 備考 スケジュール