07/29(土) 07/30(日) 開講形態:集中/- 講座番号 G2325227 受付終了 平安女子が物語を創出、新たな英雄を産み出した御伽草子への表現手法変容の考察 平安貴族文化から大衆化されたマンガ史【ライブ配信】 遠隔(WEB) 文化伝統・歴史 [専門]学芸専門講義1~10 関連キーワード ネットで学ぶ 基本開講地・会場 ※ 遠隔(WEB) 開講日 2023/07/29(土) 、2023/07/30(日) ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 講義 受講料 15,000円 (講座料:15,000円、 諸費用:0円) 定員 50名 申込締切日 2023/07/19(水) 13:00 紫式部と源頼光 お気に入り カートに入れる 到達目標と講座概要 マンガのストーリー性と表現手法の歴史を伝統芸能の進化と共に学ぶ 仏教が伝来し、漢字からかな文字が生み出された頃から女性文学が生まれ、様々な物語や日記が登場してきた。小説や随筆の原点として平安女子目線から日本独自の女性文学が時代を経て進化したかを事例を交えながら考察する。歴史的に繰り返してきたn次創作という物語の拡張性が現代マンガにどのように影響を与えたかを「見立て」などの表現手法の分析を通じた講義を行う。 スケジュール 07/29(土) 11:00~17:40 11:00-12:20 貴族文化の中で生まれた日本独自のカナ文字文学による物語や日記が読み物としてどのように成熟していったのか現代マンガに描かれる事例を踏まえてマンガの抽象性を考察する 13:20-14:40 紫式部によって書き綴られた貴族文化による物語構成がのちの文学に与えた影響とその世界観による二次創作であるマンガ作品が現代において時空を超えた共有と共感を与えたことを様々な角度から考察を行う 14:50-16:10 日本文化における見立ての物語構造を、伝統芸能などを事例として、講義を進める。日本独自のマンガ表現の基礎となる物語の構成や見立ての仕方について、歴史的な背景を中心に考察を行う。【福岡俊弘】 16:20-17:40 古来から伝承された物語は、n次創作されマンガの世界に大きな影響を与えている。日本各地に伝わる目に見えない畏怖の念が可視化され、新たな物語として追求することで、貴族から一般庶民への文化の大衆化について事例を交えて考察する。【福岡俊弘】 [担当講師: 荻野 健一 、福岡 俊弘 ] 07/30(日) 11:00~17:00 11:00-12:20 自然現象を目に見えない物の怪の仕業とした創作コンテンツが平安時代の物語世界観を大きく前進させ、目に見えない畏怖の念が現代マンガのストーリー性の起点となっていることを考察する。 13:20-14:40 中国の古典的な地理書である山海経から発生した多くの架空の動物などの伝承と日本独特の創造性が描画方法に与えた影響や妖怪や物の怪の特異な表現について現代マンガの視点から考察を行う。 14:50-16:10 武家文化の登場による大衆化された物語、日本文化伝承の本質が時代と共に変容した背景を捉え、大衆に受け入れられる表現として歌舞伎や文楽に継承されていった事例を交え、マンガの表現手法の確立について考察していく。 16:20-17:00 平安後期から鎌倉初期にかけて合戦絵巻や日記などの登場による物語の継承と表現手法の多様化、遣唐使廃止による日本文化の独自性の醸成について現代漫画に与えた影響の考察を行う。 [担当講師: 荻野 健一 ] 持参物 ○筆記用具 備考 【開講時間】1日目 11:00~17:40、2日目 11:00~17:00 ○オンライン会議アプリ「Zoom(ズーム)」を利用します。受講にあたっては、Zoom の基本的な操作ができることが必要です。 ○Zoom接続情報・配付資料・課題内容・成績評価方法等を通信教育課程の学習用サイト「airUマイページ」に掲載します。課題(事後レポート等)もairUマイページ(https://air-u.kyoto-art.ac.jp/)からの提出となります。具体的な受講方法は、受講票の「関連資料(Zoom遠隔)」をご参照ください。 ○Zoom接続情報は各日程ごとに当日開始30分前よりairU上で「出席ボタン」を公開します。「出席」ボタンをクリックするとボタン下部に青字でZoomURLが表示されますので、ZoomURLをクリックし、本講座のZoomに入室してください。 ○質問はチャット機能を使って送るようにしてください。講義中に適宜お答えします。 ○本講座の録画によるアーカイブ配信講座を2023年度秋季(10月)に開講予定です。 ※「関連資料(Zoom遠隔)」p.1で、出欠・受講状況確認のため、カメラは原則「ON」で受講いただくようご案内していますが、上記のとおり、後日アーカイブ配信として開講する関係で、本講座ではカメラは「OFF」としてください。 ○配付資料がある場合は、開講初日3日前を目途にairUマイページに掲載します。 [Webサイトの本講座詳細ページ] [URL]https://air-u.kyoto-art.ac.jp/gakusha/learning/G2325227 【「受講票アップロード通知メール」一斉送信日時 】7/12(水)09:08 上記、通知メールの一斉送信日時以降に申し込まれた方には、メールは送信されません。以下の手順で[受講票](pdf)をご確認ください。 ◎藝術学舎Webサイトにログイン>申込状況一覧>受講許可(開講前~開講中) 担当講師 荻野 健一 (京都芸術大学教授) 広告代理店でプランニング、シンクタンクで次世代ネットワーク研究開発を担当。漫画雑誌創刊時に、著作権管理や漫画賞などを担当。日テレグループでプロデューサー業務。大学院では次世代メディアとモバイルを活用したコミュニケーション研究活動。地域資源発掘とコンテンツ展開を目的とした「聖地創生プロジェクト」を運営、自治体などと連動したインバウンド施策を実践し、豊島区のトキワ荘協議会と「トキワ荘大学」運営など各地で日本文化の国内外への発信を実施している。 担当講師 福岡 俊弘 (編集者、デジタルハリウッド大学大学院 特命教授) 1997年より15年間、「週刊アスキー」編集長、総編集長を務める。初音ミクの歌う「千本桜」をノベライズした『小節・千本桜』のプロデュースも行なった。2013年に物語をモチーフにした初音ミクのコンサート「夏祭初音鑑」を演出。2020年、初音ミクと文楽人形が競演する舞台「恋娘紬迷宮」(こいむすめ つむぎのラビリンス)を作・演出。2021年、旧閑谷学校の野外で実施した光と音のステージ「幻想万華鏡」をプロデュース。2021年から2022年にかけては、「千本桜10周年祭」と題して、京都のほか各地で「千本桜の世界展」の制作・演出を行なった。 お気に入り カートに入れる あなたへのおすすめ講座 日本画の基礎 -はじめての着彩- 「日本画制作の過程を通し、日本画材の基本的な扱い方」を身につける 各自で予め作成頂いた写生または原画を基に、日本画に取り組む講座で... 守った方がイイ!芸大生の著作権入門 著作権は芸術表現はもちろん、日常生活やSNS活動にも必ず関わる重要な知的財産です。創作者(クリエイター)と利用者(ユーザー)では立場や責... 伏見の歴史と酒造り 地域の歴史とものづくりを学ぶ 京都市南部の伏見は、その地勢から中世までは巨椋池に接する景勝の地として知られ、桃山時代には秀吉などの... 対話型鑑賞を体験する 他者とコミュニケーションを通じて美術作品を読み解く対話型鑑賞を体験する 近年、日本国内では、地域芸術祭やアートイベントやSNSで、... 関連講座 令和の東京に見る江戸の名残 ー江戸の水辺の物語ー 【アーカイブ配信】 近代日本画の歴史的展開の究明 大名庭園の成立ちー水系から読解く庭園景観 本講座では、文化財としての日本庭園(文化財庭園)について基本的な知識を身につけます。そして、東京の文化財庭園の代表である大名庭園について... 戦後復興期から始まる近代マンガ史
基本開講地・会場 ※ 開講日 ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 到達目標と講座概要 備考 スケジュール