10/25(水) 12/20(水) 開講形態:隔週 講座番号 G2332202 受付終了 花をいける人の思考回路、教えます。 華道家の一輪挿し教室 京都 文化伝統・歴史 [専門]学芸専門講義1~10 関連キーワード 基本開講地・会場 ※ 京都瓜生山キャンパス 開講日 2023/10/25(水) 、2023/11/01(水) 、2023/11/22(水) 、2023/12/06(水) 、2023/12/20(水) ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 講義 受講料 20,500円 (講座料:18,000円、 諸費用:2,500円) 定員 40名 申込締切日 2023/10/16(月) 13:00 お気に入り カートに入れる 到達目標と講座概要 花をいけるために、本当に必要な知識を手に入れる 一輪挿しに必要なのは、技術でもセンスでも、いけばな教室に通うことでもありません。 どの場面でどの花を選ぶか、どうやって長持ちさせるかなどの、知識や思考の方法(=コツ)です。 花店を経営しながら、飲食店などに花をいけにいく“いけこみ”を主な仕事としている講師が、実際に花をいけるときに使っている知識と、それを支えるいけ花の美意識や、現代日本の切り花を取り巻く環境を、講義を中心にデモンストレーションを交えお伝えします。 スケジュール 10/25(水) 14:00~16:00 第1回:「花をいける」とはどういう意味か いけばな教室やフラワーアレンジメント教室はたくさんあるのに、どうしてそこでは「ちょっとした一輪挿し」のメソッドを教えてもらえないのでしょうか? 第1回では、そもそも「花をいける」とはどういうことなのかを理解するために、簡単にいけばなの歴史を振り返ります。なぜ現代日本ではそれが難しいのか。「センスがない」とあきらめる前に、今まで誰も教えてくれなかった、テクニックではない、花をいけるために本当に必要なことを学びましょう。 デモンストレーション:一輪挿しの基本 [担当講師: 西村 良子 ] 11/01(水) 14:00~16:00 第2回:切り花を長持ちさせる方法 栄養剤は本当にどの花にも必要?暑い時期はたくさん水を入れる?温度、湿度、光、水、栄養。花ごとの性質×いける場所の環境を知ることで、花の“もち”は格段に上がります。大切なのは、その花ごとの苦手な環境を取り除き、必要なものを与えること。 「長持ちする花」があるのではありません。いける場所の環境に合った花を選び、適切なケアをすることで、一輪の寿命を全うさせてあげること。それが、切り花を長く楽しむということです。 デモンストレーション:花瓶の洗い方、茎の切り方、水の量、その他 [担当講師: 西村 良子 ] 11/22(水) 14:00~16:00 第3回:いけばなとフラワーアレンジメントの違い 現代日本には、いけばなとフラワーアレンジメントという、2つの大きな、まったく違うコンセプトを持った、切り花の文化が共存しています。そして、どちらの手法を用いるとしても、避けて通れない「花店」の存在。しかし多くの花店従事者(=フローリスト)に、フラワーアレンジメントの知識はあってもいけばなの知識はない(必要ない)ことがほとんどです。いけばなは、日本を代表する切り花文化なのに、なぜ? 日本における花店の成り立ちを正しく理解し、現代日本の切り花文化のネジレに切り込みます。そしてどんな花店に行っても「ふさわしい一輪」を、自ら選ぶ方法を学びます。 デモンストレーション:スーパーマーケットで買った花をいける [担当講師: 西村 良子 ] 12/06(水) 14:00~16:00 第4回:季節「感」とは何か 花と切り離すことができない、季節。季節感を表現することは、花をいけることの最も大切な目的の一つです。 しかし生産と流通のめざましい発展により、多くの花が本来の季節と関係なく簡単に手に入るようになりました。さらに海外からも、日本の風土と無縁の新しい植物の輸入が年々増えています。そして何より気候そのものが、いけばなが生まれた時代とは大きく変わっているのも事実。エアコンや断熱材の効いた家で、暮らしからも「季節」が薄れつつある現代日本で、私たちが表現するべき「季節」とは何なのでしょうか。 第4回では、なぜ日本文化がこれほどまでに季節を大切にするのかを知るために、日本の季節の歴史について学びます。 デモンストレーション:季節感の演出 [担当講師: 西村 良子 ] 12/20(水) 14:00~16:00 第5回:器の選び方 ここまでの講義で花の選び方・いけ方はじゅうぶんに理解しても、器となると、一気に敷居が高く、難しく感じる方が多いのではないでしょうか。○○焼、○○焼と覚えるだけではない、花をいける人が、器を選ぶときに本当に使っている知識とは何なのでしょう。最後に日本文化の本質ともいうべき「格」について学び、受講生の皆様が、どんな場面でも自信をもって花をいけられるようになっていただきたいと思います。 デモンストレーション:器の選び方 [担当講師: 西村 良子 ] 持参物 ○毎回、講座の内容に応じたお花を一輪(40㎝程度)持ち帰っていただきます。必要な方は袋をご持参ください。 備考 【開講時間】14:00~16:00 ○「一輪挿し教室」ですが、講義中心の座学となります。 ○諸費用は、毎回お持ち帰りいただく花材費等となります。 ○参考文献:『四季の花図鑑 飾って楽しむ、贈って喜ばれる』(TJMOOK/ 宝島社/税込 693 円) ※購入および講座への持参は必須ではありません。 [Webサイトの本講座詳細ページ] [URL]https://air-u.kyoto-art.ac.jp/gakusha/learning/G2332202 【「受講票アップロード通知メール」一斉送信日時 】10/10(火)10:35 上記、通知メールの一斉送信日時以降に申し込まれた方には、メールは送信されません。以下の手順で[受講票](pdf)をご確認ください。 ◎藝術学舎Webサイトにログイン>申込状況一覧>受講許可(開講前~開講中) 担当講師 西村 良子 (いけばな嵯峨御流正教授) 嵯峨御流垣花悦甫先生に師事しながら、京都市内の大手花店で勤務。平成27年に京都木屋町通にて西村花店を開店、独立。京都の中心地、木屋町・先斗町のまちづくり活動に参画。先斗町まちづくり協議会事務局次長。京都市建設局都市緑化委員会委員(平成27・28年度)、京都市名勝円山公園再整備検討会委員(平成30~令和2年度)。都市空間としての京都やいけ花の公共性について研究。アムステルダム国立美術館前運河にてフラワーエキシビション(Artist in residence “Deshima AIR”)。学芸出版社まち座にて連載「京都の現代歳時記考」。 お気に入り カートに入れる あなたへのおすすめ講座 Illustrator・Photoshop入門講座 「デジタル環境でのデザインワークを実践するための基本的知識とスキル」を身につける デジタル環境でのデザインワークを実践するために、... 芸大生のためのマーケティング発想法 社会で役立つ論理思考力とマーケティング基礎力を身につける 私たちは生活をしていく上で様々なことを考え決断しています。しかし考えがま... 日本画研究講座オンライン 「表現力」を身につける 本講座は、現在、制作に取り組んでいる作品をより良くするために必要なことを学ぶ講座です。一人一人が自己修練や... 初めての挑戦!AdobePremiere Proで動画を作ろう Premiere Pro入門としての「動画編集」の基本操作・編集方法について学び、<カット・テロップ入れ・BGM>の基本操作が出来るよう... 関連講座 鍵善良房とつくる京の和菓子-京都職人WORKSHOP 2025春- 寄席演芸入門 令和の東京に見る江戸の名残 -江戸の信心と神社仏閣-【アーカイブ配信】 日本画の基礎 -はじめての写生- 「写生の大切さと面白さ」に気づき、基本的な観察力を身につける 花は、野辺に咲く花、庭先の花、卓上の花、蕾が膨らみ咲き誇り枯れてゆく...
基本開講地・会場 ※ 開講日 ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 到達目標と講座概要 備考 スケジュール