到達目標と講座概要
日本文化の深層(真相)を知る
本学は「京都文藝復興」「藝術立国」の理念のもと、東洋の思想を基盤とした藝術教育を行っています。
芳賀徹名誉学長が提唱された本学の「京都学」はいくつもの切り口(講座)を持ちながら今世紀初頭から継承してきています。2018年からの本講座は京都市、京都新聞社、本学の公産学連携講座として社会に開かれたものにもなっています。
この学びの中で、学問と宗教、芸術と文化の都である京都を深く掘り下げてみると、日本の文化の成り立ちや、そこで育んできた人々の生活がいかなる価値観を生みだし、今日もなお大切に継承されてきているのがよく解ります。平安京がこの地にできてからの悠久の時間は、この風土の中でしか成し得なかった「もの」や「こと」を先人たちの力で見事に昇華させてきました。
今年度も各界で活躍されている人をゲストに招き、それぞれの切り口から「京都とは何か」「日本文化の重要性はどこにあるのか」「日本文化が世界に果たす役割とは」「我々が受け継ぐ大切なものは何か」等々、次の時代の在り方の答えをこの講座からそれぞれが見出し、今ある自分に活かせることを目的に開かれるものです。
◎藝術学舎での講座開講にあたって
本講座は、2023年4月から7月に京都芸術劇場「春秋座」(瓜生山キャンパス内)で開催された京都芸術大学開講「京都学」を収録・編集した映像を視聴して学ぶオンライン講座となります。全15章の動画を視聴後、レポートを提出し、全体講評を視聴することで単位認定可能となります。講師の方々はそれぞれ共催者から推挙された人の中から討議・検討・決定しています。今年百歳になられた千玄室 裏千家大宗匠は本講座の象徴的存在として毎年お願いしてきました。モデレーターを本学教授の大野木啓人が務め、今まで59名の方々にご登壇願い、その内容は京都新聞出版センターから年ごとに「京都で育まれてきた日本の伝統と文化」①〜④として出版されています。今回の2023年度受講者には昨年度の④を配付します。
◎「WS科目」について
講座は、京都芸術大学通信教育部「学部共通専門教育科目」のWS科目(2単位)として開講します。WS科目は、動画教材を中心に進める科目です。科目は全15章で構成されており、1章あたり80分相当の講義動画を視聴します。各章ごとに設けられた章末テストに解答し、全問正解すると次章に進むことができます。15章の視聴完了後、事後レポート課題(800字程度)を提出し、提出されたレポートに対する講師からの「全体講評動画」を視聴することで授業が終了します。
すべての動画(全体講評動画を含む)の視聴と、事後レポート課題の合格(60点以上)によって2単位が認定されます。受講の流れは「スケジュール」欄をご参照ください。
◎単位連携科目名について
上記のとおり、本講座「京都学」の単位はWS科目(2単位)として連携(認定)されますが、単位連携科目名は、受講回数に応じて下記のとおり決まります。
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(1)2022年度(秋季または冬季)に本講座の単位を修得した方が、2023年度秋季に再度受講する場合
⇒2022年度の単位連携科目名は[京都学1](2単位)となり、2023年度の修得単位は[京都学2](2単位)として認定されます。
(2)2023年度秋季、初めて本講座を受講する場合
⇒[京都学1](2単位)として認定されます。
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※以上のとおり、昨年本講座の単位を修得済の方も、単位連携の対象となります。
※Webページの〔単位連携〕欄の科目名が[京都学]となっていますが、2023秋季講座の成績評価公開時に[京都学1][京都学2]と更新されます。
※通信教育部芸術教養学科の場合、[京都学1][京都学2]は「専門教育科目として修得すべき単位数」である60単位以上(うちWS科目30単位以上)に含みます。