12/14(土) 12/15(日) 開講形態:集中/- 講座番号 G2435206 受付終了 日本映画の聴きかた 遠隔(WEB) 文化伝統・歴史 ⾳楽 [専門]学芸専門講義1~10 関連キーワード 基本開講地・会場 ※ 遠隔(WEB) 開講日 2024/12/14(土) 、2024/12/15(日) ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 講義 受講料 15,000円 (講座料:15,000円、 諸費用:0円) 定員 50名 申込締切日 2024/12/04(水) 13:00 『マダムと女房』(五所平之助、1931年)より お気に入り カートに入れる 到達目標と講座概要 初期~古典期における日本映画の音楽を知る 映画が「サイレント」であったことはない、としばしば語られます。サイレント映画時代にも映画館内での生演奏のかたちで音楽伴奏は付されていたし、特に日本(厳密には日本だけではありませんが)では説明者=活動弁士による話芸が、映画上映における中核的な役割を担っていたからです。そしてもちろん、映画体験における聴覚的側面の重要性は、トーキーというメディアの誕生によって強められていくことになります。本講座では、そのようなサイレント~トーキー移行期の日本映画を中心に、視覚メディアの聴覚性について考察します。 スケジュール 12/14(土) 13:20~17:40 1日目は、サイレント期の日本映画における音/音楽に注目します。ここでは、伴奏音楽や活動弁士の存在はもちろんのこと、サイレント映画とレコードの関係といった文化史的な側面も無視することはできません。そのうえで、サイレント映画の画面がどのような「聴覚性」を孕むかという、美学的な考察にも踏み込んでみたいと思います。 第1回13:20~14:40 サイレント映画の聴覚体験 第2回14:50~16:10 音楽、レコード、タイアップ 第3回16:20~17:40 サイレント映画における「音表現」の美学 [担当講師: 長門 洋平 ] 12/15(日) 09:30~17:00 2日目は、日本におけるトーキー初期のありようを概観します。1930年代初頭に本格化した日本映画のトーキー化は、単に「作品内から音が出てくる」映画装置の普及を意味するのみならず、映画作品/映画体験の質を変容させるものでした。その内実を、溝口健二、五所平之助、小津安二郎といった注目すべき監督たちの仕事に探りつつ、現代にまでいたるトーキー(サウンド映画)の意義と可能性を考察していきます。 第4回9:30~10:50 トーキーの誕生 第5回11:00~12:20 溝口健二、五所平之助、小津安二郎(1) 第6回13:20~14:40 溝口健二、五所平之助、小津安二郎(2) 第7回14:50~16:10 映画の音楽における「日本的」なるもの 第8回16:20~17:00 サウンドトラックの美学 [担当講師: 長門 洋平 ] 持参物 ○筆記用具 備考 【開講時間】1日目 13:20~ 17:40、2日目 9:30~17:00 ○本講座は、通信教育課程の学習用サイトairU(https://air-u.kyoto-art.ac.jp/)とZoom(オンライン会議アプリ)を利用して受講します。Zoomは必ず最新バージョンに更新しておいてください。 ○具体的な受講方法は、受講票の「関連資料(Zoom遠隔)」に掲載しています。開講前日までに必ず確認してください。 ○Zoom接続情報は、開講日毎に当日の開始30分前よりairUで「入室ボタン」を公開します(受講票の関連資料 p.3-4参照)。「入室」ボタンをクリックするとボタン下部に青字でZoomURLが表示されますので、ZoomURLをクリックし、本講座のZoomに入室してください。 〇カメラは「ON」で受講してください。 ○質問は、Zoomのチャット機能を使って送るようにしてください。 ○配付資料がある場合は、開講初日の3日前をめどにairUに掲載します。 [Webサイトの本講座詳細ページ] [URL]https://air-u.kyoto-art.ac.jp/gakusha/learning/G2435206 【「受講票アップロード通知メール」一斉送信日時 】11/27(水)12:28 上記、通知メールの一斉送信日時以降に申し込まれた方には、メールは送信されません。以下の手順で[受講票](pdf)をご確認ください。 ◎藝術学舎Webサイトにログイン>申込状況一覧>受講許可(開講前~開講中) 担当講師 長門 洋平 (東京都立大学人文社会学部准教授) 1981年生まれ。専門は映画研究、聴覚文化論。『映画音響論——溝口健二映画を聴く』(みすず書房、2014年)で、第36回サントリー学芸賞〈芸術・文学部門〉受賞。その他の著書(分担執筆)に、『渋谷実 巨匠にして異端』(水声社、2020年)、『音と耳から考える——歴史・身体・テクノロジー』(アルテスパブリッシング、2021年)、『日活ロマンポルノ——性の美学と政治学』(水声社、2023年)など。 お気に入り カートに入れる あなたへのおすすめ講座 アクリル画・フォトリアリズム入門と展開 「アクリル絵具で写真のように描く技術」を身につける 絵具で写真のように描くにはそれなりの手順が必要となります。本講座では用意した写... デュシャンの宇宙——現代アートの誕生 現代アートが生まれた背景と経緯を知り、アートとは何かについて考える。 マルセル・デュシャンは「現代アートの父」と呼ばれています。け... 仏像解剖学(入門編) 皆さんは仏像がどのように作られているのかご存じでしょうか?何で出来ているの?中はどうなってるの?など、きっとさまざまな疑問があると思い... 京都・みほとけめぐり 「京都の仏教美術について幅広い知識」を身につける 京都の有名な寺院の歴史と仏像について代表作例を中心に解説します。第1回は木津川の... 関連講座 書の表現講座 ~漢字仮名交じりの書~ 「想いを書で伝える表現力」を身につける 墨を含む穂先が書の線や文字を象る。この講座では、一つの作品へと纏める過程を体感し、心に響い... 書の鑑賞を深めるために 書の鑑賞の基礎知識を身につけ、書の鑑賞力を高める 今回は、書のなかでも「拓本」をテーマに、そのたのしみ方をご紹介します。拓本は、石... 日本の「おもてなし」と「しきたり」を味わう(冬) 陰陽五行で解き明かす「日本文化と年中行事」古き良き「日本のしきたり」を知る。 中国より渡来した「陰陽五行思想」は、日本文化と風習を... 伝統芸能を支える技・技・技 日本のさまざまな技が結集して支えている「伝統芸能の今」を実感する。 伝統芸能というと日常生活との間に距離があるように感じるかもしれ...
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