03/01(土) 03/02(日) 開講形態:集中/- 講座番号 G2445224 受付終了 ベルリオーズ《幻想交響曲》のテクストとパラテクストを読み解く フランス・ロマン主義と音楽 遠隔(WEB) ⾳楽 [総合]学芸基礎講義1~10 関連キーワード ネットで学ぶ 基本開講地・会場 ※ 遠隔(WEB) 開講日 2025/03/01(土) 、2025/03/02(日) ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 講義 受講料 15,000円 (講座料:15,000円、 諸費用:0円) 定員 50名 申込締切日 2025/02/19(水) 13:00 お気に入り カートに入れる 到達目標と講座概要 ベルリオーズが書いたオーケストラの名曲《幻想交響曲》を通して、ロマン主義芸術とフランス文化への理解を深める。 1830年にパリで初演されたエクトール・ベルリオーズ(1803〜69)の《幻想交響曲》は、作曲家自身の苦しい恋の経験を楽器の多彩な響きで描き出した、オーケストラの名曲です。その音響の鮮烈さゆえに、オーケストラを愛聴する人にとっては「定番曲」であり、またその物語を紡ぎ出す技法の先駆性ゆえに、音楽を学ぶ人にとっての「必聴曲」となっている作品です。この講義では、関連する当時の文学作品を楽しみながら、作品の魅力に迫っていきたいと思います。 スケジュール 03/01(土) 11:00~17:40 11:00-12:20 ①19世紀フランスの芸術文化と音楽:19世紀フランスの文化・芸術・音楽の歴史を概観し、ベルリオーズが生きた時代について理解を深めます。 13:20-14:40 ②ベルリオーズの恋とシェイクスピア:ベルリオーズの恋の経験がどのようなものだったのか、伝記的な事実を見ていきます。その激情を引き起こしたシェイクスピア女優について、さらに、19世紀フランスにシェイクスピアが与えた影響についても、学んでいきます。 14:50-16:10 ③「プログラム(標題)」と「憂鬱」:ベルリオーズはオーケストラで恋の物語を表現するにあたり、その物語を言葉で説明した「プログラム(標題)」を用意しました。この物語を、ロマン主義世代が罹患した「世紀病」たる「憂鬱」に着目して、読み解いていきます。 16:20-17:00 ④「プログラム(標題)」と「幻想」:前の時間に続き、「プログラム(標題)」の物語を、フランス・ロマン主義の幻想文学との関連から、読み解いていきます。そこから、この作品が持つ《幻想交響曲》というタイトルについて、理解を深めます。 [担当講師: 塚田 花恵 ] 03/02(日) 11:00~17:00 11:00-12:20 ⑤第1楽章「夢-情熱」:「夢-情熱」と題された第1楽章を取り上げます。主人公の青年が抱える憂鬱、彼の人生に飛び込んできた理想の女性、その出会いによって掻き乱される彼の感情世界が、音楽によってどのように表現されているのかを見ていきます。 13:20-14:40 ⑥第2楽章「舞踏会」、第3楽章「田園の情景」:「舞踏会」と題された第2楽章と、「田園の情景」と題された第3楽章を取り上げます。主人公の青年が、女性への想いに取り憑かれる様子を聴いていきます。 14:50-16:10 ⑦第4楽章「断頭台への行進」、第5楽章「魔女の夜宴の夢」:「断頭台への行進」と題された第4楽章と、「魔女の夜宴の夢」と題された終楽章を取り上げます。報われない恋に絶望した青年が、麻薬のオーバードーズによって奇怪な夢に引き摺り込まれていく様子を、聴いていきます。 16:20-17:00 2日間の講義の内容から、フランス・ロマン主義の芸術の特徴をまとめます。 [担当講師: 塚田 花恵 ] 持参物 ○筆記用具 備考 【開講時間】1日目 11:00~17:40、2日目 11:00~17:00 ○楽譜を読めない方でも受講可能です。 ○本講座は、通信教育課程の学習用サイトairU(https://air-u.kyoto-art.ac.jp/)とZoom(オンライン会議アプリ)を利用して受講します。Zoomは必ず最新バージョンに更新しておいてください。 ○具体的な受講方法は、受講票の「関連資料(Zoom遠隔)」に掲載しています。開講前日までに必ず確認してください。 ○Zoom接続情報は、開講日毎に当日の開始30分前よりairUで「入室ボタン」を公開します(受講票の関連資料 p.3-4参照)。「入室」ボタンをクリックするとボタン下部に青字でZoomURLが表示されますので、ZoomURLをクリックし、本講座のZoomに入室してください。 ○配付資料がある場合は、開講初日の3日前をめどにairUに掲載します。 〇カメラは「ON」で受講してください。 [Webサイトの本講座詳細ページ] [URL]https://air-u.kyoto-art.ac.jp/gakusha/learning/G2445224 【「受講票アップロード通知メール」一斉送信日時 】2/12(水)16:48 上記、通知メールの一斉送信日時以降に申し込まれた方には、メールは送信されません。以下の手順で[受講票](pdf)をご確認ください。 ◎藝術学舎Webサイトにログイン>申込状況一覧>受講許可(開講前~開講中) 担当講師 塚田 花恵 (国立音楽大学准教授) 東京藝術大学大学院音楽研究科博士後期課程修了、博士(音楽学)。専門分野は西洋音楽史。ベルリオーズを中心に19・20世紀フランス音楽文化の研究を行うほか、西洋音楽史教育の研究にも携わっている。論文に「フランスにおけるベルリオーズ受容の150年――没後の蘇演奏から、21世紀音楽の基盤となるまで」、「Berlioz et l’historiographie musicale sous la Troisième République : nationalisme, républicanisme et (anti-) wagnérisme」、翻訳に「エクトール・ベルリオーズ『ユーフォニア、あるいは音楽都市』」など。 お気に入り カートに入れる あなたへのおすすめ講座 ルネサンス美術入門_フィレンツェを中心に 「美術を多角的・多層的に見る力」を身につける 西洋美術の精華であるルネサンス美術はイタリアのフィレンツェで14世紀に胎動し、16世... 2日で学ぶ日本の色絵(古九谷と柿右衛門) 上絵具を使って、絵付けの基本を身につける 日本を代表する色絵である古九谷様式と柿右衛門様式の代表的な図柄を参考にして、様式の違いを... 寄席演芸入門 寄席演芸の特徴とその魅力を理解する 寄席演芸とは寄席で演じられる芸能の総称です。落語や講談、浪曲、漫才、太神楽、奇術、曲独楽、もの... 秘技・ペン画「動物の形態を追求」ハッチングの基本!! ペン画でハッチングの基本を身につける シートンの描く動物画は実に活き活きと軽妙で的確にそれらの形態をとらえています。特にペン画や素...
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