04/10(火) 06/12(火) 開講形態:隔週 講座番号 G1811318 受付終了 人はなぜヌードを描くのか、見たいのか。 芸術の永遠のテーマ『ヌード』を通して美術史を知る 東京 美術・工芸 [専門]学芸専門講義1~10 関連キーワード 基本開講地・会場 ※ 東京外苑キャンパス 開講日 2018/04/10(火) 、2018/05/08(火) 、2018/05/15(火) 、2018/05/29(火) 、2018/06/12(火) ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 講義 受講料 20,000円 (講座料:20,000円、 諸費用:0円) 定員 60名 申込締切日 2018/03/31(土) 13:00 オーギュスト・ロダン《接吻》(部分) Tate: Purchased with assistance from theArt Fund and public contributions 1953,image © Tate, London 2017 お気に入り カートに入れる 到達目標と講座概要 ヌードを通した芸術作品の見方を見につける ヌード。なによりも身近で、深遠で、儚くて、永遠のもの。時代や地域ごとに取り扱いや表現に差異はあるものの、芸術家にとっては正面から挑むべき大きなテーマです。それは美を捉えたいという欲望、愛の形象化の結果だからでしょうか。ヌードの歴史はまた、批判や論争や取締がつきまといます。今回、英国テート美術館の名品来日を機会にして、ヌードを切り口に 西洋美術史を概観すること、さらに活躍中の芸術家の方々に話を聞こうという講座です。 スケジュール 04/10(火) 19:00~21:00 第1回:篠山紀信とNUDE 篠山紀信NUDE 最新作『処女(イノセンス)の館』を中心に すべてのNUDE 作品について語り、すべての質問に対して答えます。 ( 篠山紀信×鈴木芳雄) [担当講師: 鈴木 芳雄 、篠山 紀信 ] 05/08(火) 19:00~21:00 第2回:ザ・ヌード~理想的身体イメージの追求~ 古代ギリシャ以来、西洋美術の重要な主題のひとつを形成してきた〈理想的な身体〉イメージ。紀元前7世紀に遡る歴史をひもとき、近代から現代に至る流れまでを概観します。 ( 藤原えりみ×鈴木芳雄) [担当講師: 鈴木 芳雄 、藤原 えりみ ] 05/15(火) 19:00~21:00 第3回:ヌードあれこれ話 ヌード、あるいは女性像を画題にした自作を中心に話します。たぶん芸術と対立概念になりがちなポルノの話や、第二次性徴期の話、フェミニズムの話なども避けては通れないでしょうね。 (会田誠×鈴木芳雄) [担当講師: 鈴木 芳雄 、会田 誠 ] 05/29(火) 19:00~21:00 第4回:「ヌード」展を通して裸体表現の変遷をみる 横浜美術館で開催される企画展「ヌード 英国テート・コレクションより」について、コンセプトや出品作品について解説します。 (沼田英子×鈴木芳雄) [担当講師: 鈴木 芳雄 、沼田 英子 ] 06/12(火) 19:00~21:00 第5回:日本・近代・恋愛の起源 日本人にとって近代は大きな転換点だった。そのとき我々が切り捨てたものは何か。ヌード表現とセクシュアリティの関係を歴史を振り返りながら再考します。あと、自作についても少し。 ( 鷹野隆大×鈴木芳雄) [担当講師: 鈴木 芳雄 、鷹野 隆大 ] 持参物 筆記用具、手元ライト(プロジェクター投影時に、教室が暗くなる場合があります。必要な方のみお持ちください。) 備考 担当講師 鈴木 芳雄 (フリーランス編集者、明治学院大学非常勤講師) 慶應義塾大学卒業。2010年3月までブルータス副編集長を10年間務める。主な仕事に「奈良美智、村上隆は世界言語だ。」「杉本博司を知っていますか?」「若冲を見たか?」「緊急特集 井上雄彦」「仏像」など。現在はフリー編集者として雑誌、電子書籍、ウェブ、テレビ番組の編集・制作を中心に活動中。2007年からブログ「フクヘン。」で美術展情報や仕事のエピソードなどを発信している。 担当講師 藤原 えりみ (美術ジャーナリスト) 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了(専攻/美学)。女子美術大学・國學院大学非常勤講師。著書『西洋絵画のひみつ』(朝日出版社)。共著に『西洋美術館』『週刊美術館』(小学館)、『現代アート事典』『ヌードの美術史』(美術出版社)。訳書に、C・グルー『都市空間の芸術』(鹿島出版会)、M・ケンプ『レオナルド・ダ・ヴィンチ』(大月書店)、C・フリーランド『でも、これがアートなの?』(ブリュッケ)など。 担当講師 鷹野 隆大 (写真家) 1963年福井市生まれ。1987年早稲田大学政治経済学部卒業。2006年に『IN MY ROOM』(蒼穹舎)で第31回木村伊兵衛写真賞受賞。性の在り方を問い直す作品のほか、日本の都市空間を日々記録し続けている。個展 2000年 「ヨコたわるラフ」ツァイト・フォト・サロン、2006年「男の乗り方」など。海外でも展覧会多数。パブリック・コレクションとし て、東京都写真美術館と国際交流基金に作品が収蔵されている。 担当講師 篠山 紀信 (写真家) 1940年東京都生まれ。写真家。日本大学芸術学部写真学科在学中より頭角を現し、広告制作会社「ライトパブリシティ」で活躍。1961年に日本広告写真家協会展公募部門APA 賞を受賞、1968年からフリーに。三島由紀夫、山口百恵、宮沢りえ、ジョン・レノンとオノヨーコなど、その時代を代表する人物を捉え、流行語にもなった「激写」、複数のカメラを結合し一斉にシャッターを切る「シノラマ」など新しい表現方法と新技術で、時代を切り撮り続けている。2002年より、デジタルカメラで撮影した静止画と映像を組み合わせる「digi+KISHIN」を展開。ウェブサイト「shinoyama.net」でも、映像作品、静止画、DVD 作品など多数発表している。2012年、熊本市現代美術館を皮切りに始まった「篠山紀信展写真力THEPEOPLE by KISHIN」は全国を巡回中、90万人以上を動員している。2016年には、東京・原美術館で「篠山紀信展快楽の館」を開催した。 担当講師 会田 誠 (美術家) 1965年新潟県生まれ。1991年東京藝術大学大学院美術館研究科修了。絵画、写真、立体、パフォーマンス、インスタレーション、小説、漫画など表現領域は国内外多岐に渡る。近年の主な個展に「天才でごめんなさい」(森美術館、東京、2012-13年)、「考えない人」(ブルターニュ公爵城、ナント、フランス、14年)、「世界遺産への道!!~会いにいけるアーティストAMK48歳」(霧島アートの森、鹿児島、14年)など。 担当講師 沼田 英子 (横浜美術館主席学芸員) 1990年より横浜美術館に勤務。担当した主な展覧会に、「世界を編む」(1999)、「ドガ展」(2010)、「蔡國強展」(2015)、「メアリー・カサット展」(2016)、「ファッションとアート 麗しき東西交流」(2017)。主な著書に『小島烏水西洋版画コレクション』(有隣堂、2003)、『かわいいジャポニスム』(東京美術、2017)。 お気に入り カートに入れる あなたへのおすすめ講座 ジェンダーから読む日米韓の女性文学 ジェンダーの視点から文学を読むとはどういうことかを、主に日本の著名な女性作家による作品の読みを通して身につける 1970年代に米国... 『ランドスケープを構想する』を読む 『ランドスケープを構想する』を執筆者と読み、ランドスケープデザインの今後の課題について一緒に考えましょう 「ランドスケープデザイン... 立ち絵が上手くなるキャラクター解剖学:人体構造からキャラを作る 人体の構造を理解しキャラクターを整合性のある造形にする。講座概要:構造的な形を学ことによって人体の成り立ちを理解する。構造的な形状から整... 鎌倉時代の病 歴史資料を読む⼒を⾝につける 平安末期から鎌倉時代にかけては、自然災害や飢饉が多く発生しました。貴族・武士・庶民とそれぞれに影響を... 関連講座 ネオ民藝の旅 民藝と民具/木曽・平沢[見聞篇]【ネオ民藝Ⅰ-2】 風土のなかでの創造性を観察する力を身につける 木曽十一宿の一つ奈良井宿の枝郷の平沢はでは江戸時代から塗りの櫛や曲げわっぱの生産が盛... 洋画研究講座 -構想と展開- 「それぞれの構想に見合った展開力」を身につける 絵画には描くための基本的技術だけでなく、作者の求める絵の魅力を画面に反映していくこ... 静物写生【水墨III-2】 生花の特性を理解し水墨画で写生する方法を学ぶ 生花をモチーフにして表現方法を探究します。まずは単純な造形から複雑な組み合わせまで各... 誰でも自宅でできる! 腰機で織る縞の布 「手と簡単な道具で布をつくる技術」を身につける 経糸に棒や糸の仕掛けを取り付けた、腰機で布を織ります。最も原始的な方法である技術の実...
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