到達目標と講座概要
古今東西の哲学書を読む素地となる土を捏ねる
「万学の母」と呼ばれた哲学、「学問の要」「学問の学問」と敬意をはらわれた哲学、しかし、いま、哲学は生きているのか。哲学(philosophy)とは、ギリシア語で、「愛知」だ。哲学するとは、「知を愛する」ということだ。根本からものごとを考えるということだ。ものが「ある」とはどういうことか。言葉はなにかを明示するのかそれとも隠蔽するのか。悪は存在するのか、存在するとすればなにに由来するのか。そのような、問いをたゆまず問いつづけるのが哲学だ。本講座では、哲学書をいくつか読みながら、いま、あなたが、コロナ禍において、哲学を読むことの意味を考える。同時に、哲学することの面白さを伝えたい。
備考