04/03(土) 04/04(日) 開講形態:集中 講座番号 G2111306 受付終了 西洋建築史要説2:近世・近代 キリスト教ヨーロッパが生んだ建築文化 東京 建築・インテリア [専門]学芸専門講義1~10 関連キーワード 基本開講地・会場 ※ 東京外苑キャンパス 開講日 2021/04/03(土) 、2021/04/04(日) ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 講義 受講料 16,000円 (講座料:16,000円、 諸費用:0円) 定員 30名 申込締切日 2021/03/24(水) 13:00 パンテオン、パリ、1757-80年 お気に入り カートに入れる 到達目標と講座概要 西洋建築史の「様式」を理解して、「建築」を鑑賞するための知識を身につける 建物を「建築」と考える見方は西洋文化に始まります。この「建築」を、時代ごとに移り変わる「様式」という考え方で捉えて、時間に沿った「歴史」として説明するというのも19世紀の西洋の学術が生み出したものです。西洋の「建築」を、「様式」をたどりながら、「様式」を知ることで、「歴史」として見て行き、西洋建築を見る目を養おうというのが本講座です。通史の後半に当たる春季講座では、西洋建築史の時代区分での「近世」と、そして「近代」の始まりの部分を見ます。「古典」とみなされた「古代」というモデルのまわりを様々な変奏が彩る「近世」、そして、「様式」というモデルの失効が次のモデルを求めて迷走しながら「近代」を形作って行く時代で、おおよそ15世紀から20世紀初頭までの時代を概観します。 スケジュール 04/03(土) 13:20~17:40 具体的な歴史を辿る前に、西洋の「建築」を、歴史を通して見るための考え方の枠組みを考えます。その後、古代の建築を再生することで近世の幕を切って落としたイタリアの「ルネサンス建築」を通して古典主義の原点を確認し、各国がこれを受け入れてルネサンス建築が拡散する様子を見ます。 13:20-14:40 「建築」という文化、時代区分と様式概念 14:50-16:10 「ルネサンス建築 1」 古代の再生 16:20-17:40 「ルネサンス建築 2」 イタリアに憧れるヨーロッパ [担当講師: 西田 雅嗣 ] 04/04(日) 09:30~17:40 プロテスタントへの対抗から芸術をプロパンガンダとしたカトリックが「バロック」を生み出す様子を見た後、17-18世紀のフランスにて絶対主義国家のプロパガンダとしての権威主義的古典主義のバロック建築を見ます。そして、近代の啓蒙思想が古典主義を「新古典主義」へと導き、近代社会が「中世」を発見し、中世建築の周りの新しい建築モデルが形成され、世紀末から20世紀初頭にかけて「アール・ヌーヴォー」という、様式では語れないモダニズムの黎明となる建築が広まる様子を見ます。 09:30-10:50 「バロック建築 1」 カトリックのプロパガンダ 11:00-12:20 「バロック建築 2」 王を装う古代 13:20-14:40 「新古典主義建築」 啓蒙思想と古代 14:50-16:10 「歴史主義・折衷主義建築」 中世というモデル 16:20-17:00 「アール・ヌーヴォー建築」 モダニズムの黎明 17:00-17:40 試験(成績評価を希望する方のみ) [担当講師: 西田 雅嗣 ] 持参物 筆記用具 備考 【開講時間】1日目 13:20~17:40、2日目 9:30~17:40 〇キャンパス入構時は、必ずマスクを着用してください(マスクの着用が無い場合は、キャンパスへの入構を禁止します)。 〇各キャンパスの入り口、及び各フロアの手指消毒用の消毒液を積極的に利用してください。 ○参考文献:『ヨーロッパ建築史』(西田雅嗣/ 昭和堂/2,400円[本体])、『図説 西洋建築の歴史美と空間の系譜』(佐藤達生/ 河出書房新社/1,800円[本体])※購入および講座への持参は必須ではありません。 (※)2日目試験の受験は成績評価を希望する方のみ必要です。 ○2021春季講座案内(冊子)p.13の本講座紹介欄で「感染症拡大の状況によっては遠隔(Web)に変更する可能性があります。」とご案内しましたが、首都圏の緊急事態宣言が3/21(日)で解除されることを受け、東京外苑キャンパスでの「対面」開講とします。 担当講師 西田 雅嗣 (京都工芸繊維大学名誉教授) 1958年北海道生まれ。1999年博士(工学)(東京大学)。京都芸術大学・山口大学・武庫川女子大学で非常勤講師。主著に『歴史の建築意匠』(昭和堂)、『シトー会建築のプロポーション』(中央公論美術出版、建築史学会賞)。Vocabulaire de la spacialité japonaise(CNRS)でフランス建築カデミー書籍賞。 お気に入り カートに入れる あなたへのおすすめ講座 PIGMENT TOKYOと絵画素材をまなぶ -三原色でカラーホイールをつく... 絵画素材を理論と感覚から理解する 三原色を混色し、美術の教科書にのっていたあのカラーホイールをオリジナルで作成いたしましょう。 ... 初めての挑戦!Adobe Premiere Proで動画を作ろう:Vlog・... Premiere Pro入門としての「動画編集」の基本操作・編集方法について学び、<カット・テロップ入れ・BGM>の基本操作が出来るよう... 2日で日本の伝統音楽ツウ! 講座概要:この講義では日本における音楽文化を概観し、伝統音楽に関する基礎知識や音楽的特徴、社会との関わりを知ることを目的としています。そ... 石膏デッサン(木炭) 「基本中の基本」を身につける 「石膏像を何故に描くのか」それは像の美しさは勿論のこと、その白い塊(立体)の存在感を平面の中に表現す... 関連講座 建築模型の魅力 建築模型の多様な表現を学び、建築設計のプロセスや、建築文化の理解を深める 「建築模型」は、建築をつくり出すプロセスにおいて不可欠な... インテリアコーディネート基礎理論【照明編】 建築模型の匠を目指す!「寺尾道場」(大阪) 「建築模型の素材、技法・表現方法、勘所」を身につける 「建築模型」は、図面やスケッチ同様に空間を伝えるための言語のひとつです。その... 暮らしに役立つ空間デザイン論:住まいの "心地よさ” は五感で決まる
基本開講地・会場 ※ 開講日 ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 到達目標と講座概要 備考 スケジュール