05/01(土) 05/02(日) 開講形態:集中 講座番号 G2111425 受付終了 はじめてのフレスコ画:最強の絵画技法を体験! 現代に生かす古典技法 東京 美術・工芸 [専門]学芸専門演習1~10 関連キーワード 基本開講地・会場 ※ 東京外苑キャンパス 開講日 2021/05/01(土) 、2021/05/02(日) ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 演習 受講料 36,000円 (講座料:31,000円、 諸費用:5,000円) 定員 18名 申込締切日 2021/04/21(水) 13:00 ポントルモ(サンタ・フェリチタ教会の壁画より) お気に入り カートに入れる 到達目標と講座概要 ブオン・フレスコ(真のフレスコ)の描画技法を身につける イタリア語で「新鮮な」を意味するフレスコ。漆喰が「生乾き」のうちに顔料で描くため、そう名付けられました。フレスコ画は、古くは天然のフレスコと言われるラスコーの洞窟壁画や、ルネッサンス期のジョットやミケランジェロの教会壁画等、数千年の時を経ても色あせない極めて高い耐久性を持つ技法です。本講座では、完成すると堅牢な表面になる真のフレスコ画の仕組みを現代の絵画に生かし、手軽に学べるよう工夫しました。フレスコ画の技法を通して歴史を遡り、漆喰に染み込む色彩の魅力を体感してください。 スケジュール 05/01(土) 09:30~17:40 フレスコ画の歴史の紹介や仕組み、材料、道具の説明を行います。その後、モルタルを練り、パネルに一層目を塗ります。原画を決定し原寸大下絵を作成します。試作用パネルにてモルタルの試し塗り、描画練習を行います。翌日のモルタル準備を行い終了します。 09:30-10:50 フレスコ画概説、材料や道具の説明、材料の準備を行う 11:00-12:20 下地漆喰塗り。描くものを、模写用原画からの選択か、オ リジナル原画にするかを決定 13:20-14:40 カルトーネ(原寸大下絵)を作る 14:50-16:10 本番に入る前に描画練習を行う 16:20-17:40 描画練習の続きと描画層用モルタルの準備 [担当講師: 菅原 智子 ] 05/02(日) 09:30~17:40 描画層のモルタルを塗り、表面を整え、原画の転写(スポルヴェロ)を行います。その後、モルタルの状態を見ながら描写に入ります。刷毛、水彩筆、面相筆、スポンジ等を使ってまず全体の調子づけから始め、徐々に細かい描写に移り完成させます。最後に、皆で作品を鑑賞し講評を行います。 09:30-10:50 描画層のモルタルを塗る 11:00-12:20 モルタルの表面を整え、下絵を転写し画面全体を意識し て描き進める 13:20-14:40 全体から細部の描写に移る 14:50-16:10 更に描き進め、完成させる 16:20-17:40 仕上がった作品を皆で鑑賞し、講評を行う [担当講師: 菅原 智子 ] 持参物 筆記用具、2Bの鉛筆、水彩画用丸筆:6号・10号・16号程度を各1本、面相筆:小・大サイズを各1本、刷毛: 15号程度1本(柔らかいもの) 、絵具の小分け用容器(旅行用クリーム容器など7~8個)、デザインパレット(中)、紙パレット(Mサイズ程度)、ペインティングナイフ( 刃長5~6cm程度のもの)、30cm定規、ぼろきれ(筆やパレットの絵の具を拭き取るため)、エプロン・作業着(必要な方)。 ※筆や刷毛は制作中に荒れるので安価なものを用意してください。 ※デザインパレット、紙パレットどちらも使用します。 ※原則、藝術学舎にて用意した絵の模写で作成を行いますが、オリジナルの原画で描きたい方は、着彩済みの下絵または、原画の写真をお持ちください。 作品のサイズはF3号(約273×220mm)です。 ※持参物の教材購入を希望される方は、関連資料1「教材購入申込書」にてお申し込みください。 備考 【開講時間】9:30~17:40 〇キャンパス入構時は、必ずマスクを着用してください(マスクの着用が無い場合は、キャンパスへの入構を禁止します)。 〇各キャンパスの入り口、及び各フロアの手指消毒用の消毒液を積極的に利用してください。 ○諸費用は、実習費(パネル、顔料等)となります。 ○注意:ピグメント(粉状態の顔料)を用いますので、マスクをしても微量の微粉末が体内に入る恐れがあります。 担当講師 菅原 智子 (画家) 1991年東京藝術大学大学院美術研究科壁画専攻修了。1993年フィレンツェ美術アカデミアに留学、以後2011年まで在住。モザイクやフレスコ、テンペラ等、イタリア古典技法を研究。現在は、テンペラ、油彩の平面作品を中心に制作、発表する傍ら壁画のパブリックアートプロジェクトに多数参加。2005年~2011年ラヴェンナのモザイク壁画保存修復調査に参加。 お気に入り カートに入れる あなたへのおすすめ講座 知っておきたい卒業制作の著作権基礎 創作や研究は個人的な活動ですが、その制作過程では引用・参照など他者の著作物を利用することがあります。また、展示やSNSを通じて作品や成果... 京都みほとけめぐり 「仏教美術について幅広い知識」を身につける 京都の有名な寺院の歴史と仏像について代表作例を中心に解説します。第1回は東寺国宝館の兜... フレスコ画・はじめての古典技法 「模写を通じてフレスコ画の技法、および歴史的背景を学ぶ」 1305年に描かれたジョットのスクロヴェーニ礼拝堂のフレスコ画は、今尚その輝... 写真をめぐる作家たち(遠隔) 多様な写真作品表現の背後にある、制作意図や姿勢について学ぶ 1839年の写真の発明以前から、作家たちは様々な表現や技術の開発に携わ... 関連講座 手描きパース基礎の基礎(東京) 目の前の風景を読みとけばパース表現は見えてきます パースは図面やプランを的確に表現する手法です。描くためには約束事を学びます。目... アクリル画入門・表現の基本「静物画に挑む」(質感のちがいをさがす。見つける。... アクリル絵具とメディウムについて体験し、モチーフの質感に焦点を当てて表現する アクリル絵具は水の量を変えるだけで多彩な表現が楽しめ... PIGMENT TOKYOと絵画素材をまなぶ -三原色でカラーホイールをつく... 静物写生【水墨III-2】 生花の特性を理解し水墨画で写生する方法を学ぶ 生花をモチーフにして表現方法を探究します。まずは単純な造形から複雑な組み合わせまで各...
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