04/14(水) 06/16(水) 開講形態:隔週 講座番号 G2111426 受付終了 茜染めと腰機でつくる絹のショール 暮らしの手仕事・草木から色をつむぎ織るよろこび 東京 美術・工芸 [専門]学芸専門演習1~10 関連キーワード 基本開講地・会場 ※ 東京外苑キャンパス 開講日 2021/04/14(水) 、2021/04/28(水) 、2021/05/19(水) 、2021/06/02(水) 、2021/06/16(水) ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 演習 受講料 39,000円 (講座料:35,000円、 諸費用:4,000円) 定員 16名 申込締切日 2021/04/04(日) 13:00 お気に入り カートに入れる 到達目標と講座概要 「植物染料染めの基礎と腰機による平織りの表現」を身につける 自然と響きあい多彩な色を紡ぎだしてきた日本。本講座では、夕焼けの美しい茜色、古来より愛でられてきた茜で糸を染め、その糸と弥生時代まで起源を遡る腰と体を使って織る「腰機(こしばた)」を用いて、絹のショールを制作します。草木から色をつむぎ自らの手で布を織り上げる時間から「感じる心」を大切に、染と織の技法の基本を学び、講座終了後も自宅で制作が続けられる技術を身につけていただくことをめざします。はじめての方にも丁寧に指導しますので安心してご参加ください。 スケジュール 04/14(水) 14:00~16:40 第1回:茜で絹糸を染める さまざまな植物が含有している染料、媒染剤による発色の違い、染め技法の種類の概要について解説し糸染めのデモンストレーションを行った後、実際に茜で糸を染めていきます。 [担当講師: 乾 育子 、高橋 淑恵 ] 04/28(水) 14:00~16:40 第2回:糸枠巻き、整経 織りにはいる準備として、前回染めた絹糸を糸枠に巻きとっていきます。糸の色の光沢や風合いを損わないための糸扱いの基本を習得します。続いて、織物の構造や「平織り」の技法の特色について解説しながら、整経(せいけい * 織るのに必要な糸の本数や長さを整える)に取り組みます。 [担当講師: 乾 育子 、高橋 淑恵 ] 05/19(水) 14:00~16:40 第3回:経糸張り、綜絖づくり 織りに入る準備の最終段階として、経糸を張り、綜絖(そうこう: 組織にもとづき、経糸を開口する装置)づくりをします。 [担当講師: 乾 育子 、高橋 淑恵 ] 06/02(水) 14:00~16:40 第4回:織る(1) 計画した織柄をもとに、ショールを織りはじめます。腰機の扱い方や糸の張り具合などのこつを伝授しながら織り進めていきます。 [担当講師: 乾 育子 、高橋 淑恵 ] 06/16(水) 14:00~16:40 第5回:織る(2) 前回に引き続き、この世にひとつだけのオリジナルショールの完成をめざします。作り手によってさまざまな工夫が積み重ねられてきた織物。織りに入る前にかけた時間、そして糸の張り具合を自分の腰で調節しながら経糸と一体となって織り進めた時間のなかで、得られた成果を共有します。 [担当講師: 乾 育子 、高橋 淑恵 ] 持参物 筆記用具、軍手、ゴム手袋(軍手の上からはめるため大きめのものをご用意ください)、汚れてもよい服装やエプロン等(サンダル、ハイヒールの着用は不可) ※第2回以降の持参物については授業内でお知らせいたします。 備考 【開講時間】14:00~16:40 〇キャンパス入構時は、必ずマスクを着用してください(マスクの着用が無い場合は、キャンパスへの入構を禁止します)。 〇各キャンパスの入り口、及び各フロアの手指消毒用の消毒液を積極的に利用してください。 ○諸費用は、教材費(糸、染料、媒染剤など)となります。 ○その他、はじめて腰機クラスを受講される方は、受講料のほか「腰機セット」(3,900円)のご購入が必要となります。 ※「腰機セット」の購入を希望される方は、関連資料1「教材購入申込書」にてお申し込みいただけます。 担当講師 乾 育子 (染織作家) 1984年京都工芸繊維大学意匠工芸学科卒業。1984年~ 1988年、志村ふくみ(重要無形文化財「紬織」保持者[人間国宝])に師事。1988年より、天然染料を用いた染織着物作品を発表。個展:ギャラリーれぐ まつなみ(名古屋)、一口坂ギャラリー(東京)など。グループ展:銀座 鳩居堂画廊(東京)、三越美術画廊(大阪)など。最近の主な展覧会に2017年「第20回小桉会織物展(志村ふくみ門下生による)」(京都文化博物館)。 担当講師 高橋 淑恵 (染織作家、Studio del Sol代表) 戸板女子短期大学専任講師を経て現職。大学、専門学校等で染織文化論、染色、織物、色彩学、色彩検定対策講座等の講義を行うかたわら、1985年よりグループ展や公募展に織物、手描き友禅、紅型等の多様な技法を取り入れた独自の表現を追究し作品を発表している。2001年、京都親彩染色研究展にて京都市長賞、2006年、日本手工芸美術展にて日本手工芸文化協会委員長賞、2007年、ネオ・ジャポニズム特別展(オーストリア/ウィーン)にてパレパルフィー賞等受賞。共著に『色彩用語辞典』(東京大学出版会/2003年)、『徹底図解 色のしくみ』(新星出版社/2009年)等。 お気に入り カートに入れる あなたへのおすすめ講座 「わびすき」から「きれいさび」茶の湯空間の系譜 茶の湯空間の成立とその展開について、「わびすき」と「きれいさび」をキーワードに理解する。 茶はアジア大陸から古代の日本にもたらされ... クリムトの芸術 クリムトの芸術観について基礎的な知識を身につける 19世紀末を生きたクリムトの芸術観の特徴のひとつは唯美的な芸術至上主義でした。ク... 桂文治の落語教室(対面) 落語を学んで、話す力や表現力、コミュニケーション能力を身につける あなたも落語を話してみませんか? 落語家はたった一人、座布団に座... 誰でも自宅でできる! 腰機で織る縞の布 「手と簡単な道具で布をつくる技術」を身につける 経糸に棒や糸の仕掛けを取り付けた、腰機で布を織ります。最も原始的な方法である技術の実... 関連講座 誰でも自宅でできる! 腰機で織る縞の布 「手と簡単な道具で布をつくる技術」を身につける 経糸に棒や糸の仕掛けを取り付けた、腰機で布を織ります。最も原始的な方法である技術の実... 手描きパース基礎の基礎(東京) 目の前の風景を読みとけばパース表現は見えてきます パースは図面やプランを的確に表現する手法です。描くためには約束事を学びます。目... はじめよう透明水彩画 「表現の幅」を身につける(水彩の楽しさを知る) だれもが小学校で扱ったことのある水彩絵の具。しかし画家にとってそれは紙と水が生み出... 石膏デッサン(木炭) 「基本中の基本」を身につける 「石膏像を何故に描くのか」それは像の美しさは勿論のこと、その白い塊(立体)の存在感を平面の中に表現す...
基本開講地・会場 ※ 開講日 ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 到達目標と講座概要 備考 スケジュール