到達目標と講座概要
歴史資料を読む力を身につける
平安時代の天皇の親子関係に関する史料を読み解き、天皇と皇子女・天皇と太上天皇との関係など、当該期の皇室の歴史について理解を深めることを目指します。
本講座では、10世紀前半に、一世源氏から即位した事情をもつ宇多天皇とその子醍醐天皇との父子関係に注目します。庶民と異なり、天皇家の親子関係の在り方は、ただちに国政に影響を及ぼします。政治や儀礼における両者の生々しいやりとりを史料から読み解き、両者の関係を浮かび上がらせ、それが国政にどのような影響を与えたのかを考えます。
※本講座は京都芸術大学 履修証明プログラム「史料学1」(2021年度新規プログラム)に該当します。
※2021春季講座案内(冊子)の本講座紹介頁(p.10)で[単位連携]が「無」となっていますが、正しくは「有」です。[専門]史料学1(1単位)となります。お詫びのうえ訂正いたします。