04/19(火) 06/21(火) 開講形態:隔週/- 講座番号 G2212379 受付終了 日本画家荒井寛方の作品と生涯をてがかりに 近代日本画の歴史的展開の究明 遠隔(WEB) 文化伝統・歴史 [専門]学芸専門講義1~10 関連キーワード ネットで学ぶ 基本開講地・会場 ※ 遠隔(WEB) 開講日 2022/04/19(火) 、2022/05/10(火) 、2022/05/24(火) 、2022/06/07(火) 、2022/06/21(火) ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 講義 受講料 18,000円 (講座料:18,000円、 諸費用:0円) 定員 40名 申込締切日 2022/04/09(土) 13:00 荒井寛方《鬼子母》、1936年、さくら市ミュージアム -荒井寛方記念館- 蔵 お気に入り カートに入れる 到達目標と講座概要 近代日本画の歴史的展開を作品に即して理解する 「日本画」は明治以降、洋画に対応する作品を指す言葉として新たに登場し、国家による美術政策と密接に関わりながら発展しました。本講座では、その明治から昭和戦前期にかけて活躍した日本画家荒井寛方(1878-1945)を歴史的背景を踏まえつつ詳しく紹介することで、近代日本画の展開を分かりやすく解説します。本講座はまた、近代日本画のトップランナー荒井寛方の知られざる世界に触れる貴重な機会になることでしょう。 スケジュール 04/19(火) 14:00~16:00 第1回:時代背景と寛方の研究史 寛方が日本画を目指した明治時代は、洋画に対応して日本画というジャンルが形成された時代でした。初回は明治期の美術をめぐる時代背景と寛方の研究史についてお話しします。 [担当講師: 三上 美和 ] 05/10(火) 14:00~16:00 第2回:初期の活動と師・水野年方 寛方は挿絵画家として活躍していた水野年方(1866-1908)に師事し、同門の弟子たちと研鑽を積みます。第2回は歴史人物画家を目指した寛方の修業時代、また師の年方についても取り上げ、寛方の初期活動について紹介します。 [担当講師: 三上 美和 ] 05/24(火) 14:00~16:00 第3回:《暮れゆく秋》と日本画の風景表現の展開 《暮れゆく秋》は、再興第1回日本美術院展覧会(院展)出品作であり、歴史人物画を描いてきた寛方が初めて取り組んだ本格的な風景画です。第3回は寛方が風景画に取り組んだ経緯について、日本画の風景表現の展開から検討します。 [担当講師: 三上 美和 ] 06/07(火) 14:00~16:00 第4回:寛方とインド 再興第2回院展に《乳糜供養》を出品し日本美術院同人となった寛方は、インドの詩人タゴールの招聘でインドに渡ります。第4回はこの渡印が寛方作品に与えた影響、また当時の日本画家とインドとの関係について紹介します。 [担当講師: 三上 美和 ] 06/21(火) 14:00~16:00 第5回:文化財保護活動と仏画 寛方は初期に古美術研究雑誌『國華』の模写を行って以来、仏画の魅力に目覚め、生涯をかけて追及します。また、法隆寺金堂壁画模写事業にも参画するなど、文化財保護活動にも尽力しました。第5回は、寛方の文化財保護活動の取り組みと後期の仏画を取り上げます。 [担当講師: 三上 美和 ] 持参物 備考 【開講時間】全5回 14:00~16:00 ○オンライン会議アプリ「Zoom(ズーム)」を利用します。受講にあたっては、Zoom の基本的な操作ができることが必要です。 ○2022年度春季より、Zoom接続情報・配布資料・課題内容・成績評価等を通信教育課程の学習用サイト「airUマイページ」に掲載します。課題(事後レポート等)もairUマイページ(https://air-u.kyoto-art.ac.jp/)からの提出となります。具体的な受講方法は、受講票の「関連資料(Web遠隔講義)」をご参照ください。 ○Zoom接続情報は各日程ごとに当日開始30分前よりairU上で公開します。 ○配布資料がある場合は、開講初日3日前を目途にairUマイページに掲載します。 【「受講票アップロード通知メール」一斉送信日時 】4 /12 (火 ) 16:30 上記、通知メールの一斉送信日時以降に申し込まれた方には、メールは送信されません。以下の手順で[受講票](PDF)をご確認ください。 ◎藝術学舎Webサイトにログイン>申込状況一覧>受講許可(開講前~開講中) 担当講師 三上 美和 (日本美術史研究者、中央大学他非常勤講師) 2006年、学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程修了。博士(哲学)。専門は日本美術史、工芸史。大学院では横浜の実業家原三溪の美術蒐集と美術家支援を研究し、現在は日本画家荒井寛方について調査を進めている。京都芸術大学通信教育部、中央大学文学部、学習院女子大学他非常勤講師。主著『原三溪と日本近代美術』(国書刊行会、2017年)、主要論文「安田靫彦筆《夢殿》-明治期聖徳太子顕彰を手掛かりに-」(2009年、『美術史』第167冊)。 お気に入り カートに入れる あなたへのおすすめ講座 和の空間から茶室へ 日本固有の和風建築の展開と茶の湯空間の成立について理解する。 自然を映した建築、茶室は、日本独自に発展し、現代から未来へ示唆に富む空間... はじめよう鉛筆デッサン ものの見方をしっかり身につける 講座では、はじめに鉛筆の使い方の実際や、立体を捉えることの基本をわかりやすく体験します。そしてカボ... フロイスの見た日本の中世社会(対面) 到達目標 テキストを読んで考えたこと・疑問に思ったことを、ワークショップで話し合って共有し、理解を深め・疑問を解決することが出来る ... 令和の東京に見る江戸の名残 -江戸の災害と復興-【ライブ配信】 大河ドラマ『べらぼう』の冒頭は明和の大火で吉原が焼け落ちるシーンから始まりました。江戸の大火は15回もあったとされていますが、それ以外に... 関連講座 和の空間から茶室へ 表具文化のいろはの「ろ」 伝統的な表装技術を知り、伝統文化の現代のあり方を考える 茶の湯をはじめとする日本の伝統文化を支えるものに表具の技術があります。表具その... 大江戸考古学入門 考古学の基礎と都市江戸の生活文化を知る 100万都市といわれた「江戸」。かの蔦重もかっ歩した大江戸の世界が、いまも東京の地下に眠っ... 鍵善良房とつくる京の和菓子-京都職人WORKSHOP 2025春-
基本開講地・会場 ※ 開講日 ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 到達目標と講座概要 備考 スケジュール