06/12(日) 06/13(月) 開講形態:集中 講座番号 G2215366 受付終了 比叡山延暦寺の修行と信仰をたずねる 十二年籠山行侍真僧の浄土院と千日回峰行者の谷 無動寺 訪問 文化伝統・歴史 [専門]学芸専門講義1~10 関連キーワード 旅先で学ぶ 基本開講地・会場 ※ 訪問(その他エリア) 開講日 2022/06/12(日) 、2022/06/13(月) ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 講義 受講料 39,000円 (講座料:20,000円、 諸費用:19,000円) 定員 27名 申込締切日 2022/05/20(金) 13:00 十二年籠山行が続けられている延暦寺浄土院 お気に入り カートに入れる 到達目標と講座概要 比叡山延暦寺の修行と信仰について学ぶ 平安時代から歴代の僧たちが勤め、今日にいたるまで脈々と受け継がれてきた比叡山の十二年籠山行(侍真、千日回峰行)。今回、比叡山を代表するこれらの修行について、実際に行を修められた僧侶の方々から直接お話をお聞きするという、たいへん貴重な機会を設けました。また、延暦寺の各エリア東塔・西塔・横川のほか、観光では訪れることの少ない回峰行者の拠点、無動寺谷を参拝します。無動寺谷ならではの、市井の人々と結びついた信仰(不動明王信仰、弁財天信仰)について、直接、阿闍梨様や輪番様からお話をお聞きします。受講生の皆さんにも修行と信仰の実際を、護摩供への臨座などを通じて体験していただきます。 スケジュール 06/12(日) 09:45~17:00 延暦寺の修行と信仰について、講義を通してその歴史をたどり、今日まで伝えられ受け継がれてきたその実際を学びます。なかでも、最澄が確立した修行のひとつである十二年籠山行を現代に満行された侍真 宮本祖豊様から行について直接お話をお聞きします。また、比叡山の中で最初に開かれた東塔・西塔エリアの伽藍を、修行の場であることを意識しながら巡拝します。 09:45 坂本ケーブル延暦寺駅 集合 10:00~11:00 講義:比叡山の歴史 11:10~12:00 講義:比叡山の修行 12:00~12:50 休憩・昼食 12:50~13:50 十二年籠山満行侍真 宮本祖豊様からお話を伺う 13:50~15:40 東塔・西塔巡拝:根本中堂から浄土院、にない堂へ *シャトルバスに乗車して移動。 16:00~17:00 講義:比叡山の信仰 17:00 現地解散(延暦寺東塔 延暦寺会館) [担当講師: 栗本 徳子 、佐藤 理英 ] 06/13(月) 08:45~17:00 無動寺谷を訪れて、比叡山でも最も厳しい行とされる千日回峰行を修められた大行満大阿闍梨 光永圓道様からお話をお聞きします。また、民衆の篤い信仰が今も伝わる無動寺谷弁天堂と横川元三大師堂を訪ね、現在弁天堂の輪番をお勤めの誉田玄樹様、元三大師堂の輪番をお勤めになられた高山良彦様から、それぞれの信仰にまつわるお話や、仏教を通じた僧侶と人びととのつながりについてお伺いします。 08:45 坂本ケーブル延暦寺駅 集合 09:10~09:30 無動寺明王堂 拝観 09:40~10:40 千日回峰行大行満大阿闍梨 光永圓道様からお話を伺う 10:50~12:00 弁天堂 境内参拝 および護摩供に臨座 12:00~13:00 昼食・休憩 13:00~13:50 弁天堂輪番 誉田玄樹様と栗本先生による対談 *シャトルバスに乗車して移動。 14:50~15:50 横川巡拝:高山良彦様のご案内で境内を巡拝 *シャトルバスに乗車して移動。 16:30~17:00 講義:まとめ 17:00 現地解散(延暦寺東塔 萬拝堂前) [担当講師: 栗本 徳子 、佐藤 理英 ] 持参物 筆記用具、健康保険証のほか、雨具(両手が使えるカッパが望ましい)、白靴下をご準備ください。 *必要な方のみ。トレッキングポール(杖)、正座用座布団(折り畳み正座椅子)。 ※詳細は、関連資料1「会場案内」をご確認ください。 備考 【開講時間】1日目 9:45~17:00 2日目 8:45~17:00 ◎「宿泊先確認アンケート」について 本受講票の「関連資料2」が、宿泊先に関するアンケート(要返信)となっています。ご確認のうえ、返信締切日(6/3)までに返信をお願いします。 ○諸費用は、教材・資料費、食事代(2日分の昼食)、延暦寺巡拝料(2日分)、加持祈祷料、施設使用料、旅行保険料、イヤホン代、比叡山内シャトルバス代等となります。現地までの往復交通費、宿泊費は含みません。 ○現地集合・現地解散となります。講座開始時刻までに各自で現地まで移動してください。 ○見学先やスケジュールは事情により一部変更になる可能性があります。あらかじめご了承ください。 ○解散時刻は、当日の交通事情等によって多少前後する可能性があります。 ○現地の天候等の状況により、開講前日までに開講中止の判断をする場合があります。開講中止になった場合でも現地までの交通費等についての補償はできませんので、あらかじめご了承ください。 【注意】 *坂になった山道を上り下りする機会があります。必ず歩くのに適した運動靴、トレッキングシューズなどで参加してください。山道では、携帯できるストック、トレッキングポール、杖等があると便利です。 *一部、正座(胡坐でも可)をする機会があります。座るのが難しい方は、正座座布団や折り畳み正座椅子を持参することをおすすめします。 *両日ともに、集合時刻/解散時刻に発着できる京都方面からのバスはございません。公共交通機関を利用する場合は、滋賀県大津市(最寄り駅はJR「比叡山坂本」駅、京阪石山坂本線「坂本比叡山口」駅)側から延暦寺にアクセスできる坂本ケーブルをご利用ください。 *2日目は朝が早い集合時刻となっておりますので、宿泊される場合はなるべく滋賀県側(大津市方面)でお探しください。 なお延暦寺山内に「宿坊 延暦寺会館」がございます。宿泊をご希望の方は各自直接お申込みください(ご予約の際は、京都芸術大学 藝術学舎の講座を受講の旨、備考・連絡欄等に明記してください。宿泊者には、延暦寺巡拝料の割引があります)。比叡山延暦寺会館:http://syukubo.jp/ 電話077-579-4180 ○参考文献(※購入および講座への持参は必須ではありません) ・比叡山延暦寺について 『別冊太陽 比叡山』(比叡山延暦寺監修/ 平凡社/2,400円[本体]) DVD『行と教学の霊峰 比叡山 延暦寺』(NHK/ 4,700円[本体]) ・比叡山の修行について 『覚悟の力』(宮本祖豊/ 致知出版社/1,500円[本体]) 『千日回峰行を生きる』(光永圓道/ 春秋社/1,800円[本体]) 『猿之助、比叡山に千日回峰行者を訪ねる』(市川猿之助,光永圓道/ 春秋社/1,650円[本体]) ・比叡山の信仰について 「瓜生通信[京の暮らしと和菓子#16]比叡山無動寺谷の巳成金と初雁―聚洸 初雁」(栗本徳子/高橋保世)https://uryu-tsushin.kyoto-art.ac.jp/detail/439 担当講師 栗本 徳子 (京都芸術大学大学院教授) 1956年京都府生まれ。同志社大学大学院文学研究科博士後期課程単位修得退学。専門は、平安時代の仏教美術と仏教儀礼に関する歴史研究。著書に『文化史学の挑戦』(思文閣出版/2005年)、『日本思想史辞典』(山川出版社/2009年)、『信仰、自然との関わりの中で 日本の芸術史 造形篇I』(幻冬舎/2013年)、『飾りと遊びの豊かなかたち 日本の芸術史 造形篇II』(幻冬舎/2013年)など。 担当講師 佐藤 理英 (物書き) 岐阜県高山市出身。大谷大学文学部史学科卒業。8年あまりデザイン事務所で子育て情報誌の編集と制作に携わる。その後、約20年にわたり複数の大学に勤務、現在に至る。大学事務として授業や一般講座の企画・運営に携わった経験と、2005年に比叡山と出会ったことを契機に仏教の歴史や文化、お寺の魅力についてささやかながら伝える活動をしている。 お気に入り カートに入れる あなたへのおすすめ講座 地域とつながる演劇的コミュニケーション:風景と創造のデザイン 参加者が、地域における舞台芸術の実践事例を通して「場づくり」や「風景との関係性」に目を向け、アートの力と地域資源を生かした表現やコミュニ... PIGMENT TOKYOと絵画素材をまなぶ -三原色でカラーホイールをつく... 絵画素材を理論と感覚から理解する 三原色を混色し、美術の教科書にのっていたあのカラーホイールをオリジナルで作成いたしましょう。 ... 石膏デッサン(木炭) 「基本中の基本」を身につける 「石膏像を何故に描くのか」それは像の美しさは勿論のこと、その白い塊(立体)の存在感を平面の中に表現す... 怪談ばなしの系譜 落語・講談における怪談ばなしの系譜を知る 怪談牡丹燈籠、真景累ヶ淵、四谷怪談、皿屋敷などなど。怪談は、落語・講談といった日本の伝統... 関連講座 怪談ばなしの系譜 上賀茂神社・平安神宮と石清水八幡宮(遠隔+対面) 京都の名石と名庭を巡るⅢ 日本庭園の構成要素「石」に注目して庭を観る 日本最古の作庭書と言われる『作庭記』は、冒頭「石をたてん事まつ大旨をこころうへき也」と... 令和の東京に見る江戸の名残 -江戸っ子達の粋自慢-【ライブ配信】
基本開講地・会場 ※ 開講日 ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 到達目標と講座概要 備考 スケジュール