05/28(土) 05/29(日) 開講形態:集中 講座番号 G2215367 受付終了 小川治兵衛と重森三玲 近代京都の造園家がめざしたもの 訪問 文化伝統・歴史 [専門]学芸専門講義1~10 関連キーワード 旅先で学ぶ 基本開講地・会場 ※ 訪問(その他エリア) 開講日 2022/05/28(土) 、2022/05/29(日) ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 講義 受講料 34,000円 (講座料:30,000円、 諸費用:4,000円) 定員 20名 申込締切日 2022/05/06(金) 13:00 流響院/東福寺方丈八相庭 お気に入り カートに入れる 到達目標と講座概要 近代日本庭園の本質を理解する 近代以降、日本庭固は様々な方向を模索しました。その両極に位置づけられるのが七代目小川治兵衛(植治)と重森三玲です。身近な自然を原寸で表現し、五感に訴えかける作庭を展開した植治。”永遠のモダン”を標榜し、芸術性に拘った重森。まったく逆であるかのように見える二人ですが、共通点は創造性にあるといえるでしょう。唯一異なるのは”作家意識”で、植治が自然との融合を旨とする「植木屋」であったのに対し、重森は前衛的な「造形作家」を目指していたのかもしれません。 スケジュール 05/28(土) 13:00~17:30 重森三玲の世界 植治と入れ替わるように登場する重森の背景には、モダニズムの隆盛がありました。また青石の力強さに圧倒されたのは阿波国分寺庭園との出会いがきっかけです。凄まじい重森の情念を感じとってください. 13:00 東福寺法堂 集合(全行程一徒歩移動) 13:10-14:10 東福寺本坊庭園 14:30-15:30 光明院庭園 15:40-16:40 霊雲院庭園 17:30 東福寺境内にて解散 [担当講師: 尼﨑 博正 、加藤 友規 ] 05/29(日) 09:00~17:30 小川治兵衛の世界 植治の作庭の本質は、日本庭固を象徴主義から自然主義へと転換させたことにあります。それが「五感で味わう庭」であり、近代数寄空間の創出であったといえるでしょう。 じっくりと味わってください。 09:00 平安神宮応天門前 集合(全行程一徒歩移動) 09:10ー10:10 平安神宮神苑 10:20ー11:00 美術館東庭 11:10ー12:00 白河院庭園 12:00 一時解散、各自昼食 13:30 法勝寺町バス停 再集合 13:40ー14:40 流響院庭園 15:00ー16:00 無隣庵庭園 16:10ー インクラインから水路閣へ 17:30 南禅寺境内にて解散 [担当講師: 尼﨑 博正 、加藤 友規 ] 持参物 ○テキスト(事前配付資料集)2冊、筆記用具(境内ではボールペンは使用不可です。必ず鉛筆をご用意ください)、健康保険証、雨具(必要な天候の場合は持参)、マスク(忘れた場合は受講できません) 備考 【開講時間】1日目 13:00~17:30、2日目 9:00~17:30 ○1日目(5/28)は「東福寺法堂」に13:00集合です。2日間の集合場所等の詳細は、テキスト(事前配付資料集)2冊に同封して、案内地図を追って速達郵送します。なお、東福寺の最寄駅はJR奈良線「東福寺駅」、京阪電車「東福寺駅」または「鳥羽街道駅」です。いずれも徒歩約10分です。 ○2日目(5/29)は「平安神宮応天門前」(京都市左京区岡崎)に9:00集合です。宿泊先は京都市内でご手配されることをお勧めします。 ○諸費用は、拝観料、保険料等となります。現地までの交通費、宿泊費は含みません。現地集合・現地解散となります。また、宿泊先は各自でご手配ください。 ○見学先やスケジュールは一部変更になる可能性がありますので、あらかじめご了承ください。 ○解散時間は、当日の交通事情等によって、多少前後する可能性があります。 ○現地の天候等の状況により、開講前日までに開講中止の判断をする場合があります。開講中止になった場合でも現地までの交通費等の補償はできませんので、あらかじめご了承ください。 ○参考文献:『七代目小川治兵衛』(尼﨑博正/ ミネルヴァ書房/3,200円[本体])※購入および講座への持参は必須ではありません。 ○見学先を何件かまわるため、体温調整しやすい服装、歩きやすい靴で参加してください。また室内では素足ではなく靴下を着用してください。雨天の際は替えが必要となる場合があります。 ○写真撮影の可否、大きな手荷物の扱い等は、現地でその都度指示します。 【「受講票アップロード通知メール」一斉送信日時 】5/17(火) 15:32 上記、通知メールの一斉送信日時以降に申し込まれた方には、メールは送信されません。以下の手順で[受講票](PDF)をご確認ください。 ◎藝術学舎Webサイトにログイン>申込状況一覧>受講許可(開講前~開講中) 担当講師 尼﨑 博正 (京都芸術大学名誉教授、日本庭園・歴史遺産研究センター名誉所長) 1946年生まれ。京都大学農学部卒業。農学博士。宮内庁御所離宮庭園特別整備技術指導委員、日本造園学会関西支部顧問、日本造園修景協会京都府支部相談役、史迹美術同攷会名誉会長ほか。1992年日本造園学会賞受賞(設計作品部門)。2014年京都市文化功労者。著書に『植治の庭-小川治兵衛の世界』(淡交社/1990年)、『市中の山居―尼﨑博正作庭集』(淡交社/2006年)、『七代目小川治兵衛-山紫水明の都にかへさねば』(ミネルヴァ書房/2012年)ほか、多数。 担当講師 加藤 友規 (学術博士、京都芸術大学教授、植彌加藤造園(株)代表取締役社長) 1966年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後家業に入り、2005年より現職。日本の庭園文化を継承しつつ、最高の技術と感性、美意識で伝統を創造する、粋なプロの職人集団を目指し、日々修行を積む。博士論文『渉成園の空間的特質に関する研究』は、 2013年日本造園学会賞(研究論文部門)受賞。文化財庭園の保存と活用の実績として、2018年日本イコモス賞受賞。著書に『日本庭園のフォスタリング<こころとわざ>の継承と創造』(昭和堂/2025年)ほか。 お気に入り カートに入れる あなたへのおすすめ講座 初めての挑戦!Adobe Premiere Proで動画を作ろう:Vlog・... Premiere Pro入門としての「動画編集」の基本操作・編集方法について学び、<カット・テロップ入れ・BGM>の基本操作が出来るよう... 地域とつながる演劇的コミュニケーション:風景と創造のデザイン 参加者が、地域における舞台芸術の実践事例を通して「場づくり」や「風景との関係性」に目を向け、アートの力と地域資源を生かした表現やコミュニ... PIGMENT TOKYOと絵画素材をまなぶ -三原色でカラーホイールをつく... 絵画素材を理論と感覚から理解する 三原色を混色し、美術の教科書にのっていたあのカラーホイールをオリジナルで作成いたしましょう。 ... 2日で日本の伝統音楽ツウ! 講座概要:この講義では日本における音楽文化を概観し、伝統音楽に関する基礎知識や音楽的特徴、社会との関わりを知ることを目的としています。そ... 関連講座 京都の名石と名庭を巡るⅢ 日本庭園の構成要素「石」に注目して庭を観る 日本最古の作庭書と言われる『作庭記』は、冒頭「石をたてん事まつ大旨をこころうへき也」と... 庭園学講座32 -京都近代の庭園と建築 目的 京都に残る近代庭園・建築について、講義と実地訪問によって、その魅力や特徴を探ります。 講座の概要 近代の日本において... 室内緑化「つながるみどり」のデザイン 今回の講座は「室内緑化」です。住まいはもちろんオフィスや商業施設など室内に植物を取り入れる機会はますます増えていますが、一般的な屋外での... 東京ホテル考現学 ホテルの魅力を客観的に読み取る洞察力を身につける 東京の最新ホテル事情、ホスピタリティ業界の現況などの講義を受けた後、実際に東京の...
基本開講地・会場 ※ 開講日 ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 到達目標と講座概要 備考 スケジュール