到達目標と講座概要
芸術の発信力を身につける
アーティストが、世界にも日本にもたくさんいるというのに、芸術系の大学や専門学校がいっぱいあるというのに、日本の社会には、「アート」は仕事にならない、経済効果を生まないという不文律がどうもあるようで、人間としての教養、高尚な趣味、品の良い道楽としてのアートと、認識されてしまっているところが多々あるようです。しかし実際のところ、バスキアの作品を100億円を超える価格で、日本の若き起業家が買ったことが、大きなニュースになったように、世界のアートマーケットはそれなりに大きく動いているのです。21世紀に入ってアジアはその流通の大きな市場を作ろうとしています。表現して満足するだけではなく、「それが評価され、求められるようになりたい」というのは、アーティストの絶対的な希望であると思います。
この「東京藝術学舎アートファクトリー2022」は、様々なジャンルでクリエーションするアーティストと向かい合い、その表現活動を考え、アート市場への参入を目指す、新しい形の講座です。ミュージック、パフォーマンスを中心とした松任谷正隆、ビジュアル表現、造形、言葉に関わる榎本了壱、それに加えて、各ジャンルのゲストキュレーターたちの参加によって、売れるアートへの道を考え、実践していく講座です。講座の最終回では、その成果を展示し、即売する展示会イベントも展開します。「東京藝術学舎アートファクトリー2022」は、アーティストを育て、アートマーケットを切り開くことに真剣に取り組みます。
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東京藝術学舎アートファクトリー2022
特別講義「ポストコロナのアート活動」
ここ2年以上にわたる感染症の影響により、アーティストの感性や作品公開のありかたも大きく変わってきました。今回の特別講義では、コロナ後にアーティストとしてどう生きることができるのか、またアーティストの仕事がどう変容するのかについて、松任谷正隆、榎本了壱の両教授の対談と、アーティスト養成講座「東京藝術学舎アートファクトリー2021」修了生の活動紹介を通じて考えます。
[日時]9月10日(土)14:00~16:00
[会場]京都芸術大学東京外苑キャンパス(東京都港区北青山1-7-15)※遠隔(Zoom)での参加可
[講師]松任谷正隆、榎本了壱(いずれも本学客員教授)
[活動プレゼンテーション]古田雄希、廣田比呂子、阿部野晃久、波多辺尚美
[定員]40名(先着順)※外苑キャンパスでの対面参加の場合
[参加費]無料
[申込方法]外苑キャンパスで対面参加の方も、Zoom参加の方も、いずれも以下のページからお申し込みください(Zoom参加の方には追ってミーティング情報をお送りします)。
[URL]https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdB5J_Va9kP35FSfpGddxvo7vIzbB-LMoMxq6mH_zg_95zHgw/viewform