10/05(水) 11/30(水) 開講形態:隔週 講座番号 G2233342 受付終了 花をいける人の思考回路、教えます。 華道家の一輪挿し教室 京都 文化伝統・歴史 [専門]学芸専門講義1~10 関連キーワード 基本開講地・会場 ※ 京都瓜生山キャンパス 開講日 2022/10/05(水) 、2022/10/19(水) 、2022/11/02(水) 、2022/11/16(水) 、2022/11/30(水) ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 講義 受講料 20,500円 (講座料:18,000円、 諸費用:2,500円) 定員 40名 申込締切日 2022/09/26(月) 13:00 無数の色や種類の花が、簡単に手に入る現代。必要な場面にふさわしい1本を、選べる知識を身につけましょう。 お気に入り カートに入れる 到達目標と講座概要 花をいけるために、本当に必要な知識を手に入れる 一輪挿しに必要なのは、技術でもセンスでも、いけばな教室に通うことでもありません。 どの場面でどの花を選ぶか、どうやって長持ちさせるかなどの、知識や思考の方法(=コツ)です。 花店を経営しながら、飲食店などに花をいけにいく“いけこみ”を主な仕事としている講師が、実際に花をいけるときに使っている知識と、それを支えるいけ花の美意識や、現代日本の切り花を取り巻く環境を、講義を中心にデモンストレーションを交えお伝えします。 スケジュール 10/05(水) 14:00~16:00 京都瓜生山キャンパス 第1回:「花をいける」とはどういう意味か いけばな教室やフラワーアレンジメント教室はたくさんあるのに、どうしてそこでは「ちょっとした一輪挿し」のメソッドを教えてもらえないのでしょうか? 第1回では、そもそも「花をいける」とはどういうことなのかを理解するために、簡単にいけばなの歴史を振り返ります。なぜ現代日本ではそれが難しいのか。「センスがない」とあきらめる前に、今まで誰も教えてくれなかった、テクニックではない、花をいけるために本当に必要なことを学びましょう。 デモンストレーション:一輪挿しの基本 [担当講師: 西村 良子 ] 10/19(水) 14:00~16:00 京都瓜生山キャンパス 第2回:切り花を長持ちさせる方法 栄養剤は本当にどの花にも必要?暑い時期はたくさん水を入れる?温度、湿度、光、水、栄養。花ごとの性質×いける場所の環境を知ることで、花の“もち”は格段に上がります。大切なのは、その花ごとの苦手な環境を取り除き、必要なものを与えること。 「長持ちする花」があるのではありません。いける場所の環境に合った花を選び、適切なケアをすることで、一輪の寿命を全うさせてあげること。それが、切り花を長く楽しむということです。 デモンストレーション:花瓶の洗い方、茎の切り方、水の量、その他 [担当講師: 西村 良子 ] 11/02(水) 14:00~16:00 京都瓜生山キャンパス 第3回:いけばなとフラワーアレンジメントの違い 現代日本には、いけばなとフラワーアレンジメントという、2つの大きな、まったく違うコンセプトを持った、切り花の文化が共存しています。そして、どちらの手法を用いるとしても、避けて通れない「花店」の存在。しかし多くの花店従事者(=フローリスト)に、フラワーアレンジメントの知識はあってもいけばなの知識はない(必要ない)ことがほとんどです。いけばなは、日本を代表する切り花文化なのに、なぜ? 日本における花店の成り立ちを正しく理解し、現代日本の切り花文化のネジレに切り込みます。そしてどんな花店に行っても「ふさわしい一輪」を、自ら選ぶ方法を学びます。 デモンストレーション:スーパーマーケットで買った花をいける [担当講師: 西村 良子 ] 11/16(水) 14:00~16:00 京都瓜生山キャンパス 第4回:季節「感」とは何か 花と切り離すことができない、季節。季節感を表現することは、花をいけることの最も大切な目的の一つです。 しかし生産と流通のめざましい発展により、多くの花が本来の季節と関係なく簡単に手に入るようになりました。さらに海外からも、日本の風土と無縁の新しい植物の輸入が年々増えています。そして何より気候そのものが、いけばなが生まれた時代とは大きく変わっているのも事実。エアコンや断熱材の効いた家で、暮らしからも「季節」が薄れつつある現代日本で、私たちが表現するべき「季節」とは何なのでしょうか。 第4回では、なぜ日本文化がこれほどまでに季節を大切にするのかを知るために、日本の季節の歴史について学びます。 デモンストレーション:季節感の演出 [担当講師: 西村 良子 ] 11/30(水) 14:00~16:00 京都瓜生山キャンパス 第5回:器の選び方 ここまでの講義で花の選び方・いけ方はじゅうぶんに理解しても、器となると、一気に敷居が高く、難しく感じる方が多いのではないでしょうか。○○焼、○○焼と覚えるだけではない、花をいける人が、器を選ぶときに本当に使っている知識とは何なのでしょう。最後に日本文化の本質ともいうべき「格」について学び、受講生の皆様が、どんな場面でも自信をもって花をいけられるようになっていただきたいと思います。 デモンストレーション:器の選び方 [担当講師: 西村 良子 ] 持参物 ○毎回、講座の内容に応じたお花を一輪(40㎝程度)持ち帰っていただきます。必要な方は袋をご持参ください。 備考 【開講時間】14:00~16:00 ○「一輪挿し教室」ですが、講義中心の座学となります。 ○諸費用は、毎回お持ち帰りいただく花材費等となります。 ○キャンパス入構時は、必ずマスクを着用してください(マスクの着用が無い場合は、キャンパスへの入構を禁止します)。 ○キャンパス入り口、及び各フロアの手指消毒用の消毒液を積極的に利用してください。 ○参考文献:『四季の花図鑑 飾って楽しむ、贈って喜ばれる』(TJMOOK/ 宝島社/税込 693 円) ※購入および講座への持参は必須ではありません。 担当講師 西村 良子 (いけばな嵯峨御流 正教授、西村花店 主宰) 大学在学中の2007年、いけ花に出会う。偶然にも社会学と古典いけ花を同時に学ぶ中で、いけ花の日本ならではの四季に基づいた美しさに魅了されるも、その花が現代の暮らしの空間から離れてしまっていることに違和感を持つ。「誰でも気軽に花を楽しめること」をコンセプトに、華道家/花店経営者という両方の立場から、現代の日本の花の在り方に向き合う。 お気に入り カートに入れる あなたへのおすすめ講座 デジタルカメラと撮影の基礎講座:動いているもの撮影編 「カメラの機能を知り、撮影技術のポイント」を身につける 本講座はカメラの基礎知識、撮影する上での基本的な技術と共に「動いているもの... 色彩演習・絵を描くための色彩入門「最低限知っておきたい色彩の基本」 「色彩名人」への第一歩 「色を思うように使えるようになる」には、色彩の基礎知識をしっかりと身に付けることが大切です。色彩の基礎とは... タタラによる造形 -まな板皿と取り皿- タタラでまな板皿と取り皿を制作し、技法と陶土の伸ばし方を学びます。 タタラとは、柔らかい土の表裏を繰り返し叩き延ばした板で造形する... 寄席演芸入門 寄席演芸の特徴とその魅力を理解する 寄席演芸とは寄席で演じられる芸能の総称です。落語や講談、浪曲、漫才、太神楽、奇術、曲独楽、もの... 関連講座 寄席演芸入門 和の空間から茶室へ -和風建築史の試み- 松尾大社の祭事(遠隔+対面) 京都職人オンラインWORKSHOP 2024春 -京都の美味しいお出汁、取り...
基本開講地・会場 ※ 開講日 ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 到達目標と講座概要 備考 スケジュール