02/18(土) 02/19(日) 開講形態:集中/- 講座番号 G2241375 受付終了 キリスト教ヨーロッパが生んだ建築文化 西洋建築史要説2:近世・近代 遠隔(WEB) 建築・インテリア [専門]学芸専門講義1~10 関連キーワード ネットで学ぶ 基本開講地・会場 ※ 遠隔(WEB) 開講日 2023/02/18(土) 、2023/02/19(日) ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 講義 受講料 15,000円 (講座料:15,000円、 諸費用:0円) 定員 40名 申込締切日 2023/02/08(水) 13:00 パンテオン、パリ、1757-90年 お気に入り カートに入れる 到達目標と講座概要 西洋建築史の「様式」を理解して、「建築」を鑑賞するための知識を身につける 建物を「建築」と考える見方は西洋文化に始まります。この「建築」を、時代ごとに移り変わる「様式」という考え方で捉えて、時間に沿った「歴史」として説明するというのも19世紀の西洋の学術が生み出したものです。西洋の「建築」を、「様式」をたどりながら、「様式」を知ることで、「歴史」として見て行き、西洋建築を見る目を養おうというのが本講座です。通史の後半に当たる春季講座では、西洋建築史の時代区分での「近世」と、そして「近代」の始まりの部分を見ます。「古典」とみなされた「古代」というモデルのまわりを様々な変奏が彩る「近世」、そして、「様式」というモデルの失効が次のモデルを求めて迷走しながら「近代」を形作って行く時代で、おおよそ15世紀から20世紀初頭までの時代を概観します。 スケジュール 02/18(土) 13:20~17:40 遠隔(WEB) 具体的な歴史を辿る前に、西洋の「建築」を、歴史を通して見るための考え方の枠組みを考えます。その後、古代の建築を再生することで近世の幕を切って落としたイタリアの「ルネサンス建築」を通して古典主義の原点を確認し、各国がこれを受け入れてルネサンス建築が拡散する様子を見ます。 13:20-14:40 「建築」という文化、時代区分と様式概念 14:50-16:10 「ルネサンス建築 1」 古代の再生 16:20-17:40 「ルネサンス建築 2」 イタリアに憧れるヨーロッパ [担当講師: 西田 雅嗣 ] 02/19(日) 09:30~17:00 遠隔(WEB) プロテスタントへの対抗から芸術をプロパンガンダとしたカトリックが「バロック」を生み出す様子を見た後、17-18世紀のフランスにて絶対主義国家のプロパガンダとしての権威主義的古典主義のバロック建築を見ます。そして、近代の啓蒙思想が古典主義を「新古典主義」へと導き、近代社会が「中世」を発見し、中世建築の周りの新しい建築モデルが形成され、世紀末から20世紀初頭にかけて「アール・ヌーヴォー」という、様式では語れないモダニズムの黎明となる建築が広まる様子を見ます。 09:30-10:50 「バロック建築 1」 カトリックのプロパガンダ 11:00-12:20 「バロック建築 2」 王を装う古代 13:20-14:40 「新古典主義建築」 啓蒙思想と古代 14:50-16:10 「歴史主義・折衷主義建築」 中世というモデル 16:20-17:00 「アール・ヌーヴォー建築」 モダニズムの黎明 [担当講師: 西田 雅嗣 ] 持参物 ○筆記用具 備考 【開講時間】1日目 13:20~17:40、2日目 9:30~17:00 ○オンライン会議アプリ「Zoom(ズーム)」を利用します。受講にあたっては、Zoom の基本的な操作ができることが必要です。 ○2022年度春季より、Zoom接続情報・配布資料・課題内容・成績評価等を通信教育課程の学習用サイト「airUマイページ」に掲載します。課題(事後レポート等)もairUマイページ(https://air-u.kyoto-art.ac.jp/)からの提出となります。具体的な受講方法は、受講票の「関連資料(関連資料(Zoom遠隔) )」をご参照ください。 ○Zoom接続情報は各日程ごとに当日開始30分前よりairU上で公開します。 ○配布資料がある場合は、開講初日3日前を目途にairUマイページに掲載します。 ○参考文献:『ヨーロッパ建築史』(西田雅嗣/ 昭和堂/2,400円[本体])、『図説 西洋建築の歴史美と空間の系譜』(佐藤達生/ 河出書房新社/1,800円[本体])※購入は必須ではありません。 担当講師 西田 雅嗣 (京都工芸繊維大学大学院教授) 1958年北海道生まれ。1999年東京大学にて博士号取得。京都芸術大学非常勤講師、京都ノートルダム女子大学非常勤講師、パリ=ソルボンヌ大学共同研究者。主な著書に『フランス・クリュニー地方のロマネスク教会堂建築群』(中央公論美術出版)、『シトー会建築のプロポーション』(中央公論美術出版/ 2006年、建築史学会賞受賞)、『Vocabulaire de laspatialité japonaise』(Editions CNRS / 2014年フランス建築アカデミー賞受賞)。 お気に入り カートに入れる あなたへのおすすめ講座 『山上宗二記』を読む 「教養」を身につける 現在の茶道を作りあげた千利休。茶道史のみならず文化史の上でも重要な利休ですが、その理念や美意識を伝える史料は... レポート・論文の書き方 レポート・論文の書き方を身につける レポート・論文とは何か、随筆や感想文とどう違うのか、どのようなルールがあるのかという基本を知る... 古都の歴史を遡る 古都の歴史的変遷を身につける 日本の古都保存法に指定されたのは、京都(平安京)、奈良(平城京)、鎌倉です。特に平安京、平城京のモデ... アジアみほとけめぐり 「アジアの仏教美術について幅広い知識」を身につける インドや中国などアジア各地の著名な仏教遺跡や作品を取りあげて、分かりやすく解説... 関連講座 インテリアコーディネート基礎理論:心地よい配色の決め方を学ぶ
基本開講地・会場 ※ 開講日 ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 到達目標と講座概要 備考 スケジュール