04/12(水) 06/14(水) 開講形態:隔週 講座番号 G2311414 受付終了 ハス染めの綿糸と腰機でつくるサコッシュ 暮らしの手仕事・草木から色をつむぎ織るよろこび 東京 美術・工芸 [専門]学芸専門演習1~10 関連キーワード 基本開講地・会場 ※ 東京外苑キャンパス 開講日 2023/04/12(水) 、2023/04/26(水) 、2023/05/10(水) 、2023/05/31(水) 、2023/06/14(水) ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 演習 受講料 39,000円 (講座料:35,000円、 諸費用:4,000円) 定員 16名 申込締切日 2023/03/31(金) 13:00 ハスの花と染料になる果托、乾燥葉、染めた綿糸 お気に入り カートに入れる 到達目標と講座概要 「植物染料染めの基礎と腰機による平織りの表現」を身につける 自然と響きあい多彩な色を紡ぎだしてきた日本。本講座では、奈良時代には染料として使われていたハスの葉と果托で綿糸を染め、その糸と弥生時代まで起源を遡る腰と体を使って織る「腰機(こしばた)」を用いて、サコッシュを制作します。草木から色をつむぎ自らの手で布を織り上げる時間から「感じる心」を大切に、染と織の技法の基本を学び、講座終了後も自宅で制作が続けられる技術を身につけていただくことをめざします。はじめての方にも丁寧に指導しますので安心してご参加ください。 スケジュール 04/12(水) 14:00~16:40 第1回:ハスの葉と果托で綿糸を染める 植物染料で綿糸は染まりにくいといわれていますが、ハスの染料はわりと綿や麻にも染まりつきやすい染料です。濃色処理をしなくてもしっかりと染まる方法で綿糸を染めます。 [担当講師: 千葉 晃子 、高橋 淑恵 ] 04/26(水) 14:00~16:40 第2回:玉巻きと整経 前回染めた綿糸を巻き取ります。綛糸(かせいと)の扱い方と玉巻きを習得します。続いて、織物の構造や「平織り」の技法の特色について解説しながら、整経(せいけい*織るのに必要な糸の本数や長さを整える)に取り組みます。 [担当講師: 千葉 晃子 、高橋 淑恵 ] 05/10(水) 14:00~16:40 第3回:経糸張りと綜絖のセット 織りに入る準備の最終段階として、経糸を張り、綜絖(そうこう: 組織にもとづき、経糸を開口する装置)をセットします。 [担当講師: 千葉 晃子 、高橋 淑恵 ] 05/31(水) 14:00~16:40 第4回:織る 腰機が得意とする経糸密度の高いしっかりとした布を織ります。腰機の扱い方や糸の張り具合などのこつを伝授しながら織り進めていきます。 [担当講師: 千葉 晃子 、高橋 淑恵 ] 06/14(水) 14:00~16:40 第5回:仕立てる 織り上げた布をサコッシュに仕立てます。手織りの布を実際に自分で使ってみることで布の風合いや重さ、厚みなどが自分のイメージする布に近いかどうかがわかり、その発見が次回作への意欲に繋がります。世界に1枚だけの個性がつまったお互いの作品を鑑賞し、得られた成果を共有します。 [担当講師: 千葉 晃子 、高橋 淑恵 ] 持参物 ○筆記用具、軍手、ゴム手袋(軍手の上からはめるため大きめのものをご用意ください)、汚れてもよい服装やエプロン等(サンダル、ハイヒールの着用は不可) ※第2回(4/26)からの持参物は、第1回講座内でご案内します。 備考 【開講時間】14:00~16:40 ○諸費用は、教材費(糸、染料、媒染剤など)となります。 ○はじめて腰機クラスを受講される方は、受講料のほか「腰機セット」の購入が必要となります。受講票の関連資料1「教材購入申込書」にてお申し込みいただけます。 担当講師 千葉 晃子 (染織作家) 1978年生まれ。静岡県出身。武蔵野美術大学短期大学部美術科卒業。京都芸術大学通信教育部美術科染織コース卒業。 染織講師をしながら、草木染めや織の様々な技法を用いて作品を制作。個展、グループ展等多数。京都芸術大学非常勤講師。 現在は、東海地方に伝わる「結び糸」を使っての織物制作を進めている。 担当講師 高橋 淑恵 (染織作家、Studio del Sol代表) 戸板女子短期大学専任講師を経て現職。大学、専門学校等で染織文化論、染色、織物、色彩学、色彩検定対策講座等の講義を行うかたわら、1985年よりグループ展や公募展に織物、手描き友禅、紅型等の多様な技法を取り入れた独自の表現を追究し作品を発表している。2001年、京都親彩染色研究展にて京都市長賞、2006年、日本手工芸美術展にて日本手工芸文化協会委員長賞、2007年、ネオ・ジャポニズム特別展(オーストリア/ウィーン)にてパレパルフィー賞等受賞。共著に『色彩用語辞典』(東京大学出版会/2003年)、『徹底図解 色のしくみ』(新星出版社/2009年)等。 お気に入り カートに入れる あなたへのおすすめ講座 「エピソードトーク」ドリル 何気ない日常の出来事でも、語り方ひとつで“伝わる体験”に変わります。本講座では、そうしたエピソードトークを「実際に考えて・話して・直して... PIGMENT TOKYOと絵画素材をまなぶ -日本の伝統画材で花をえがく- 絵画素材を理論と感覚から理解する PIGMENT TOKYOの壁一面に並ぶ色のなかに、鉱石を砕いてつくられる「岩絵具」という顔料が... これからの京都学 2025 京都芸術大学では「京都文藝復興」「藝術立国」の理念のもと、東洋の思想を基盤とした藝術教育を行っています。その一環として故芳賀徹名誉学長が... 洋画研究講座 「それぞれの素材の扱い方を覚え描画力」を身につける 絵画には構想やデッサン力も大切ですが、いくら良いエスキースができても油彩やアク... 関連講座 バスケタリー かごを編む技法と立体造形 「かごを編む技法を知り、自由な発想で制作する力」を身につける 草やつるなどの自然素材ばかりでなく、糸や布などの柔らかい素材も強く撚... ネオ民藝の旅@南砺・富山[見聞篇]【ネオ民藝I-4】 南砺・富山で眼を開く 初日は「民藝の心が生きるまち」南砺市を訪ねます。戦中、戦後の6年8ヶ月、南砺市(旧福光町)に疎開していた板画... 石膏デッサン(木炭) 「基本中の基本」を身につける 「石膏像を何故に描くのか」それは像の美しさは勿論のこと、その白い塊(立体)の存在感を平面の中に表現す... 手描きパース基礎の基礎 目の前の風景を読みとけばパース表現は見えてきます パースは図面やプランを的確に表現する手法です。描くためには約束事を学びます。目...
基本開講地・会場 ※ 開講日 ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 到達目標と講座概要 備考 スケジュール