到達目標と講座概要
「一人一人が、伸びやかに、自信を持って表現できる力」を身につける
私は何をどう描きたいのか・・・それは、表現を探し始める時、全ての皆さんが向き合う最も大切な課題です。簡単に見いだせないのは言うまでもありませんが、それを探す過程は、表現者にしか味わえない、尊く充実した時間です。本講座では、日本画制作の、写生→構想→小下図→大下図→本画制作の基本的な流れの中で、自分らしい表現を見いだすための2つのポイントに焦点を絞ります。1つ目のポイントでは、写生や構想の練り方、小下図制作に工夫を凝らし「何を描きたいのか?」を模索します。そして2つ目では、本画制作を通して「私の表現に必要な技術」を明快にし技術力を向上させます。やさしくも深い観察眼で、あるがままに自然界の小宇宙:ビオトープを描きだす磯部光太郎が、皆さんが伸びやかに表現できるようになるために、1年の時間をかけ、じっくり深くアドバイスします。
<受講資格>
今までに8枚以上の本画(ほんが)の制作経験を有する方で、かつ「自分らしい表現を探し続けたい!」という向上心をお持ちの方。
※本画(ほんが)とは、完成作品=和紙などの支持体に日本画絵具で描かれた作品( 岩絵具を膠水で溶いて描かれた作品)を指します。
<受講上の注意>
本講座は、「遠隔クラス」と同時進行で行います。授業内での「ガイダンス」や「導入」「講師のデモスト」「個人指導時の作品」「講評会での作品」などを、ZoomでのLive配信(遠隔クラスの受講生のみ視聴可能)、および、録画し「You Tube」(対面・遠隔クラスの受講生が視聴可能)で配信します。「対面クラス」の受講生も「You Tube」によって授業内容の確認ができます。「対面クラス」受講生の作品や指導内容を、「遠隔クラス」受講生が視聴することをご承知おきください。
<単位認定について>
2日間の連続する開講日程を受講し課題に合格することで、「1単位」修得できるカリキュラムで講座を構成しています。全8日間全てに出席・課題に合格することで4単位(1単位×4セット)の修得が可能です。1単位を修得するための開講日程は次のとおりです。
(1)5/23(火)、5/24(水)[1単位]、(2)9/5(火)、9/6(水)[1単位]、(3)11/21(火)、11/22(水)[1単位]、(4)2024/1/16(火)、3/12(火)[1単位]、 計4単位
○上記の2日間1セットのうち、1日でも「欠席・遅刻・早退」が発生した場合はそのセットの単位は取得できませんが、他のセットに出席・課題合格することで残りの単位取得が可能です。
○通信教育部での単位認定科目名は(1)[日本の絵画表現1](1単位)、(2)[日本の絵画表現2](1単位)、(3)[日本の絵画表現3](1単位)、(4)[日本の絵画表現4](1単位)となります。
○airUに表示される科目名も、磯部光太郎の特別レッスン「表現の扉を開くために」(対面)(1)~(4)となります。
※本講座は京都芸術大学 履修証明プログラム「日本の絵画表現1~4」に該当します。