• 04/19(水)
  • 06/14(水)

開講形態:隔週/-

講座番号 G2315104

  • 受付終了

京都芸術大学舞台芸術研究センター提供連続講座 少しだけ深く読み解く「詩劇としての能」-『融』のすべて-

  • 遠隔(WEB)
  • 文化伝統・歴史
  • [総合]学芸基礎講義1~10

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基本開講地・会場 ※
遠隔(WEB)
開講日

※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。

形態
講義
受講料
定員
200名
申込締切日
2023/04/09(日) 13:00

2013年2月2日「春秋座ー能と狂言」より能『融』シテ:観世銕之丞 撮影:清水俊洋

到達目標と講座概要

700年の歴史と変化を通して学ぶ、「現代に生きる能」の魅力 本講座では、「春秋座―能と狂言」シリーズで上演されてきた能のなかから1曲をとりあげ、その映像を用いて「能」という舞台芸術の特色と魅力を伝えます。 三回目となる今講座では、光源氏のモデルといわれる左大臣源融(みなもとのとおる)が陸奥松島湾の塩竃(しおがま)の致景を移して風雅な日々を送ったことに取材した世阿弥作の『融』(とおる)をとりあげ、テキスト、典拠、演出、上演史などから、最終的に『融』の主題とそれをささえている趣向について考えたいと思います。用いる映像は、平成二十五年の春秋座における観世銕之丞氏の舞台、恒例のゲストにはシテ方観世流の大槻文藏氏(人間国宝、文化功労者)をお招きします。毎回、あいだに5分の休憩をはさみ、最後に20分ほど質問の時間を予定しています。大学の通信教育部の講座ですが、能に関心をもつ一般の方も受講できます。どうぞお気軽にご参加ください。 ■『融』読解のためのヒント ① 源融(みなもとのとおる)は平安時代の実在の貴族だが、どのような経歴の人物なのか。 ② 光源氏のモデルは源融だという説が鎌倉時代からあるが、そのような説が生まれたのはなぜか。 ③ 『融』の舞台は融が塩竃の致景を移して風流生活を楽しんだ庭園だが、そのことを伝える文献にはどのようなものがあるか。また、その六条河原の院の庭園は『融』にはどのように描かれているか。 ④ 世阿弥が融をシテにした能を作ろうと思ったきっかけはなにか。 ⑤ 前ジテが塩竃の浦の潮汲みで浦人姿で登場し、現実には荒廃している河原の院をかつての風流を尽くした場と見ているのはなぜか。 ⑥ 『融』は本来は『塩竃』という曲名だったが、なぜ『融』に変わったのか。 ⑦ 融が愛した陸奥の塩竃はどのような場所だったのか。 ⑧ 『融』においては唐の詩人賈島の有名な「推敲」詩はどのように機能しているか。 ⑨ 観阿弥は今は散逸している『融の大臣の能』という鬼能を演じているが、その『融の大臣の能』と『融』とは関係があるのか。 ⑩ 融は終曲部で月の都に帰ってゆくが、融が月の住人と設定されているのはなぜか。 ⑪ 世阿弥は『融』を「老体」としているが、現在の『融』の後ジテは壮年の貴公子である。一方、前ジテは老浦人だから、世阿弥が『融』を「老体」としたのは、あるいは前ジテを基準にしたものか。 ⑫ 世阿弥が『融』で描こうとしたものは何か。 ⑬ 融が後場で舞う《早舞》にはどのような意味が担わされているか。 ⑭ 融が舞う舞はなぜ《早舞》なのか。 ⑮ 多くある『融』の小書のほとんどが舞にかかわるものなのはなぜか。 ⑯ 旅の僧は夢幻能一般のワキとは違って、一貫して融の心情の同調者として描かれているが、世阿弥がそうした意図はなにか。 ⑰ 『融』が詩劇たる最も大きな理由は何か。

スケジュール

19:00~21:00

19:00~21:00

19:00~21:00

19:00~21:00

19:00~21:00

持参物
筆記用具
備考

担当講師

天野 文雄 (大阪大学名誉教授/能楽研究)

1946年、東京都に生まれる。早稲田大学第一法学部卒業後、国学院大学大学院文学研究科修了。文学博士。大阪大学名誉教授。専門は能楽研究。著書に、『翁猿楽研究』(平成7年、和泉書院)、『能に憑かれた権力者』(平成9年、講談社選書メチエ)、『現代能楽講義』(平成16年、大阪大学出版会)、『世阿弥がいた場所』(ぺりかん社、平成19年)、『能楽名作選(上下)』(角川書店、平成29年)、『能楽手帖』(角川ソフィア文庫、平成30年)、共著に、『岩波講座能・狂言Ⅰ〔能楽の歴史〕』(昭和62年)、共編著に『能を読む』(全4冊、角川学芸出版、平成25年)など。研究の延長として、大槻文藏、梅若実玄祥、福王茂十郎の諸氏や国立能楽堂企画制作課と協同して、平成初年以来、廃絶曲の復元上演、現行曲の見直しにも数多く参画している。観世寿夫記念法政大学能楽賞、日本演劇学会河竹賞受賞。

受講生の声

日本の「おもてなし」と「しきたり」を味わう

自営業で、休業する水曜日を有意義に過ごしたいという数年来の思いがやっとかないました。「二十四節季」など日本古来のしきたりや伝統文化を学びながら、茶事を経験したりと、毎回とても楽しみです。

2016年度[春季]/S.T.さん
(60代/男性/東京都)

ローマ、美術の旅 [特別編]

書店で見つけた美しい本『フランスの伝統色』を創られた城一夫先生の講義を是非一度受けてみたいと思っていました。また本間紀子先生には国立西洋美術館のカラヴァッジョ展で解説していただきました!

2016年度[春季]/Y.M.さん
(60代/女性/東京都)
【科目の概要】
科目名
担当者
履修形態 () 開講期
授業概要

基本開講地・会場 ※
開講日

※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。

形態

到達目標と講座概要

備考

スケジュール

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