08/01(火) 08/02(水) 開講形態:集中 講座番号 G2321412 受付終了 日本画技法講座: 絹本の技法 絹に描く:準備から制作まで A日程 東京 美術・工芸 [専門]学芸専門演習1~10 関連キーワード 基本開講地・会場 ※ 東京外苑キャンパス 開講日 2023/08/01(火) 、2023/08/02(水) ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 演習 受講料 37,000円 (講座料:31,000円、 諸費用:6,000円) 定員 18名 申込締切日 2023/07/21(金) 13:00 講座イメージ お気に入り カートに入れる 到達目標と講座概要 「絹本制作のための準備と表現法」を身につける 絹に描いた絵を絹本または絹絵と言います。絹は日本絵画の代表的な基底材の一つで、古の仏画から伊藤若冲の動植物画等、多くの名画がこの技法によって描かれています。枠に絹を張る事によって、描く時にたわむように筆を受け止めるその感触は、他の基底材では味わえません。また、絹目を利用して裏側からの彩色ができ、そして、水との相性の良さによるぼかし技法、地肌のきめの細かさから生まれる発色や繊細な描写等、薄塗りでありながら深い奥行きのある味わい深い表現が魅力です。本講座では、絹本の準備から基本技法を、若冲の模写を行いながら体験します。 スケジュール 08/01(火) 09:30~17:40 まず、捨て糊が施された木枠に絹を糊で張り込みます。木枠が乾くまでの間に、ガイダンスで制作手順や作例の紹介を行います。乾いた絹本の木 枠(糊で止めた部分)に防水テープを貼ります。絹本にドーサ引き終了後、絹本の裏から下図を透けさせ、直接墨で骨描きや墨入れ作業を行います。準備が整ったら絹本の裏から裏彩色を行います。表からの仕事の効果を考え、適した色彩を選びます。 09:30-10:50 木枠に絹を張り込む。図版を選ぶ 11:00-12:20 ガイダンス。絹本の木枠を完成させ絹本への骨描き、墨入れ 13:20-14:40 ある程度骨描きが終わったら、墨入れを行い明暗を入れる 14:50-16:10 絵具の説明をうけ、必要に応じて表面からも薄く彩色する 16:20-17:40 表からの仕事の効果を考慮し裏彩色を行う [担当講師: 磯部 光太郎 ] 08/02(水) 09:30~17:40 表面からの彩色と裏彩色の続きを丁寧に行います。絹本の特徴である絹目の美しさを生かす為、絹の目が潰れ過ぎないように薄く重ね塗りを行い ます。画面全体に彩色し全体感をつくります。美しくぼかす方法やむらなく塗る方法を学びます。面相筆を使い細部の仕上げ作業を行い、画面全 体の緊張感や描き込みに気を配り完成させます。制作終了後、皆で作品を鑑賞し講評会を行います。 09:30-10:50 裏彩色を中心に表面からも彩色作業の続きを行う 11:00-12:20 美しくぼかす方法やむらなく塗る方法の紹介 13:20-14:40 図柄の下塗りが終わり、裏面から刷毛で地色を塗る 14:50-16:10 画面全体に彩色し、面相筆を使い細部を仕上げる 16:20-17:40 最後まで緊張を保ち完成。皆で作品を鑑賞し講評会 [担当講師: 磯部 光太郎 ] 持参物 ○詳細は、受講票の「関連資料1 持参物のご案内」をご確認くだい。 ※持参物の教材購入を希望される方は、「関連資料4 教材購入申込書」にてお申し込みいただけます。 備考 【開講時間】9:30~17:40 ○諸費用は、実習費(絹本木枠等準備物)となります。 [Webサイトの本講座詳細ページ] [URL]https://air-u.kyoto-art.ac.jp/gakusha/learning/G2321412 【「受講票アップロード通知メール」一斉送信日時 】7/14(金)11:10 上記、通知メールの一斉送信日時以降に申し込まれた方には、メールは送信されません。以下の手順で[受講票](pdf)をご確認ください。 ◎藝術学舎Webサイトにログイン>申込状況一覧>受講許可(開講前~開講中) 担当講師 磯部 光太郎 (画家) 1970年東京都生まれ。1997年東京藝術大学大学院修士課程美術研究科日本画専攻修了。近年はビオトープをテーマに、昆虫やカエルなどの野生生物を描いている。現在、関東を中心に個展・グループ展多数発表。2010年Art Award Next審査委員賞受賞。 お気に入り カートに入れる あなたへのおすすめ講座 [セット講座]池田雅文の特別レッスン「散歩と芸術:今、絵画に求められること」 「美しさを実感し、美しいままに描く力」を身につける ... インテリアコーディネート基礎理論【配色編】 センスに頼らず、心地よいインテリアカラーを選べるようになる インテリアコーディネート基礎理論の初回は、コーディネートの中でも見た目... 恢復の試みとしてのサバイバー文学―癌、病、障害を隠喩する 脆弱な獣のような肉体を携えた人間は、自らの深い知性や人類としての医学の発展によって、癌、病、障害を経験し、乗り越えもしてきました。語るこ... 日本文化の創世記とマンガ史概論 マンガの要素である物語性と表現技法の歴史をメディアの進化と共に学ぶ グローバル化した日本のマンガの原点は日本文化の本質と同期しながら、... 関連講座 [セット講座]池田雅文の特別レッスン「散歩と芸術:今、絵画に求められること」 「美しさを実感し、美しいままに描く力」を身につける ... [セット講座]「人の顔と体」を徹底的に攻略し描く:デッサンと塑像による探究 一人一人が一歩先の、顔・人体表現を身につける 見ているモノを、ありのままに描くこと。このシンプルな行為が、見方や感じ方、考え方を深... 人物木炭デッサン(ヌード) 対象を捉える力を身につける 裸婦を描くことは物を見て描くことの基本であるばかりでなく、形の美しさを知り、人体の構造を読み取るという... 日本画の基礎 -はじめての写生- 「写生の大切さと面白さ」に気づき、基本的な観察力を身につける 花は、野辺に咲く花、庭先の花、卓上の花、蕾が膨らみ咲き誇り枯れてゆく...
基本開講地・会場 ※ 開講日 ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 到達目標と講座概要 備考 スケジュール