• 11/11(土)
  • 11/12(日)

開講形態:集中/-

講座番号 G2335229

  • 受付終了

戦後の娼街・性売買を材に取った作品からみる世相 戦後性売買文芸を読む

  • 遠隔(WEB)
  • 文化伝統・歴史
  • [専門]学芸専門講義1~10

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遠隔(WEB)
開講日

※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。

形態
講義
受講料
定員
50名
申込締切日
2023/11/01(水) 13:00

到達目標と講座概要

昭和21年、GHQの指示に基づき、公娼制度に関する一切の法令が廃止され、我が国の公娼制度は数百年に及ぶ歴史に一応の終止符を打った。しかしながら実態は、「自由意志に基づく売春」という建て付けで黙認、再編成され、「準公娼制度」と呼ぶに相応しいほど公然と営まれる娼街、すなわち赤線として『売春防止法』昭和33年に罰則規定を伴って施行されるまで、延命されることになる。 男性作家を中心に各界のクリエイターは哀別するかのように、昭和30年前後、多くの性売買にまつわる作品を残した。昭和21年にはこうした動向は見られず、対照的である。この意味で、形式上の公娼制度廃止は昭和21年であっても、社会通念上の廃止は昭和33年にあった。 本講座では、売春防止法前後の性売買を題材とした文芸作品を取り上げる。赤線だけではなく、「パンパンガール」と呼ばれた街娼など広く扱う。加えて、AIを用いた読み上げソフトを用いて、講義中に実際に作品を聴く。 文芸誌、週刊誌を中心に発表された性売買文芸は、作者のどのような意識を反映し、社会にどのように受け容れられたのか。現代からみた時代的限界、男女による描き方の比較、戦前と戦後作家の比較などを考察を加える。赤線を中心とした売春女性当事者の意識、性売買の実態などの背景も紹介する。 ※9/5付で秋季の講座情報に更新しています。ご確認ください。

スケジュール

11:00~17:40

11:00~17:00

持参物
○筆記用具
備考

担当講師

渡辺 豪 (株式会社カストリ出版 代表取締役社長)

1977年、福島県生まれ。2010年頃から全国の遊廓跡およそ500箇所を調査・撮影。2015年、遊廓に関連する文献の復刻を行う、株式会社カストリ出版を起業、翌2016年に吉原遊廓跡に遊廓専門書店・カストリ書房を開店。著書に『遊廓』(新潮社)、『赤線本』(イーストプレス)、『戦後のあだ花 カストリ雑誌』(三才ブックス)。テレビ番組(NHK『新日本風土記』『歴史探偵』、日本テレビ『マツコデラックス特番』)、書籍、ラジオ、雑誌の歴史考証、取材協力、出演多数。

受講生の声

日本の「おもてなし」と「しきたり」を味わう

自営業で、休業する水曜日を有意義に過ごしたいという数年来の思いがやっとかないました。「二十四節季」など日本古来のしきたりや伝統文化を学びながら、茶事を経験したりと、毎回とても楽しみです。

2016年度[春季]/S.T.さん
(60代/男性/東京都)

ローマ、美術の旅 [特別編]

書店で見つけた美しい本『フランスの伝統色』を創られた城一夫先生の講義を是非一度受けてみたいと思っていました。また本間紀子先生には国立西洋美術館のカラヴァッジョ展で解説していただきました!

2016年度[春季]/Y.M.さん
(60代/女性/東京都)
【科目の概要】
科目名
担当者
履修形態 () 開講期
授業概要

基本開講地・会場 ※
開講日

※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。

形態

到達目標と講座概要

備考

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