01/16(火) 02/13(火) 開講形態:隔週/- 講座番号 G2345249 受付終了 ICA京都レクチャー08 マルセル・デュシャン -「現代アートの父」の何がすごいか- 遠隔(WEB) 文学・思想・哲学 [専門]学芸専門講義1~10 関連キーワード ネットで学ぶ 基本開講地・会場 ※ 遠隔(WEB) 開講日 2024/01/16(火) 、2024/01/23(火) 、2024/01/30(火) 、2024/02/06(火) 、2024/02/13(火) ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 講義 受講料 18,000円 (講座料:18,000円、 諸費用:0円) 定員 50名 申込締切日 2024/01/06(土) 13:00 Marcel Duchamp, "La mariée mise à nu par ses célibataires, même," 1915-1923 お気に入り カートに入れる 到達目標と講座概要 現代アートの「原点」について学び、アートをつくること、観ることの意味を考える。 デュシャンの名前を出すと、多くの人が「ああ、あの便器の人ね」と応じます。でも、それ以上のことを知っている人は案外少ない。特に近年では、「現代アートの父」が行ったことの意義がだいぶ忘れ去られているようです。 レディメイド、代表作の「花嫁は 裸にされて 彼女の独身者たちによって、さえも」(通称「大ガラス」)、アンフラマンスなど、デュシャンがつくった作品や概念を紹介し、現代アートがどのように生まれ、進化し、次代へ続いていくのかをともに考えます。2022年に開講した「ICA京都レクチャー02/現代アートとは何か」の、おさらいにして続編ですが、予備知識は不要なので、初めて受講される方もご安心ください。 スケジュール 01/16(火) 19:00~21:00 第1回:「便器の人」の正体 便器を作品として発表した。多くの女性と浮き名を流した。女性に扮することもあった。アートから離れたと思われていた。チェスの腕前はプロ級だった。デュシャンとは何者か。 [担当講師: 小崎 哲哉 ] 01/23(火) 19:00~21:00 第2回:レディメイドとは何か 「『アートの』ではない作品」がアートを根本的に変革した。なぜ、自転車の車輪、ワインの瓶の乾燥機、犬用の櫛、帽子掛け、そして便器といった日用品が「作品」となりえたのか。 [担当講師: 小崎 哲哉 ] 01/30(火) 19:00~21:00 第3回: 「網膜」から「灰色の物質」へ 「現代アートの父」は文学、とりわけ詩に傾倒した。他方、駄洒落と下ネタを好み、作品に応用・導入するばかりか、メモなども作品だと主張した。言語芸術としてのアートとは? [担当講師: 小崎 哲哉 ] 02/06(火) 19:00~21:00 第4回:エロス・機械・宇宙 謎に満ちた難解な作品とされる、代表作「大ガラス」と遺作「与えられたとせよ」。背後に隠された創作の動機を探る。キーワードは「アンフラマンス」(超薄)と「デモクリトス」。 [担当講師: 小崎 哲哉 ] 02/13(火) 19:00~21:00 第5回:「父」を継ぐ者 ドクメンタ15とヴェネツィア・ビエンナーレ2022は「デュシャンから遠く離れて」と形容すべき様相を呈していた。「父」の志を継ぐ者はこの時代にまだ存在するのだろうか。 [担当講師: 小崎 哲哉 ] 持参物 ○筆記用具 備考 【開講時間】19:00~21:00 ○本講座は、通信教育課程の学習用サイトairU(https://air-u.kyoto-art.ac.jp/)とZoom(オンライン会議アプリ)を利用して受講します。Zoomは必ず最新バージョンに更新しておいてください。 ○具体的な受講方法は、受講票の「関連資料(Zoom遠隔)」をご確認ください。開講前日までに必ず確認してください。 ○Zoom接続情報は、開講日毎に当日の開始30分前よりairUで公開します(受講票の関連資料 p.3-4参照)。 ○配付資料がある場合は、各開講日の3日前をめどにairUに掲載します。 ○事前にICA京都について確認しておいてください。[URL]https://icakyoto.art/ [Webサイトの本講座詳細ページ] [URL]https://air-u.kyoto-art.ac.jp/gakusha/learning/G2345249 【「受講票アップロード通知メール」一斉送信日時 】1/9(火)10:55 上記、通知メールの一斉送信日時以降に申し込まれた方には、メールは送信されません。以下の手順で[受講票](pdf)をご確認ください。 ◎藝術学舎Webサイトにログイン>申込状況一覧>受講許可(開講前~開講中) 担当講師 小崎 哲哉 (ICA京都ウェブマガジン『REALKYOTO FORUM』編集長、京都芸術大学教授) ICA京都のウェブマガジン『REALKYOTO FORUM』編集長。京都芸術大学大学院芸術研究科教授。愛知県立芸術大学非常勤講師。同志社大学非常勤講師。2003年に和英バイリンガルの現代アート雑誌『ART iT』を創刊し、編集長を務めた。展覧会のキュレーションも行い、あいちトリエンナーレ2013ではパフォーミングアーツ統括プロデューサーを担当。編著書に『百年の愚行』『続・百年の愚行』、著書に『現代アートとは何か』『現代アートを殺さないために——ソフトな恐怖政治と表現の自由』などがある。2019年にフランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエを受章。 お気に入り カートに入れる あなたへのおすすめ講座 静物デッサンの遠近法 遠近法を理解し、静物デッサンの自然な形の捉え方を身につける デッサン・絵画からデザインパース画にいたるまで、対象を写実的に描こうと... 日本文化の創世記とマンガ史概論 マンガの要素である物語性と表現技法の歴史をメディアの進化と共に学ぶ グローバル化した日本のマンガの原点は日本文化の本質と同期しながら、... 美術と映画 -映画のなかの画家たち- 西洋の有名な画家の生涯と作品に親しむ 映画の中で西洋の名高い画家たちはどのように描かれてきたのか。その絵画作品と比較しながら、画家... 日本画研究講座オンライン 「表現力」を身につける 本講座は、現在、制作に取り組んでいる作品をより良くするために必要なことを学ぶ講座です。一人一人が自己修練や... 関連講座 ジェンダーから読む日米韓の女性文学 恢復の試みとしてのサバイバー文学―癌、病、障害を隠喩する
基本開講地・会場 ※ 開講日 ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 到達目標と講座概要 備考 スケジュール