02/11(火) 02/12(水) 開講形態:集中 講座番号 G2441323 受付終了 イスラーム陶器・タイルの歴史 陶を介して、宗教・歴史・文化に迫る 東京 文化伝統・歴史 [専門]学芸専門講義1~10 関連キーワード 基本開講地・会場 ※ 東京外苑キャンパス 開講日 2025/02/11(火) 、2025/02/12(水) ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 講義 受講料 16,000円 (講座料:16,000円、 諸費用:0円) 定員 40名 申込締切日 2025/01/31(金) 13:00 〈ラスター彩草花文星形タイル〉(公益財団法人四国民家博物館)1260年代、カーシャーン、伝イマームザーデ・ヤフヤー由来 お気に入り カートに入れる 到達目標と講座概要 この講座は、イスラーム美術史に興味がある方、陶器やタイルに関心を持つ方、さらには、北アフリカ・中東・中央アジアの歴史に関心のある方に最適です。この講座は、①イスラーム教が生まれた7世紀以降の北アフリカ・中東・中央アジアにおいて制作された陶器やタイルの歴史的・地域的な展開を理解すること、②イスラーム陶器・タイルが制作された当時の文化的・経済的・社会的環境を、その素材や、器形、装飾、用途、さらに、中東に輸出された中国陶磁器との関わりや、陶工の教養、パトロネージの視点から考察すること、そして、③イスラーム陶器・タイルが日本を含む世界各地でどのように受容されてきたのか、その歴史的経緯を把握することを目指します。 スケジュール 02/11(火) 13:20~17:40 まず、7世紀以降、イスラームの教えが広まった地域について確認したあと、陶という素材の特質、「イスラーム」という宗教と陶器・タイルの関わりについて学びます。続いて、イスラームの教えが生まれた7世紀以降の北アフリカ・中東・中央アジアを中心とした地域において制作された陶器・タイルの歴史を時系列順に学びます(14世紀前半まで)。 13:20-14:40 「イスラーム陶器・タイル」とは何か 14:50-16:10 7–11世紀:「イスラーム陶」の始まり 16:20-17:40 11–14世紀:フリット胎土の発明と装飾可能性の拡大 [担当講師: 神田 惟 ] 02/12(水) 09:30~17:40 中国から青花(染付磁器)が中東に輸出されるようになった14世紀後半以降のイスラーム陶の史的・地域的展開について学んだのち、とくにラスター彩という技法を取り上げてこの技法の特色と歴史を学びます。さらに、イスラーム陶器・タイルが制作された当時の文化的・経済的・社会的環境について、多角的に論じたのち、イスラーム陶器・タイルが日本を含む世界各地でどのように受容されてきたのか、その歴史的経緯を把握します。講座の最後には、国内所蔵の重要なイスラーム陶20点を紹介します。 09:30-10:50 14–18世紀:青花(染付磁器)の中東への流入ー模倣から独自性の確立へ 11:00-12:20 ラスター彩史 13:20-14:40 陶器の器形、タイルの用途、銘文と装飾、作り手と製作環境 14:50-16:10 世界各地におけるイスラーム陶の受容:ヨーロッパと日本 16:20-17:00 国内所蔵のイスラーム陶20選 17:00-17:40 試験(成績評価・単位連携を希望する方のみ) [担当講師: 神田 惟 ] 持参物 ○筆記用具、手元ライト(プロジェクター投影時に、教室が暗くなる場合があります。必要な方のみお持ちください。) 備考 【開講時間】1日目 13:20~17:40、2日目 9:30~17:40 ※2日目の試験(17:00~17:40)は、成績評価・単位連携を希望する方のみ受験が必要です。 [Webサイトの本講座詳細ページ] [URL]https://air-u.kyoto-art.ac.jp/gakusha/learning/G2441323 【「受講票アップロード通知メール」一斉送信日時 】1/27(月)17:00 上記、通知メールの一斉送信日時以降に申し込まれた方には、メールは送信されません。以下の手順で[受講票](pdf)をご確認ください。 ◎藝術学舎Webサイトにログイン>申込状況一覧>受講許可(開講前~開講中) 担当講師 神田 惟 (東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 助教、博士) 2015年、英オックスフォード大学東洋学研究科哲学修士課程イスラーム美術・考古学コース修了、2018年、東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻博士課程満期退学。米ハーバード大学アガ・カーン・プログラム訪問院生研究員、東京大学東洋文化研究所特任研究員、日本学術振興会特別研究員(PD)等を経て現職。第39回日本オリエント学会奨励賞(2017年度)、第27回鹿島美術財団賞(2020年度)を受賞。イスラーム美術史、ペルシア語文化圏文化史を専門とする。 お気に入り カートに入れる あなたへのおすすめ講座 初めての挑戦!Adobe Premiere Proで動画を作ろう:Vlog・... Premiere Pro入門としての「動画編集」の基本操作・編集方法について学び、<カット・テロップ入れ・BGM>の基本操作が出来るよう... PIGMENT TOKYOと絵画素材をまなぶ -三原色でカラーホイールをつく... 絵画素材を理論と感覚から理解する 三原色を混色し、美術の教科書にのっていたあのカラーホイールをオリジナルで作成いたしましょう。 ... 地域とつながる演劇的コミュニケーション:風景と創造のデザイン 参加者が、地域における舞台芸術の実践事例を通して「場づくり」や「風景との関係性」に目を向け、アートの力と地域資源を生かした表現やコミュニ... 怪談ばなしの系譜 落語・講談における怪談ばなしの系譜を知る 怪談牡丹燈籠、真景累ヶ淵、四谷怪談、皿屋敷などなど。怪談は、落語・講談といった日本の伝統... 関連講座 イスラーム陶器・タイルの歴史 この講座は、イスラーム美術史に興味がある方、陶器やタイルに関心を持つ方、さらには、北アフリカ・中東・中央アジアの歴史に関心のある方に最適... 京都の名石と名庭を巡るⅢ 日本庭園の構成要素「石」に注目して庭を観る 日本最古の作庭書と言われる『作庭記』は、冒頭「石をたてん事まつ大旨をこころうへき也」と... ワインの文化と風土(遠隔+対面) 東京ホテル考現学 ホテルの魅力を客観的に読み取る洞察力を身につける 東京の最新ホテル事情、ホスピタリティ業界の現況などの講義を受けた後、実際に東京の...
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