01/14(火) 02/11(火) 開講形態:隔週/- 講座番号 G2445228 受付終了 デュシャンの宇宙——現代アートの誕生 ICA京都レクチャー11 遠隔(WEB) 文学・思想・哲学 イラスト・マンガ [専門]学芸専門講義1~10 関連キーワード ネットで学ぶ 基本開講地・会場 ※ 遠隔(WEB) 開講日 2025/01/14(火) 、2025/01/21(火) 、2025/01/28(火) 、2025/02/04(火) 、2025/02/11(火) ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 講義 受講料 18,000円 (講座料:18,000円、 諸費用:0円) 定員 50名 申込締切日 2025/01/04(土) 13:00 Marcel Duchamp, "La mariée mise à nu par ses célibataires, même," 1915-1923 https://en.wikipedia.org/wiki/The_Bride_Stripped_Bare_by_Her_Bachelors,_Even#/media/File:Duchamp_LargeGlass.jpg お気に入り カートに入れる 到達目標と講座概要 現代アートが生まれた背景と経緯を知り、アートとは何かについて考える。 マルセル・デュシャンは「現代アートの父」と呼ばれています。けれども、「なぜ『父』なのか?」と問われて即答できる人はほとんどいません。出来合いの便器にサインと日付を書き入れただけで、どうしてそれが作品に変身するのでしょうか。 実はレディメイドには大きな誤解があります。代表作「花嫁は 裸にされて 彼女の独身者たちによって、さえも」(通称「大ガラス」)についてもトンデモ解釈が少なくない。最新の知見と講師自身の研究に基づき、デュシャンが行ったことと、その意義を解説します。 2023年に開講した「ICA京都レクチャー08/マルセル・デュシャン -『現代アートの父』の何がすごいか-」の続編ですが、おさらいをしつつ、新たな発見をご紹介します。予備知識は不要なので、初めて受講される方もご安心ください。 スケジュール 01/14(火) 19:00~21:00 第1回:「父」の人生 女性にもてた。チェスの腕前はプロ級だった。展覧会への出品を拒否された便器は「最も強い影響力を持った20世紀のアート作品」に選ばれた。デュシャンとは何者か。 [担当講師: 小崎 哲哉 ] 01/21(火) 19:00~21:00 第2回:レディメイドの謎と意義 現代のアート作品は、例外なくレディメイドである。それはなぜか。自転車の車輪、ワインの瓶の乾燥機、そして便器といった日用品が「作品」となりえた理由は何か。 [担当講師: 小崎 哲哉 ] 01/28(火) 19:00~21:00 第3回: 「花嫁」と「処女」への関心 画期的にして超難解な代表作「大ガラス」は、なぜつくられたのか。「花嫁」とは誰か。作品内に描かれた不思議なモチーフは、それぞれ何を表しているのか。 [担当講師: 小崎 哲哉 ] 02/04(火) 19:00~21:00 第4回:物理学から下ネタまで 現代物理学に関心を寄せた作家は、その一方、下ネタをこよなく愛していた。遺作「与えられたとせよ」はほとんどポルノグラフィー。この対照は何を示唆しているのか。 [担当講師: 小崎 哲哉 ] 02/11(火) 19:00~21:00 第5回:「それに死ぬのはいつも他者」 1968年に他界した作家の墓碑には「それに死ぬのはいつも他者」という文言が刻まれている。どういう意味か。デュシャンは何を目指し、何を成し遂げたのか。 [担当講師: 小崎 哲哉 ] 持参物 ○筆記用具 備考 【開講時間】19:00~21:00 ○本講座は、通信教育課程の学習用サイトairU(https://air-u.kyoto-art.ac.jp/)とZoom(オンライン会議アプリ)を利用して受講します。Zoomは必ず最新バージョンに更新しておいてください。 ○具体的な受講方法は、受講票の「関連資料(Zoom遠隔)」に掲載しています。開講前日までに必ず確認してください。 ○Zoom接続情報は、開講日当日の開始30分前よりairUで公開します(受講票の関連資料 p.3-4参照)。 ○配付資料がある場合は、開講初日の3日前をめどにairUに掲載します。 [Webサイトの本講座詳細ページ] [URL]https://air-u.kyoto-art.ac.jp/gakusha/learning/G2445228 【「受講票アップロード通知メール」一斉送信日時 】12/26(木)14:52 上記、通知メールの一斉送信日時以降に申し込まれた方には、メールは送信されません。以下の手順で[受講票](pdf)をご確認ください。 ◎藝術学舎Webサイトにログイン>申込状況一覧>受講許可(開講前~開講中) 担当講師 小崎 哲哉 (ICA京都ウェブマガジン『REALKYOTO FORUM』編集長、京都芸術大学教授) ICA京都のウェブマガジン『REALKYOTO FORUM』編集長。京都芸術大学大学院芸術研究科教授。愛知県立芸術大学非常勤講師。同志社大学非常勤講師。2003年に和英バイリンガルの現代アート雑誌『ART iT』を創刊し、編集長を務めた。展覧会のキュレーションも行い、あいちトリエンナーレ2013ではパフォーミングアーツ統括プロデューサーを担当。編著書に『百年の愚行』『続・百年の愚行』、著書に『現代アートとは何か』『現代アートを殺さないために——ソフトな恐怖政治と表現の自由』などがある。2019年にフランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエを受章。 お気に入り カートに入れる あなたへのおすすめ講座 InDesign入門講座〜万能レイアウトツールとしての使い方を学ぶ〜 「InDesign」を駆使した総合的なレイアウトデザイン力を身につける デザインの世界でのスタンダートなソフトウェア群であるAdo... 写真をめぐる作家たち(対面) 多様な写真作品表現の背後にある、制作意図や姿勢について学ぶ 1839年の写真の発明以前から、作家たちは様々な表現や技術の開発に携わ... 令和の東京に見る江戸の名残 -江戸の災害と復興-【アーカイブ配信】 大河ドラマ『べらぼう』の冒頭は明和の大火で吉原が焼け落ちるシーンから始まりました。江戸の大火は15回もあったとされていますが、それ以外に... PIGMENT TOKYOと絵画素材をまなぶ -三原色でカラーホイールをつく... 絵画素材を理論と感覚から理解する 三原色を混色し、美術の教科書にのっていたあのカラーホイールをオリジナルで作成いたしましょう。 ... 関連講座 「詩×短歌」の創作を通して芸大生の表現力をためす 詩や短歌の創作を通じて芸大生の創作力を向上させます。 詩や短歌は比較的短い表現で芸術作品が完結しますので、鑑賞しやすく創作のハード... マンガ家のノウハウから学ぶ!オリジナルキャラクターの作り方-2025春版【ア... 人気のオリジナルキャラクターを作るための方法論を、マンガの実例を使いながら学びます。 かっこいい・かわいいだけで終わらない、愛され・求... 戦後文学と現代 -はじめて読む大江健三郎 文学作品から戦後の日本社会を読み解き、時代や社会の視点から文学を批評的に考察する方法に入門するシリーズです。 ウクライナ、ガザ、戦... 立ち絵が上手くなるキャラクター解剖学:人体構造からキャラを作る 人体の構造を理解しキャラクターを整合性のある造形にする。講座概要:構造的な形を学ことによって人体の成り立ちを理解する。構造的な形状から整...
基本開講地・会場 ※ 開講日 ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 到達目標と講座概要 備考 スケジュール