05/03(土) 05/04(日) 開講形態:集中 講座番号 G2511421 受付終了 はじめてのフレスコ画:最強の絵画技法を体験! 現代に生かす古典技法 東京 美術・工芸 [専門]学芸専門演習1~10 関連キーワード 基本開講地・会場 ※ 東京外苑キャンパス 開講日 2025/05/03(土) 、2025/05/04(日) ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 演習 受講料 36,000円 (講座料:31,000円、 諸費用:5,000円) 定員 18名 申込締切日 2025/04/19(土) 13:00 ポントルモ(サンタ・フェリチタ教会の壁画より) お気に入り カートに入れる 到達目標と講座概要 ブオン・フレスコ(真のフレスコ)の描画技法を身につける イタリア語で「新鮮な」を意味するフレスコ。漆喰が「生乾き」のうちに顔料で描くため、そう名付けられました。フレスコ画は、古くは天然のフレスコと言われるラスコーの洞窟壁画や、ルネッサンス期のジョットやミケランジェロの教会壁画等、数千年の時を経ても色あせない極めて高い耐久性を持つ技法です。本講座では、完成すると堅牢な表面になる真のフレスコ画の仕組みを現代の絵画に生かし、手軽に学べるよう工夫しました。フレスコ画の技法を通して歴史を遡り、漆喰に染み込む色彩の魅力を体感してください。 スケジュール 05/03(土) 09:30~17:40 フレスコ画の歴史の紹介や仕組み、材料、道具の説明を行います。その後、モルタルを練り、パネルに一層目を塗ります。原画を決定し原寸大下絵を作成します。試作用パネルにてモルタルの試し塗り、描画練習を行います。翌日のモルタル準備を行い終了します。 09:30-10:50 フレスコ画概説、材料や道具の説明、材料の準備を行う 11:00-12:20 下地漆喰塗り。描くものを、模写用原画からの選択か、オリジナル原画にするかを決定 13:20-14:40 カルトーネ(原寸大下絵)を作る 14:50-16:10 本番に入る前に描画練習を行う 16:20-17:40 描画練習の続きと描画層用モルタルの準備 [担当講師: 菅原 智子 ] 05/04(日) 09:30~17:40 描画層のモルタルを塗り、表面を整え、原画の転写(スポルヴェロ)を行います。その後、モルタルの状態を見ながら描写に入ります。刷毛、水彩筆、面相筆、スポンジ等を使ってまず全体の調子づけから始め、徐々に細かい描写に移り完成させます。最後に、皆で作品を鑑賞し講評を行います。 09:30-10:50 描画層のモルタルを塗る 11:00-12:20 モルタルの表面を整え、下絵を転写し画面全体を意識して描き進める 13:20-14:40 全体から細部の描写に移る 14:50-16:10 更に描き進め、完成させる 16:20-17:40 仕上がった作品を皆で鑑賞し、講評を行う [担当講師: 菅原 智子 ] 持参物 ○水彩画用丸筆(6号・10号・16号程度を各1本)、面相筆(小・大サイズを各1本)、デザインパレット(中)、紙パレット(Mサイズ程度)、ペインティングナイフ(刃長5~6cm程度のもの)、30cm定規、はさみ、ぼろきれ(筆やパレットの絵の具を拭き取るため)、エプロン・作業着(必要な方)、筆記用具。 ※デザインパレット、紙パレットどちらも使用します。 ※使用する画材のセット購入を希望される方は、受講票の関連資料1「教材購入申込書」にてお申し込みいただけます。 ※原則、藝術学舎にて用意した絵の模写で作成を行いますが、オリジナルの原画で描きたい方は、着彩済みの下絵または、原画の写真をお持ちください。 作品のサイズはF3号(約273×220mm)です。 備考 [開講時間]9:30~17:40 ○諸費用は、実習費(パネル、顔料等)となります。 ○注意:ピグメント(粉状態の顔料)を用いますので、マスクをしても微量の微粉末が体内に入る恐れがあります。妊婦の方や授乳中の方には受講申し込みは控えていただきますようお願いいたします。 [Webサイトの本講座詳細ページ] [URL]https://air-u.kyoto-art.ac.jp/gakusha/learning/G2511421 【「受講票アップロード通知メール」一斉送信日時 】4/11(金)16:00 上記、通知メールの一斉送信日時以降に申し込まれた方には、メールは送信されません。以下の手順で[受講票](pdf)をご確認ください。 ◎藝術学舎Webサイトにログイン>申込状況一覧>受講許可(開講前~開講中) 担当講師 菅原 智子 (画家) 1991年東京藝術大学大学院美術研究科壁画専攻修了。1993年フィレンツェ美術アカデミアに留学、以後2011年まで在住。モザイクやフレスコ、テンペラ等、イタリア古典技法を研究。現在は、テンペラ、油彩の平面作品を中心に制作、発表する傍ら壁画のパブリックアートプロジェクトに多数参加。2005年~2011年ラヴェンナのモザイク壁画保存修復調査に参加。 お気に入り カートに入れる あなたへのおすすめ講座 PIGMENT TOKYOと絵画素材をまなぶ -三原色でカラーホイールをつく... 絵画素材を理論と感覚から理解する 三原色を混色し、美術の教科書にのっていたあのカラーホイールをオリジナルで作成いたしましょう。 ... 地域とつながる演劇的コミュニケーション:風景と創造のデザイン 参加者が、地域における舞台芸術の実践事例を通して「場づくり」や「風景との関係性」に目を向け、アートの力と地域資源を生かした表現やコミュニ... 2日で日本の伝統音楽ツウ! 講座概要:この講義では日本における音楽文化を概観し、伝統音楽に関する基礎知識や音楽的特徴、社会との関わりを知ることを目的としています。そ... 石膏デッサン(木炭) 「基本中の基本」を身につける 「石膏像を何故に描くのか」それは像の美しさは勿論のこと、その白い塊(立体)の存在感を平面の中に表現す... 関連講座 手描きパース基礎の基礎(東京) 目の前の風景を読みとけばパース表現は見えてきます パースは図面やプランを的確に表現する手法です。描くためには約束事を学びます。目... ネオ民藝の旅 民藝と民具/木曽・平沢[蒐集篇]【ネオ民藝Ⅱ-2】 風土のなかでの創造性を観察する力を身につける 木曽十一宿の一つ奈良井宿の枝郷の平沢はでは江戸時代から塗りの櫛や曲げわっぱの生産が盛... 「観る 感じる 描く」感性を広げるドローイング 「表現の幅」を身につける 画家は、表情のある下地を作ってから絵を描き始めることがあります。全くの白紙に描写を始めるのではなく、あら... PIGMENT TOKYOと絵画素材をまなぶ -三原色でカラーホイールをつく...
基本開講地・会場 ※ 開講日 ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 到達目標と講座概要 備考 スケジュール