10/15(水) 12/10(水) 開講形態:隔週 講座番号 G2531203 もうすぐ受付終了 近代フランス絵画の100年 アカデミスムとモダニスムの相克をめぐって 東京 文化伝統・歴史 [専門]学芸専門講義1~10 関連キーワード 基本開講地・会場 ※ 東京外苑キャンパス 開講日 2025/10/15(水) 、2025/10/29(水) 、2025/11/12(水) 、2025/11/26(水) 、2025/12/10(水) ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 講義 受講料 20,000円 (講座料:20,000円、 諸費用:0円) 定員 40名 申込締切日 2025/10/04(土) 13:00 上:アレクサンドル・カバネル、《ヴィーナスの誕生》、1863年、カンヴァスに油彩、130 x 225 cm、オルセー美術館(パリ)、下:エドゥアール・マネ、《オランピア》、1863年、カンヴァスに油彩、130.5 x 190 cm、オルセー美術館(パリ) お気に入り カートに入れる 到達目標と講座概要 近代西洋美術史における諸運動、重要な作家・作品の特徴などについての概括的な知識を身につける アカデミスムとモダニスムという2つのキーワードを手掛かりに、革命期(1789-99)から19世紀末までの近代フランス絵画史を概観します。マネ・印象派などの前衛的なモダニスム諸運動が保守的なアカデミスムに勝利した闘争の歴史としての近代美術史観に対し、近年では批判も高まっています。そうした成果を踏まえつつ、美術の意味や役割が大きく変化したこの時代、芸術家がいかに振舞い、創ったのかについて、より多角的な視座に立って考察していきます。 スケジュール 10/15(水) 14:00~16:00 第1回:近代美術とは何か?:アカデミスムとモダニスム 近代美術は、それ以前と異なった社会条件のもとに成立しました。それらがいかなる特徴を備えていたのか、2つのキーワードを手がかりにまずは概観していきます。 [担当講師: 大森 弦史 ] 10/29(水) 14:00~16:00 第2回:新古典主義 vs ロマン主義 新古典主義の巨頭アングルと、ロマン主義の旗手ドラクロワを中心に、王政復古~七月王政期のフランスを彩った二大潮流を辿ります。 [担当講師: 大森 弦史 ] 11/12(水) 14:00~16:00 第3回:クールベのレアリスム、マネのモダニスム 第二共和政~第二帝政にかけ相次いで登場した2人の反逆児、クールベとマネの活動について詳しく論じます。 [担当講師: 大森 弦史 ] 11/26(水) 14:00~16:00 第4回:印象派の登場と、アカデミスム 1874年の「第1回印象派展」以降、加速度的に勢いを増していくモダニスム運動を辿りつつ、その一方で顕在化したアカデミスムの問題を考えていきます。 [担当講師: 大森 弦史 ] 12/10(水) 14:00~16:00 第5回:印象派以後、象徴主義、世紀末の美術 19世紀末期に展開した印象派以後の諸傾向を概観しながら、アカデミスムを支えた美術のシステムが、なぜ崩壊へと向かったかについて考えていきます。 [担当講師: 大森 弦史 ] 持参物 ○筆記用具、手元ライト(プロジェクター投影時に、教室が暗くなる場合があります。必要な方のみお持ちください。) 備考 【開講時間】14:00~16:00 ○参考文献:『増補新装 カラー版 西洋美術史』(高階秀爾監修/ 美術出版社/1,900円[本体]) ※購入および講座への持参は必須ではありません。 【成績評価方法】全授業回を踏まえての事後レポート課題 [Webサイトの本講座詳細ページ] [URL]https://air-u.kyoto-art.ac.jp/gakusha/learning/G2531203 【「受講票アップロード通知メール」一斉送信日時 】9/30(火)15:30 上記、通知メールの一斉送信日時以降に申し込まれた方には、メールは送信されません。以下の手順で[受講票](pdf)をご確認ください。 ◎藝術学舎Webサイトにログイン>申込状況一覧>受講許可(開講前~開講中) 担当講師 大森 弦史 (東京工芸大学芸術学部准教授) 1974年埼玉県生まれ。2003年、東京藝術大学大学院博士後期課程満期退了。西洋美術史専攻。特に19世紀イギリス・フランス美術史、近代の版画・諷刺画・色彩版画について研究しています。 お気に入り カートに入れる あなたへのおすすめ講座 京都の空間遺産―社寺に隠された美の作法 京都の魅力とはなんでしょう。 多くの人が惹かれる空間には見えない意匠が仕組まれています。歴史的建造物や文化的環境の魅力をデザイン手法... 「光」を感じる 光を記録するメカニズムを理解し、写真技法の原理原則についての知識を得る 写真の基礎的な技法であるピンホール写真やフォトグラムといっ... 守った方がイイ!芸大生の著作権入門 著作権は芸術表現はもちろん、日常生活やSNS活動にも必ず関わる重要な知的財産です。創作者(クリエイター)と利用者(ユーザー)では立場や責... トロンプルイユ!! アクリル絵具の活用術 「アクリル絵の具の特質を生かした様々な技法」を身につける アクリル絵具は水を使用するため手軽ですが、その乾きやすく厚みの出ない特性... 関連講座 京の歳時記と和菓子4 令和の東京に見る江戸の名残 -江戸っ子たちの粋自慢-【アーカイブ配信】 豊臣時代を知る はじめて学ぶキリスト教美術 最近見た講座 デッサン・絵画のための「遠近法」 「簡単な方法で遠近法を克服し一歩上の描写力」を身につける デッサンに限らず写実的に対象を描こうとする場合、形や陰影の見え方の原理を... 古典研究I【水墨III-3】 歴代の名品から筆墨表現と空間構成を学ぶ 水墨画には山水・花鳥・人物などの画題があります。部分から空間構成まで各自が臨写を通じて古人... はじめよう鉛筆デッサン 「ものの見方」をしっかり身につける 講座では、はじめに鉛筆の使い方の実際や、立体を捉えることの基本をわかりやすく体験します。そして... 豊臣時代を知る 歴史の探索方法を身につける 2025年のNHK大河ドラマは「豊臣兄弟」ということで、戦国時代が舞台となります。今回の講座は「鎌倉殿...
基本開講地・会場 ※ 開講日 ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 到達目標と講座概要 備考 スケジュール