10/08(水) 12/03(水) 開講形態:隔週 講座番号 G2531413 もうすぐ受付開始 重ね染めと腰機で織る縞の布 暮らしの手仕事・天然染料で糸を染めて織る 東京 美術・工芸 [専門]学芸専門演習1~10 関連キーワード 基本開講地・会場 ※ 東京外苑キャンパス 開講日 2025/10/08(水) 、2025/10/22(水) 、2025/11/05(水) 、2025/12/03(水) ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 演習 受講料 40,000円 (講座料:35,000円、 諸費用:5,000円) 定員 16名 申込締切日 2025/09/27(土) 13:00 天然染料で重ね染めをした糸と縞の布 お気に入り カートに入れる 到達目標と講座概要 草木染めの重ね染による色の混色を学びます。藍染の青に赤や黄色を染め重ねることで紫と緑の色を染めてみましょう。6色に染め分けた糸を組み合わせてオリジナルの縞の布を腰機を使って織ります。また織幅の広い布の織り方を学びます。 今回は綿糸を使い濃染剤や呉汁の処理をしなくても染まる方法を学びます。腰機は腰帯を機にかけて経糸を張ったり、緩めたりして機と一体となって織り進めます。経糸の色の組み合わせにより平織の表現の幅を広げ、講座が終了した後も自宅で制作が続けられる技術を身につけることを目指します。 スケジュール 10/08(水) 09:30~16:10 【第1回】9:30~12:20 藍染の濃淡を染めます。藍染をしている間に赤色の染料と黄色の染料を煮出します。素材は綿糸ですが綿を染めるには通常、精練した後に呉汁や濃染剤を使用します。この授業では精練しただけの糸で染める方法を学びます。綿は濃く染まらないと思っている方も多いと思いますが、濃染材を使用しなくても染まる方法を実践してみましょう。 昨年は赤の染料は茜を使いましたが、今回は コチニールを使って染めを行います。 【第2回】13:20~16:10 藍に染めた糸に赤の染料を染め重ねて好みの紫に、黄色を染め重ねて好みの緑に染めます。乾燥後、染色した糸を自宅で玉に巻く方法を説明します。自宅に玉巻きの道具がなくても巻ける方法です。糸を組み合わせて自分の好きな縞割を自由に考えてみましょう。 [担当講師: 高橋 淑恵 、千葉 晃子 ] 10/22(水) 13:20~16:40 【第3回】14:00~16:40 玉に巻いてきた糸を使って、自分で考えた縞割の順に整経(せいけい・織るのに必要な糸の本数や長さを整える)します。今回は少し幅の広い布を織るために整経本数も多くなります。整経が終わったら糸綜絖(そうこう・経糸の開口をさせるための装置)をかけます。綾返しをすれば織ることができます。 [担当講師: 高橋 淑恵 、千葉 晃子 ] 11/05(水) 14:00~16:40 【第4回】14:00~16:40 前回の続きで機の準備ができましたら、いよいよ織り出します。 [担当講師: 高橋 淑恵 、千葉 晃子 ] 12/03(水) 14:00~16:40 【第5回】14:00~16:40 織の続きと仕上げを行います。 [担当講師: 高橋 淑恵 、千葉 晃子 ] 持参物 ○持参物の詳細は、受講票(開講2週間前をめどに発行)でご案内します。 ※はじめて腰機講座を受講される方は、受講料のほか「腰機セット」の購入が必要となります。 「腰機セット」の購入を希望される方は、「関連資料1 教材購入申込書」にてお申し込みいただけます。(単品での購入も可能です。) ※今回の腰機セットは、春季講座のセット内容と異なります。すでにお持ちの方も、「関連資料1 教材購入申込書」のセット内容をご確認のうえ、不足の道具をご準備ください。 備考 【開講時間】14:00~16:40 ※10/8のみ(第1回・第2回同日)09:30~16:10 ○本講座のレベルは「中級」です。これまでに腰機で布を織った事がある方を対象とするクラスです。腰機が初めての方は春季の講座から始められることをお勧めします。 ○継続した内容の実習になります。欠席・遅刻をされると授業についてくるのが難しくなるため、欠席・遅刻をしないようにお願いします。特に第1・2回目(10/8)に出られない方はその後の受講は難しい内容です。 ○諸費用は、教材代(糸、染料、媒染剤)となります。 【成績評価方法】全授業回を踏まえての授業内の制作課題 担当講師 高橋 淑恵 (染織作家、Studio del Sol代表) 戸板女子短期大学専任講師を経て現職。大学、専門学校等で染織文化論、染色、織物、色彩学、色彩検定対策講座等の講義を行うかたわら、1985年よりグループ展や公募展に織物、手描き友禅、紅型等の多様な技法を取り入れた独自の表現を追究し作品を発表している。2001年、京都親彩染色研究展にて京都市長賞、2006年、日本手工芸美術展にて日本手工芸文化協会委員長賞、2007年、ネオ・ジャポニズム特別展(オーストリア/ウィーン)にてパレパルフィー賞等受賞。共著に『色彩用語辞典』(東京大学出版会/2003年)、『徹底図解 色のしくみ』(新星出版社/2009年)等。 担当講師 千葉 晃子 (染織作家) 1978年生まれ。静岡県出身。武蔵野美術大学短期大学部美術科卒業。京都芸術大学通信教育部美術科染織コース卒業。 染織講師をしながら、草木染めや織の様々な技法を用いて作品を制作。個展、グループ展等多数。京都芸術大学非常勤講師。 現在は、東海地方に伝わる「結び糸」を使っての織物制作を進めている。 お気に入り カートに入れる あなたへのおすすめ講座 『ランドスケープを構想する』を読む 『ランドスケープを構想する』を執筆者と読み、ランドスケープデザインの今後の課題について一緒に考えましょう 「ランドスケープデザイン... 誰もが描けるようになる!『背景』講座 ~植物表現と自然風景編~ 「あらゆる植物が表現できる」とともに「自然風景」が描けるようになる! 今回は風景や背景作画の基本となる 「物の見え方の法則性」を踏... 禅寺の美、はじめての方丈庭園(遠隔+対面) 本講座は、日本庭園の美と空間構成に焦点を当て、とくに禅宗寺院において発展した方丈庭園の魅力を学ぶ講座です。Zoomによる事前講義(9月2... 実践・スナップ写真 -日常から読み解く情景- 「被写体を見つけ出し、思い描いたイメージに則してカメラをコントロールする技術」を身につける。 写真の仕上がりを決定づける様々な撮影... 関連講座 はじめよう透明水彩画 「表現の幅」を身につける(水彩の楽しさを知る) だれもが小学校で扱ったことのある水彩絵の具。しかし画家にとってそれは紙と水が生み出... 現役俳優から学ぶ《言葉のニュアンスを伝える朗読法》(2025夏) 作家の書いた言葉を大切に、聴き手に伝える為の「言葉のニュアンス」が感じられる読み方を理解する。 皆さんは朗読する時に何に気をつけま...
基本開講地・会場 ※ 開講日 ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 到達目標と講座概要 備考 スケジュール