01/17(土) 01/18(日) 開講形態:隔週/- 講座番号 G2545107 受付中 令和の東京に見る江戸の名残 -水辺の面影- 【ライブ配信】 遠隔(WEB) 文化伝統・歴史 [総合]学芸基礎講義1~10 関連キーワード ネットで学ぶ 基本開講地・会場 ※ 遠隔(WEB) 開講日 2026/01/17(土) 、2026/01/18(日) ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 講義 受講料 15,000円 (講座料:15,000円、 諸費用:0円) 定員 50名 申込締切日 2026/01/07(水) 13:00 江戸の料理に欠かせない浅草海苔は南品川付近で生産されていたがS30年代に終了。近年の水質改善で運河の岩に付着した海苔を発見! お気に入り カートに入れる 到達目標と講座概要 徳川家康が入府した頃、江戸城は天然の堀に囲まれた水辺の城でしたが、同時に水害をもたらす厄介な場所でもありました。そんな水辺を、4代にわたる将軍達のもとで幕府が大改造したのです。4代将軍家綱の御代、明暦の大火からの復興で現東京の水辺の原型が整ったと言えましょう。天下泰平の世になると、大名屋敷や神社仏閣では水辺の庭園が出来、江戸っ子達は、物流や道として水路を利用するばかりか、舟を使った遊びも満喫しました。本講座では、260年も続いた江戸時代の水辺の変遷を古地図や絵草子から学び、川辺や海辺が江戸の人々へもたらしたモノ・コトを浮世絵から検証します。そして浮世写真を見るコトで明治からの変遷や今日に残る水辺の面影を確かめます。「我々がどこから来たのか、どこへ向かうのか?」という歴史に課せられた命題を皆さんと一緒に考察したいと思います。 スケジュール 01/17(土) 11:00~17:40 11:00-12:20 プロローグ 当時の目線で考える 江戸の時間感覚、空間感覚、経済感覚 13:20-14:40 家康の入府「江戸防衛の面影」 城郭整備と埋め立て工事、軍事物資輸送水路の開設、江戸湾の警備と魚河岸誕生の関係 14:50-16:10 秀忠から家綱まで「治水と利水の面影」 利根川東遷事業と河川の架け替え、日本堤の建設と浅草田圃の誕生、江戸六上水 16:20-17:40 明暦の大火「江戸改造の面影」 両国橋の架橋と本所の発展、湾岸の埋め立てと深川の発展、幻の埋立地・中洲の発展と取潰し [担当講師: 浮世写真家喜千也 ] 01/18(日) 11:00~17:00 11:00-12:20 水辺がもたらした「江戸料理の面影」 魚、海苔、醤油、味噌、酒 はどのように江戸っ子の胃袋へ運ばれたか 13:20-14:40 大名屋敷庭園と神社仏閣林泉「庭園の面影」 将軍の別邸・浜御殿、松平定信の庭園、庶民も鑑賞できた神社仏閣の庭園 14:50-16:10 新規行楽地開発「近郊行楽地の面影」 王子石神井川両岸、中川両岸、江戸川両岸、品川から羽田にかけての浜辺 16:20-17:00 エピローグ 明治維新、関東大震災、東京大空襲、今後東京の水辺は何処へ向かうのか [担当講師: 浮世写真家喜千也 ] 持参物 ○筆記用具 備考 【開講時間】1日目11:00~ 17:40、2日目11:00~17:00 ○本講座のアーカイブ配信講座を2026年度春季に開講予定です。 ○本講座は、通信教育課程の学習用サイトairU(https://air-u.kyoto-art.ac.jp/)とZoom(オンライン会議アプリ)を利用して受講します。Zoomは必ず最新バージョンに更新しておいてください。 ○具体的な受講方法は、受講票の「関連資料(Zoom遠隔)」に掲載しています。開講前日までに必ず確認してください。 ○Zoom接続情報は、開講日毎に当日の開始30分前よりairUで「入室ボタン」を公開します(受講票の関連資料 p.3-4参照)。「入室」ボタンをクリックするとボタン下部に青字でZoomURLが表示されますので、ZoomURLをクリックし、本講座のZoomに入室してください。 ※「関連資料(Zoom遠隔)」p.1で、出欠・受講状況確認のため、カメラは原則「ON」で受講いただくようご案内していますが、後日オンデマンド講座として開講する関係で、本講座ではカメラは「OFF」にしてください。 ○配付資料がある場合は、開講初日の3日前をめどにairUに掲載します。 ○質問は、Zoomのチャット機能を使って送るようにしてください。講義中に適宜お答えします。 【成績評価方法】全授業回を踏まえての事後レポート課題 [Webサイトの本講座詳細ページ] [URL]https://air-u.kyoto-art.ac.jp/gakusha/learning/G2545107 担当講師 浮世写真家喜千也 (フォトアーティスト) 1961年生まれ、東京都出身。慶応義塾大学法学部卒。2013年より、歌川広重「名所江戸百景」を題材にした今昔比較写真の撮影をスタートし「浮世写真家 喜千也」を名乗る。17年12月に、ニコンプラザ新宿「THE GALLERY 2」にて初の個展を開催。19年には「名所江戸百景」全119景の撮影を完了。現在、作品を展示・販売する他、TV出演、講演、野外講座や、各種媒体への執筆活動などを行っている。 お気に入り カートに入れる あなたへのおすすめ講座 日本の「おもてなし」と「しきたり」を味わう(冬) 陰陽五行で解き明かす「日本文化と年中行事」古き良き「日本のしきたり」を知る。 中国より渡来した「陰陽五行思想」は、日本文化と風習を... 食とアートの歴史と課題を読み解く 世界的に注目されているアートと食の関係。食が美術史のなかでどのように振舞ってきたのかを探りながら、アートと社会の関係性を探ります。4回に... 京都・みほとけめぐり 「奈良の仏教美術について幅広い知識」を身につける 奈良・京都や各地の著名な観音像を取りあげて、分かりやすく解説します。第1回は清凉... 伏見の歴史と酒造り 地域の歴史とものづくりを学ぶ 京都市南部の伏見は、その地勢から中世までは巨椋池に接する景勝の地として知られ、桃山時代には秀吉などの... 関連講座 伏見の歴史と酒造り 桂文治の落語教室 落語を学んで、話す力や表現力、コミュニケーション能力を身につける あなたも落語を話してみませんか? 落語家はたった一人、座布団に座... 戦後復興期から始まる近代マンガ史 寄席演芸 名演鑑賞
基本開講地・会場 ※ 開講日 ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 到達目標と講座概要 備考 スケジュール