02/03(火) 02/24(火) 開講形態:集中 講座番号 G2545231 受付中 戦後復興期から始まる近代マンガ史 遠隔(WEB) 文化伝統・歴史 [専門]学芸専門講義1~10 関連キーワード ネットで学ぶ 基本開講地・会場 ※ 遠隔(WEB) 開講日 2026/02/03(火) 、2026/02/10(火) 、2026/02/17(火) 、2026/02/24(火) ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 講義 受講料 18,000円 (講座料:18,000円、 諸費用:0円) 定員 50名 申込締切日 2026/01/24(土) 13:00 お気に入り カートに入れる 到達目標と講座概要 終戦後アメリカによる統制により制限を受けた日本文化の復興とそこに影響したマンガの反骨精神や高度経済成長期に芽生えた21世紀という未来への期待について学ぶ。GHQの統治下において日本文化はアメリカから入った文化を享受しながらも日本独自の解釈により新たな表現やメディアを得て進化したマンガ文化を事例を交えながら考察する。歴史的に進化を繰り返してきたn次創作という物語の拡張性が新たなメディアを得ることにより多様化していくジャンルや表現手法の分析を通じた講義を行う。 スケジュール 02/03(火) 14:00~23:59 ■オンデマンド講義【第1回配信】[視聴期間]2/3(火)~2/9(月) 前半75分:戦中の出版統制に始まり、戦後復興から子供達を支えた日本文化とGHQにより統制された武道マンガの復興を中 心に現代マンガにつながるジャンルの多様性の事例を考察する 後半75分:戦後復興の最中に物資不足や貧困により児童文学からマンガまで貸本業による回し読み文化と紙芝居による物語 の復興、その創作は少年誌の復興と多様性に影響を与えているポイントの考察を行う [担当講師: 荻野 健一 ] 02/10(火) 14:00~23:59 ■オンデマンド講義【第2回配信】[視聴期間]2/10(火)~2/16(月) 前半75分:戦前から始まった赤本や貸本の文化が投稿雑誌の登場により時代の潮流を変えていくターニングポイントを中心 に新たに登場する作家による物語とキャラクター作りの変遷を事例を交えて考察を行う 後半75分:アール・ヌーヴォーの影響を受けた大正ロマンから戦後復興期に登場する少女マンガ雑誌などを事例として、講 義を進める。日本固有の少女マンガ表現の基礎となる物語の構成や表現方法について、世界的に稀な歴史的な背 景を中心に考察を行う。 [担当講師: 荻野 健一 ] 02/17(火) 14:00~23:59 ■オンデマンド講義【第3回配信】[視聴期間]2/17(火)~2/23(月) 前半75分:戦前から続いてきた月刊少年誌はマンガが中心となり、統廃合により週刊漫画雑誌へと変貌していく過程を時代 背景とともに考察する。新たに登場するメディの影響により、マンガからアニメへと表現の多様性が新しい時代 の物語づくりの礎になった若者文化の変遷を学ぶ。 後半75分:少年マンガ雑誌の相次ぐ創刊によるマンガジャンルの多様性を事例として、多様な物語が年齢層の拡大により大 人向けの劇画へと拡張していくと共に表現手法がどのように継承されていったのかを原作者の視点と事例を交え 考察していく。 [担当講師: 荻野 健一 ] 02/24(火) 14:00~23:59 ■オンデマンド講義【第4回配信】[視聴期間]2/24(火)~3/2(月) 前半75分:少年ジャンプ創刊はそれまでの少年漫画雑誌に大きな衝撃を与え、週刊漫画雑誌そのものの意義を大きく変化さ せたことをファン雑誌の出現と同人誌と2次創作という新たな視点を交えて考察する。多くの世代にサブカル チャー文化の恩恵を与えていく70年代の始まりとなる転機について学んでいく。 後半75分:インターネットの登場とデジタル化の波によりマンガの歴史的な転換点、新しいメディアの登場による表現の多 様化についての考察を行う。デジタルアーカイブという新たなメディアの登場により、マンガの国際化や時代を 超えた市場の拡張がもたらしたものを事例を交えて考察していく。 [担当講師: 荻野 健一 ] 持参物 ○筆記用具 備考 ○本講座はオンデマンド型オンライン授業(録画配信)です。 パソコン・スマートフォン・タブレット等のインターネットに接続できる端末をご準備ください。 ○講義動画の視聴期間は、全4回とも「開講日」欄に記載された日の14:00から7日間(~翌週月曜23:59まで)です。各配信期間中は繰り返し視聴可能です。 ○本講座は、通信教育課程の学習用サイトairU(https://air-u.kyoto-art.ac.jp/)を利用して受講します。具体的な受講方法は、受講票(開講2週間前をめどに発行)でご案内します。開講前日までに必ず確認してください。 【成績評価方法】全授業回を踏まえての事後レポート課題 担当講師 荻野 健一 (京都芸術大学教授) 広告代理店でプランニング、シンクタンクで次世代ネットワーク研究開発を担当。漫画雑誌創刊時に、著作権管理や漫画賞などを担当。日テレグループでプロデューサー業務。大学院では次世代メディアとモバイルを活用したコミュニケーション研究活動。地域資源発掘とコンテンツ展開を目的とした「聖地創生プロジェクト」を運営、自治体などと連動したインバウンド施策を実践し、豊島区のトキワ荘協議会と「トキワ荘大学」運営など各地で日本文化の国内外への発信を実施している。 お気に入り カートに入れる あなたへのおすすめ講座 手描きパース基礎の基礎 目の前の風景を読みとけばパース表現は見えてきます パースは図面やプランを的確に表現する手法です。描くためには約束事を学びます。目... 古典研究II【水墨III-4】 「形式と表現の多様性を知り、水墨画の特性を活用する力」を身につける 水墨画は古典技法の継承のみならず、近代的な思想を取り入れながら... ネオ民藝の旅@南砺・富山[見聞篇]【ネオ民藝I-4】 南砺・富山で眼を開く 初日は「民藝の心が生きるまち」南砺市を訪ねます。戦中、戦後の6年8ヶ月、南砺市(旧福光町)に疎開していた板画... しごとに生かせる写真撮影法:伝わるイベント写真・広報から思い出まで 身近な行事やイベントなどを撮影する際に、被写体や場の雰囲気を効果的に伝える方法を学ぶ。 自然光の活かし方や構図、人物撮影の基本を理解し... 関連講座 PIGMENT TOKYOと絵画素材をまなぶ -日本の伝統画材で花をえがく- 絵画素材を理論と感覚から理解する PIGMENT TOKYOの壁一面に並ぶ色のなかに、鉱石を砕いてつくられる「岩絵具」という顔料が... 近代日本画の歴史的展開の究明 近代日本画の歴史的展開を作品に即して理解する 「日本画」は明治以降、洋画に対応する作品を指す言葉として新たに登場し、国家による美術... 伝統芸能を支える技・技・技(2026年) 日本のさまざまな技が結集して支えている伝統芸能の現状と今日的な課題について知る。 「伝統芸能」というと日常生活との間に距離があるよ... 箏を奏でる”楽器製作の世界”~舞台裏を支えるプロフェッショナルの技~ 「日本文化を紡ぐ美しい音色、伝統芸能を支える伝統楽器製作の技」を知る 箏(こと)という楽器をご存知ですか?箏は奈良時代に中国大陸か...
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