到達目標と講座概要
2016年7月、京都から始まったネオ民藝の講座は、このたび10年という節目を迎え、新たな一歩を踏み出します。その始まりを記念し、特別編を組んでみました。ネオ民藝の思想をすくい上げ理論化してくださった美学者の上村博先生に加えコミュニティーデザイナーの山崎亮氏を交え「ネオ民藝とは何か」「手仕事の現在地」をめぐる対話を行います。
前日には、アサヒグループ大山崎山荘美術館で開催中の「開館30周年記念 山本爲三郎・河井寬次郎没後60年記念」展を鑑賞します。同時にアサヒグループが所蔵するクロード・モネの「睡蓮」全8点が、10年ぶりに一挙公開される貴重な機会です。
一見交わらない「民藝」とモネ。しかし、ネオ民藝の視点から眺めると。そこには異なる美の思想が響き合う地平が立ち現れます。芸術と生活が再び出会う場所へ。民藝が遺した問いを手がかりに、知識の奥の価値を共有しながら、これからの人とモノ、人と世界との関係をともに考える時間にしたいと思います。民藝100年、ネオ民藝10年。重なり合う時間の中で、芸術と生活のこれからを、ともに考えましょう。