12/12(土) 12/13(日) 開講形態:集中/- 講座番号 G2635114 受付中 詩・小説・映像から「戦争」を考える ‶ジェンダー″で探る差別と暴力のない世界 遠隔(WEB) 文学・思想・哲学 [総合]学芸基礎講義1~10 関連キーワード ネットで学ぶ 基本開講地・会場 ※ 遠隔(WEB) 開講日 2026/12/12(土) 、2026/12/13(日) ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 講義 受講料 15,000円 (講座料:15,000円、 諸費用:0円) 定員 50名 申込締切日 2026/12/02(水) 13:00 戦争を描いた作品の数々 「戦線」林芙美子作、「黒川の女たち」松原文枝監督、「君死にたまふことなかれ」与謝野晶子作、「シェルブールの雨傘」ジャック・ドゥミ監督 お気に入り カートに入れる 到達目標と講座概要 現在、世界はどこに向かっているのでしょうか?戦争の世紀と言われた20世紀への反省から、今世紀には平和な世界が訪れることを誰もが願ったはずでした。しかしこの4半世紀、世界では新たな戦争や紛争が多発しています。この講座では詩や小説、映像などを通し、戦争とは何か、戦争はなぜ無くならないのかを考え、「男性性」が求められる戦争で女性に求められたものは何かを探りながら、差別や暴力のない未来について展望してみたいと思います。 スケジュール 12/12(土) 13:20~17:40 13:20-14:40 近代の戦争と文学 日本の近代における戦争の歴史を振り返り、その背景を探ってみます。同時に文学者や藝術家は戦争とどのように向き合ってきたか、まず初めに日露戦時下の与謝野晶子「君死にたまふことなかれ」を中心に反戦詩の意味を考えてみます。 14:50-16:10 詩人たちの果たした功罪 太平洋戦争下、日本文学報国会が編纂した『辻詩集』を取りあげ、こぞって戦争協力に巻き込まれた詩人たちの作品から、詩人たちはどのような役割を担ったかについて探ってみます。 16:20-17:40 日本精神に抗う芸術家のプライド アッツ島の玉砕を題材にした太宰治の短編小説「散華」を中心に文学者のささやかな抵抗のあとを解読します。同時に同じ題材を描いた藤田嗣治の絵画「アッツ島玉砕」やピカソの反戦画「ゲルニカ」などを通して画家たちが向き合った戦争についても考えます。 [担当講師: 岡野 幸江 、小林 富久子 ] 12/13(日) 09:30~17:00 09:30-10:50 男性作家による戦争映画・文学における女性の描き方(1)――欧米の場合 欧米の著名な男性作家による戦争映画・文学では、女性は「自分勝手」、「裏切り者」などとして扱わ れる傾向があります。その理由が何なのかを『カサブランカ』、『シェルブールの雨傘』(映画)、および、ヘミングウェイ、サリンジャーの文学作品などを通して考察します。 11:00-12:20 男性作家による戦争映画・文学における女性の描き方(2)――日本の場合 欧米の場合とは逆に、日本の男性作家による戦争映画・文学では女性は、「献身的」、「耐える存在」として描かれがちです。それが何を意味するのかを、井伏鱒二『黒い雨』(小説・映画)、及び、目取真俊『群蝶の木』(小説)などを通して考察します。 13:20-14:40 女性作家の戦争協力と戦後 日中戦争下、毎日新聞や内閣情報局ペン部隊の記者として従軍した林芙美子。その体験を記したルポルタージュ『戦線』や、戦後発表された数々の厭戦・反戦的作品の中から短編小説「晩菊」を中心にして、女性が向き合った戦争について探ってみます。 14:50-16:10 従軍慰安婦と戦時性暴力 深沢潮の小説『翡翠色の海へうたう』、ドキュメンタリー映画『黒川の女たち』を中心に、未だに解決されない従軍慰安婦制度という国家犯罪と戦時下の性暴力という女性たちに強いられた犠牲について、戦争のもたらす加害と被害という側面から考察します。 16:20-17:00 補足とまとめ [担当講師: 岡野 幸江 、小林 富久子 ] 持参物 ○筆記用具 備考 【開講時間】1日目13:20~17:40、2日目9:30~17:00 ○本講座は、通信教育課程の学習用サイトairU(https://air-u.kyoto-art.ac.jp/)とZoom(オンライン会議アプリ)を利用して受講します。Zoomは必ず最新バージョンに更新しておいてください。 ○具体的な受講方法は、受講票(開講2週間前をめどに発行)でご案内します。開講前日までに必ず確認してください。 ○Zoom接続情報は、各開講日の開始30分前よりairUで公開します。 ○配布資料がある場合は、開講初日の3日前をめどにairUに掲載します。 ○カメラは原則「ON」で受講してください。 【成績評価方法】全授業回を踏まえての事後レポート課題 担当講師 岡野 幸江 (人間総合科学大学講師 近代文学研究者) 法政大学文学部卒業、同大学院博士課程満期退学。専門は日本の近代文学(特に女性文学や女性史)で、白百合女子大学、法政大学、共立女子大学等の講師を歴任。現在は人間総合科学大学講師のほか、埼玉県教育委員会の生涯学習文学・文芸指導員として市民講座などの講師を務める。著書に『女たちの記憶―近代の解体と女性文学』(双文社出版、2008年)、『平林たい子―交錯する性・階級・民族』(菁柿堂、2016年)、編著書に『木下尚江全集』(教文館、1990~2003年)、『女たちの戦争責任』(東京堂出版、2004年)、『戦争の記憶と女たちの反戦表現』(ゆまに書房、2015年)、『新編 日本女性文学全集』 第11巻(六花出版、2019年)などがある。 担当講師 小林 富久子 (早稲田大学名誉教授) ノースカロライナ大学英文科、及び、大阪外国語大学英語科卒。早稲田大学文学研究科博士課程満期退学。専門は日米女性作家研究。長年早稲田大学で米文学を教え 、同大ジェンダー研究所初代所長も務める 。お茶の水女子大学客員教授、ハーバード大学、カリフォルニア大学バークレー校等の客員研究員も歴任。最新の著書としては、『クァーキーな女たちの伝統ーー米文学研究者による日本女性作家論」(彩流社、2024)がある。他の著書としては 『円地文子―ジェンダーで読む作家の生と作品』(新典社、2005)、『ジェンダーとエスニシティで読むアメリカ女性作家―周縁から境界へ』(學藝書林、2006)があり、共編著には、 『ジェンダー教育/研究の深化のために―早稲田からの発信』(彩流社、2016)、『パンデミックとフェミニズム』(翰林書房、2022)などがある。 お気に入り カートに入れる あなたへのおすすめ講座 銅版画 「銅版画の制作体験を通してその工程としくみを学び、版画のおもしろさを体感」する この講座ではエッチング《腐蝕法》で作品を作ります。... 茶の湯文化にみる「おもてなし」と「しきたり」を味わう(秋) 茶道とは、日本文化と年中行事を知る「道標」 千利休により「体制」された茶道は、それまで無かった「のみ回し」がはじまり、明治時代になると... 創造力がアップする「アート思考」実践講座 「内省力」「自分の価値観の言語化」「抽象と具象の行き来」「アイデア創出力」「作品生成力」を身につける アーティストの思考プロセスを... 和装―日本人が大切にしてきた文様と色 到達目標 着物には独自の文様や色目があり、それぞれに意味やゆかしい名称があることを知る。 講座概要 この講座では、着物に用いら... 関連講座 受賞詩集から考える詩の現在(2) 小説講座「小説の書き方1から10まで」 小説の書き方をステップごとに解説・練習しながら小説を書きあげるプロセスを1から10まで体験する講座です。小説とはいったい何か、そして小説... 預言詩人 尹東柱 誰もが描けるようになる!【背景】講座 〜あおり・俯瞰の建物(屋内と屋外)編〜 「下から見上げた構図」(あおり)と「上から見下ろした構図」(俯瞰)で建物が描けるようになる。 今回は風景や背景作画で活用できる基本...
基本開講地・会場 ※ 開講日 ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 到達目標と講座概要 備考 スケジュール