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開講形態:集中/-

講座番号 G2635118

  • 受付中

預言詩人 尹東柱 言(ことば)を預けられた詩人の声を聴く

  • 遠隔(WEB)
  • 文学・思想・哲学
  • [総合]学芸基礎講義1~10

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開講日

※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。

形態
講義
受講料
定員
50名
申込締切日
2026/12/09(水) 13:00

尹東柱の肖像

到達目標と講座概要

 尹東柱(ユンドンジュ;1917~1945)は現在韓国において国民詩人のような扱いを受け、その名前や主要作品を知らない者はほとんど皆無と言ってよい。さらに彼の作品は現在の北朝鮮や日本においても高く評価され、また英語はもちろん、フランス語、ドイツ語やチェコ語にまで翻訳されている。また、京都芸術大学(高原キャンパス)の建っている地で下宿生活をしながら短い生涯の最も重要な時期を過ごしていたという、本学とも大変ゆかりの深い詩人であり、高原キャンパスには彼の詩碑(留魂碑)も建っている。  尹東柱は確かに世界的に人気が出て来てはいる。しかしその人気の割には詩そのものの解釈が、ごく一握りの人口に膾炙した作品のみを取り上げてそれらの作品に部分的に当てはまる解釈を繰り返すにとどまり、それであたかも「尹東柱とはこういう詩人だ」という独断的レッテルが張られてきたように見えるのもまた事実である。詩人尹東柱の本質は、従来語られてきた「抵抗詩人」「民族詩人」「青春の詩人」などでは決して語りつくせない。したがって本講義では彼の人物像を俯瞰した後、できるだけ多くの作品(従来の研究で一度も語られたことのない重要な散文詩も含めて)に当たり、実際に彼が遺そうとした「声」に耳を傾けて行く。 ところで本講義ではまず初めに、尹東柱という一人の詩人が反映している詩人の在り方を踏まえてそもそも「詩人」とはどういう存在なのかという、詩人の一つの在り方そのものに言及し、その土台の上に従来語られて来た尹東柱像とは異なる尹東柱像を描き出したい。尹東柱とは日本統治下で呻吟する朝鮮人のためだけに詩を書いた詩人ではなく、彼の声は現代を生きる我々すべての人間(国籍を問わず)に今も生き生きと語りかけている。まさに彼は「時空を超越した詩人」なのである。 本講義を通して尹東柱の本質を理解してもらい、さらには「詩人」の在り方に思いを巡らせてもらえれば幸甚である。

スケジュール

11:00~17:40

11:00~17:00

持参物
○筆記用具
備考

担当講師

阪本 佳郎 (京都芸術大学文芸表現学科専任講師(歴史と記憶の詩学))

PhD(東京外国語大学大学院、学術)。著作に、『シュテファン・バチウ——ある亡命詩人の生涯と海を越えた歌』(コトニ社、2024)、MELE ARCHIPELAGO, Editura Archipelago, 2019. 近刊の訳書に、リュビツァ・ライキッチ『私にそそぐ柔らかな光』(港の人、2026)。20世紀ルーマニアからアメリカスへ亡命した文学者たちの精神史、北米・ハワイの先住民たちの歴史や文化について、文献学的研究のみならず、フィールドワークやインタビュー調査を重ね、研究を展開している。

担当講師

上野 潤 (詩人、京都芸術大学客員教授)

1963年大阪府生。同志社大学文学部文化学科(美学芸術学専攻)卒業。専攻は詩学。韓国国立順天(スンチョン)大学校人文社会大学院日本学科修士課程修了。韓国ソウルにて尹東柱研究に専念、現在に至る。 詩誌「柵」(第2次)に掲載された詩「雪」が作家川内康範の激賞を受け、以来「柵」同人。日本詩人クラブ会員(元)。ソウルで結婚、妻は韓国人。 京都芸術大学客員教授。京都女子大学、佛教大学、京都外国語大学、京都外国語専門学校講師。 詩集に『曠野の足跡』(あらののあしあと、2002年度世界詩文学伽耶金冠王冠賞)と『声』、随筆&詩劇集『粟田神社の思い出』がある。尹東柱関係では『天と風と星と詩』 (尹東柱訳詩集、2001年度世界詩文学新人賞)、『예언시인 윤동주<預言詩人 尹東柱>』(韓国語)、『闇に光を ‐ 預言詩人尹東柱の詩世界』( 『예언시인 윤동주』の日本語版) がある。そのほか掲載論文多数。また、ヨハン・ハウジンガ<ホイジンガ>『あしたの影の中で』(オランダ語)の翻訳書も出版している。

【科目の概要】
科目名
担当者
履修形態 () 開講期
授業概要

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開講日

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