06/06(土) 06/07(日) 開講形態:集中/- 講座番号 G2645110 受付中 ジェンダーで読む日米のマイノリティ女性の文学 独自のアイデンティティを求めて 遠隔(WEB) 文学・思想・哲学 [総合]学芸基礎講義1~10 関連キーワード ネットで学ぶ 基本開講地・会場 ※ 遠隔(WEB) 開講日 2026/06/06(土) 、2026/06/07(日) ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 講義 受講料 15,000円 (講座料:15,000円、 諸費用:0円) 定員 50名 申込締切日 2026/05/27(水) 13:00 『カラー・パープル』の表紙 お気に入り カートに入れる 到達目標と講座概要 日米のマイノリティ女性文学を読むことを通して、ジェンダー、および、マイノリティ女性の視点とはどういうものかを学ぶ。 現在、厳しい移民政策で物議を醸しているものの、元来米国が多様なマイノリティ文化によって活気づけられてきたことは周知の通りである。特に20世紀後半以降の米文学では黒人、アジア系等の有色人マイノリティ女性作家たちの活躍が著しい。本講座ではまず、そうした米国のマイノリティ女性作家たちが二重の差別に抗して作中いかに独自のアイデンティティを築こうとしてきたかをジェンダーの視点から考察する。また、同様の角度から日本のマイノリティとしての在日コリアンやアイヌ、沖縄女性たちの作品も考察する。トニ・モリスン『青い眼がほしい』、エイミ・タン『ジョイ・ラック・クラブ』、李良枝『由熙』、知里幸惠『アイヌ神謡集』その他を扱う予定。 スケジュール 06/06(土) 13:20~17:40 13:20-14:40 ジェンダーの視点から文学作品を読むとは? ――性差別を最重要視する初期の「フェミニズム批評」から人種・階級・セクシュアリティ等、多様な分析軸との絡みをも重視する「ジェンダー批評」への流れを概説。 14:50-16:10 アメリカにおける黒人女性文学とその背景 ――米国における黒人女性の文学作品をとりあげ、60-70年代の公民権及びフェミニズム運動がいかなる影響を及ぼしてきたかを、主に黒人女性に課されてきたステレオタイプの問題を中心に考察する。 16:20-17:40 弱者としての黒人女性像から強者としての黒人女性像へ ――世界的名声を博した二人の黒人女性作家の作品―T・モリスン『青い眼がほしい』、A・ウォーカー『カラー・パープル』―を通して黒人社会にも巣食う男性優位性とそこからの解放を求める黒人女性たちの苦闘を読み解く。 [担当講師: 小林 富久子 、岡野 幸江 ] 06/07(日) 09:30~17:00 09:30-10:50 李良枝『由熙』、柳美里『家族シネマ』、崔実『ジニのパズル』などをとりあげ、在日韓国人の民族と性という二重に抑圧された女性の問題を考える。 11:00-12:20 知里幸惠『アイヌ神謡集』、久志富佐子『滅びゆく琉球女の手記』等をとりあげ、近代日本におけるアイヌ、沖縄の問題を考える。 13:20-14:40 アジア系エスニック運動と女性作家の活躍 ーー長らく沈黙、従順さなど、儒教的「女らしさ」の美徳に縛られてきた中国系・日系等の女性作家たちが、フェミニズム、アジア系運動を背景に文学を通して自身の声を上げ始めるまでを辿る。 14:50-16:10 アジア系女性作家における「母‐娘関係」 ――アジア系女性文学には「母‐娘関係」のテーマを深く追求するものが多い。その代表としての中国系M・キングストンやA・タンの作品を通して、異文化間摩擦や世代間衝突の問題を考察する。 16:20-17:00 補足とまとめ [担当講師: 小林 富久子 、岡野 幸江 ] 持参物 ○筆記用具 備考 【開講時間】1日目13:20~17:40、2日目9:30~17:00 ○本講座は、通信教育課程の学習用サイトairU(https://air-u.kyoto-art.ac.jp/)とZoom(オンライン会議アプリ)を利用して受講します。Zoomは必ず最新バージョンに更新しておいてください。 ○具体的な受講方法は、受講票(開講2週間前をめどに発行)でご案内します。開講前日までに必ず確認してください。 ○Zoom接続情報は、各開講日の開始30分前よりairUで公開します。 ○配布資料がある場合は、開講初日の3日前をめどにairUに掲載します。 ○質問は講義の最後に時間をとりますので、口頭でお願いします。適宜お答えします。 【成績評価方法】全授業回を踏まえての事後レポート課題 担当講師 小林 富久子 (早稲田大学名誉教授) ノースカロライナ大学英文科、及び、大阪外国語大学英語科卒。早稲田大学文学研究科博士課程満期退学。専門は日米女性作家研究。長年早稲田大学で米文学を教え 、同大ジェンダー研究所初代所長も務める 。お茶の水女子大学客員教授、ハーバード大学、カリフォルニア大学バークレー校等の客員研究員も歴任。最新の著書としては、『クァーキーな女たちの伝統ーー米文学研究者による日本女性作家論」(彩流社、2024)がある。他の著書としては 『円地文子―ジェンダーで読む作家の生と作品』(新典社、2005)、『ジェンダーとエスニシティで読むアメリカ女性作家―周縁から境界へ』(學藝書林、2006)があり、共編著には、 『ジェンダー教育/研究の深化のために―早稲田からの発信』(彩流社、2016)、『パンデミックとフェミニズム』(翰林書房、2022)などがある。 担当講師 岡野 幸江 (人間総合科学大学講師 近代文学研究者) 法政大学文学部卒業、同大学院博士課程満期退学。専門は日本の近代文学(特に女性文学や女性史)で、白百合女子大学、法政大学、共立女子大学等の講師を歴任。現在は人間総合科学大学講師のほか、埼玉県教育委員会の生涯学習文学・文芸指導員として市民講座などの講師を務める。著書に『女たちの記憶―近代の解体と女性文学』(双文社出版、2008年)、『平林たい子―交錯する性・階級・民族』(菁柿堂、2016年)、編著書に『木下尚江全集』(教文館、1990~2003年)、『女たちの戦争責任』(東京堂出版、2004年)、『戦争の記憶と女たちの反戦表現』(ゆまに書房、2015年)、『新編 日本女性文学全集』 第11巻(六花出版、2019年)などがある。 お気に入り カートに入れる あなたへのおすすめ講座 フロイスの見た日本の中世社会(遠隔) 到達目標 テキストを読んで考えたこと・疑問に思ったことを、ワークショップで話し合って共有し、理解を深め・疑問を解決することが出来る ... ノーコードで作るポートフォリオサイト この講義ではノーコードツール、「Studio」を利用したポートフォリオサイトの制作を行います。 クリエイターの方々は、ご自身の作品をS... 地域の調べ方 地域の「歴史」と「今」の探索方法を身につける 地域にある様々な文化資産について、具体的な調べ方を学んで行きます。文化を知るには、歴... 「水墨I」4講座セット 「履修証明プログラム」の「リベラルアーティスト」資格の対象講座で、資格取得を目指す方にお勧めの申込方法ですが、資格取得を目的としない方も... 関連講座 短歌と詩の2つのジャンルを2日間で体験する 恢復の試みとしてのサバイバー文学―(2) 最近見た講座 多年草植栽のデザイン(実践編) 多年草(宿根草)の知識や技術を学び、多年草植栽のデザインを実践します 植栽計画というと、見栄えもあり植栽費用もかかる高木植栽や、派... 寄席演芸入門 寄席演芸の特徴とその魅力を理解する 寄席演芸とは寄席で演じられる芸能の総称です。落語や講談、浪曲、漫才、太神楽、奇術、曲独楽、もの...
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