到達目標と講座概要
徳川家康が入府した頃、江戸城は天然の堀に囲まれた水辺の城でしたが、同時に水害をもたらす厄介な場所でもありました。そんな水辺を、4代にわたる将軍
達のもとで幕府が大改造したのです。4代将軍家綱の御代、明暦の大火からの復興で現東京の水辺の原型が整ったと言えましょう。天下泰平の世になると、大
名屋敷や神社仏閣では水辺の庭園が出来、江戸っ子達は、物流や道として水路を利用するばかりか、舟を使った遊びも満喫しました。本講座では、260年も続
いた江戸時代の水辺の変遷を古地図や絵草子から学び、川辺や海辺が江戸の人々へもたらしたモノ・コトを浮世絵から検証します。そして浮世写真を見るコ
トで明治からの変遷や今日に残る水辺の面影を確かめます。「我々がどこから来たのか、どこへ向かうのか?」という歴史に課せられた命題を皆さんと一緒に考察したいと思います。