03/07(土) 03/14(土) 開講形態:集中 講座番号 G2541103 受付中 箏を奏でる”楽器製作の世界”~舞台裏を支えるプロフェッショナルの技~ 日本文化を紡ぐ美しい音色と楽器制作技術を知る 東京 文化伝統・歴史 [総合]学芸基礎講義1~10 関連キーワード 基本開講地・会場 ※ 東京外苑キャンパス 開講日 2026/03/07(土) 、2026/03/14(土) ※開講日により開講地・会場、時間割が異なる場合があります。各開講日の開講地・会場、時間割は、下表のスケジュールでご確認ください。 形態 講義 受講料 16,500円 (講座料:16,000円、 諸費用:500円) 定員 40名 申込締切日 2026/02/25(水) 13:00 お気に入り カートに入れる 到達目標と講座概要 「日本文化を紡ぐ美しい音色、伝統芸能を支える伝統楽器製作の技」を知る 箏(こと)という楽器をご存知ですか?箏は奈良時代に中国大陸から伝来して以来、日本で愛され演奏されてきた楽器です。この講座では、日本における伝統楽器の箏の舞台を裏で支える楽器製造の世界に着目し、その繊細な箏製作技術の工夫と錬磨を学びます。1日目は演奏会の舞台を裏で支える、箏の調律や修理を行う楽器店さんをキャンパスにお迎えして話を伺います。そして、実際に箏という楽器に触れて演奏をしてみたいと思います。2日目は、学外研修として、箏曲演奏家でも実際に伺うことができない、琴製造工房・みつや琴製造株式会社へ、今回特別に訪れます。製作者の技に触れて日本伝統芸能を支えるプロフェショナルの技を知ります。 スケジュール 03/07(土) 09:30~17:40 ■東京外苑キャンパス(対面講義) 初日は、箏のテクニックなど実際に演奏してみます。また箏の通史を学びながら(講義+講師の実演付き)、演奏会の舞台を支える、楽器調律・修理を行う楽器屋さんに、楽器の構造の説明をいただきます。箏に張られている13本の糸を外して、楽器調律のために締めるところを実際に見てみましょう。邦楽器の糸の製造工程なども紹介します(映像)。そのうえで、じっさいに楽器を使って演奏してみたいと思います(ワークショップ)。ワークショップは初心者の方が気軽に楽器に触れることを意図しています。初めての方もご安心ください。 [担当講師: 山木 千賀 ] 03/14(土) 09:30~13:00 ■現地研修(現地集合・現地解散) 2日目は、箏の楽器製造工房(みつや琴製造株式会社)を探訪してみましょう(学外研修)。箏製作全工程を見せてもらいます。細部に意匠を凝らした繊細な技をじっさいに見て学ぶほか、伝統芸能を支える伝統楽器製作者の工夫と技を学び、コロナ禍を経て、日本における伝統芸能の文化継承に与える現状、そこに関わる楽器製造、技術継承する方々、その文化の承継についても直接聞くことにより、日本の伝統芸能及び文化を次につなげるために何が今必要なのか学びます。 [担当講師: 山木 千賀 ] 持参物 ○筆記用具、手元ライト(プロジェクター投影時に、教室が暗くなる場合があります。必要な方のみお持ちください。) ※演奏用の爪をお持ちの場合は、レンタルではなく、ご自身のものを持参いただくこともできます。流派は問いません。 備考 【開講時間】1日目9:30~17:40、2日目9:30~13:00 ※2日目現地研修(3/14)は昼休憩をとりません。 ○諸費用は、楽器保険代となります。 ○演奏は、椅子を使っての立奏となります。手指消毒をした上で、楽器は1面を2~3名で共同で使用する場合があります。 ○2日目(3/14)の現地研修の詳細は初日にご案内します。 ○2日目(3/14)のみつや琴製造株式会社までの交通費は各自負担となります。(現地集合・現地解散) ○徒歩移動もありますので、歩きやすい服装・靴でお越しください。 ○参考文献:宮崎まゆみ『箏と箏曲を知る辞典』(東京堂出版、2009年) ※購入及び講座への持参は必須項目ではございません。 【成績評価方法】全授業回を踏まえての事後レポート課題 担当講師 山木 千賀 (山田流箏曲演奏家) 山田流山木派家元・六代山木千賀の長女として生まれる。東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程山田流箏曲専攻修了。1996年安宅賞受賞、2004年賢順記念全国箏曲コンクール銀賞受賞。文化庁芸術祭参加公演等、11回のリサイタルを開催。邦楽の友社よりCD『こと・ナナ』『七代山木千賀襲名記念CD』をリリース。2018年11月に七代山木千賀を襲名し、家元を継承した。 お気に入り カートに入れる あなたへのおすすめ講座 日本の「おもてなし」と「しきたり」を味わう(冬) 陰陽五行で解き明かす「日本文化と年中行事」古き良き「日本のしきたり」を知る。 中国より渡来した「陰陽五行思想」は、日本文化と風習を... 食とアートの歴史と課題を読み解く 世界的に注目されているアートと食の関係。食が美術史のなかでどのように振舞ってきたのかを探りながら、アートと社会の関係性を探ります。4回に... 伏見の歴史と酒造り 地域の歴史とものづくりを学ぶ 京都市南部の伏見は、その地勢から中世までは巨椋池に接する景勝の地として知られ、桃山時代には秀吉などの... 令和の東京に見る江戸の名残 -水辺の面影- 【ライブ配信】 徳川家康が入府した頃、江戸城は天然の堀に囲まれた水辺の城でしたが、同時に水害をもたらす厄介な場所でもありました。そんな水辺を、4代にわた... 関連講座 伝統芸能を支える技・技・技(2026年) 日本のさまざまな技が結集して支えている伝統芸能の現状と今日的な課題について知る。 「伝統芸能」というと日常生活との間に距離があるよ... やきもの鑑賞入門 -中国宋代を中心に- 中国陶磁史を概観しながら、東洋陶磁の基礎的な装飾技術とその発展について学びび、多様な陶磁器鑑賞の方法について知る。 とくに日本文化に大... 日本文化と国際交流(遠隔+対面) 「日本文化を英語で紹介する方法」を身につける 日本文化を海外に紹介する方法を学びます。日本文化の国際交流の歴史、日系人・外国人によ... 日本の「おもてなし」と「しきたり」を味わう(冬) 陰陽五行で解き明かす「日本文化と年中行事」古き良き「日本のしきたり」を知る。 中国より渡来した「陰陽五行思想」は、日本文化と風習を... 最近見た講座 「電動ロクロ」中級/袋物を挽く 「電動ロクロの水挽き技法で徳利、一輪挿しなど袋物を作る技術」を身につける 電動ロクロで器を作るとき碗や鉢など口が開いた形より徳利、... ネオ民藝の旅@南砺・富山[蒐集篇]【ネオ民藝II-4】 南砺・富山で眼を開く 初日は「民藝の心が生きるまち」南砺市を訪ねます。戦中、戦後の6年8ヶ月、南砺市(旧福光町)に疎開していた板画...
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